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GII 第69回 日経新春杯

ついに年明け最初のGIIがやってきましたね。
早くも有馬記念で好走をみせたステラヴェローチェが中2週であまり見ないローテーションにて参戦。あとは休養が長引いたヨーホーレイク、ダービー以来の実戦。共に戦ってきた明け四歳馬がここで再び火花を散らせる面白い一戦になりそうですね。

明け四歳馬強いが…

過去10年の年齢別をみると以下のように四歳馬がダントツ馬券圏内にきていて7歳、8歳馬には厳しいデータとなっています。

4歳【7.3.0.20】勝率23.3% 連対率33.3% 複勝率33.3%
5歳【2.4.5.25】勝率5.6% 連対率16.7% 複勝率30.6%
6歳【1.3.5.29】勝率2.6% 連対率10.5% 複勝率23.7%
7歳【0.0.0.24】勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
8歳【0.0.0.11】勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%

ただ、これをみて4歳軸と鵜呑みにするのはまだはやいと思いました。内容をみると軽ハンデや、過去に重賞を勝つほどの実績がある馬が勝っていましたし、昨年は四歳馬が3頭(一番人気含む)も出走するもすべて着外に沈んでいます。実績面ではクリアするもヨーホーレイク(長期休明)、ステラヴェローチェ(中2週強行軍)共にローテーションは不安に思います。ならば他から軸を選びたいところです。


評価 混戦ヒモ穴注意

本命 
◎ ⑧フライライクバード 55 武 豊
中京コースでは2-1-1-0で馬券圏内を、内2200mでは2-1-0-0と連対を外さない中京の鬼!前走は東京コース2500mで少し長めの条件、昇級初戦、Sペースヨーイドンというこの馬にとって分が悪いことだらけの内容で3着を確保し成長をみせた濃い内容でした。調教でも攻めがけするタイプといえどしっかり動き併せた同厩舎ヨーホーレイクに先着を果たす内容。この馬は休み明けなど間隔を空けたほうが走るタイプで今回は前走時以上に開けた中9週で好感。そこまで速い脚を持っていない方なので理想は中団好位につけて直線入り口から長く脚を使う競馬を見たいです。冷静に経済コースを選んで走らせられる豊さんなら心強いですし、友道厩舎×武豊騎手の馬券圏内率は約6割とそこそこ良いんです。まさに高確率。。
展開も有力馬が後方目の位置取りと状態面の不安から一歩差し届かずの可能性があると考えます。万全の状態で望むこちらが中団好位でレースをすれば勝利は目前です。さすがの今回は人気しますが馬券圏内を考えればここから狙う他ありません、自信の本命馬とします!


対抗
◯ ②クラヴェル 54 横山典
典さんが惚れた馬、ハンデ戦でも減量を頑張って乗りたがるほど走ると見込んでいるのがこの馬。前走も展開の利があったが56㎏を背負いながらも安定して走れているのは好感。中京は一度2000mを走るも4着、このときはポケットからゲートへ向かう途中で馬が気負いエキサイティングしてしまったようで今回は2200mでスタート地点まで近くなるのはその心配が軽減されるのでいい、なので愛知杯をパスしてまで牡馬混合のこっちを選択したと陣営談。
血統面でも父エピファネイアの中京2200mは(6-2-2-12)と複勝率45.5%(先週まで)と好成績。芝のコース別成績では中京の数字(勝率、連対率、複勝率)が最も高い。母父にキンカメとキングマンボ系も併せ持つのも好感でインは買い材料で外せない存在です。


単穴
▲ 
⑩ヨーホーレイク 55 川田
目の外傷があり予定していた神戸新聞杯をパスし放牧、7ヶ月の休養明け。さすがに調教では本数を乗っているようですが少し万全ではないと陣営談。確かに併せた同厩舎のフライライクバードにも遅れをとり、休み明けの分まだ未完成といった感は否めない。直線で最後の脚が鈍る可能性も考えられる。一勝クラスや皐月賞の内容からもこの馬はタフな馬場が向く印象で中京コースもきさらぎ賞の内容から問題なく、むしろ長く脚を使うこの馬にとってこのコースは絶好の舞台。同じ明け4歳のステラヴェローチェが57と斤量差2㎏恩恵があるのは非常にでかく、中京得意の鞍上川田騎手が手綱をとるのも好感でどこまでやれるか。あとは当日のパドック気配が気になります。

☆ ③マイネルウィルトス 56 川須
この馬は持久力が求められる競馬が得意。前走は距離不足+不得意な右周りと阪神コース。2走前のアルゼンチン共和国杯の走りからもこの馬はサウスポーだとみています。この馬の左回り成績は(1-2-1-2)、この内中京コースは(0-1-1-2)、この着外2回の内容が(1600m5着)と(2000m4着)で決して悲観する内容ではない。今回200mの距離延長も多少なりともプラスに働くはず、斤量見込まれた感もここでやれてもいいのではないでしょうか。

一撃★ ⑯トラストケンシン 53 池添
前走の中日新聞杯は内をロスなく運ぶも3位34.6の脚で後方より追い上げ6着、このときの中京は明らかな前残りのいったもん勝ち状態。この馬に先着した5頭はすべてこの馬よりも前に位置し、追い込んだ中では最先着を果たした評価できる内容。序盤位置を取れないことが難儀も近6走すべてあがり3位以内を使っており、この馬も実績から見るにサウスポーで勝利連対ともすべて左回りであげています。
血統面でも中京芝2200mのハーツクライ産駒は(勝率8%.連対率24%.複勝率32%)で回収率は(単勝100%.複勝123%)と相性がいい。
以前より差しが効くようになってきた今、複穴でいれておいて損はないです。


△ ④ステラヴェローチェ 57 Mデムーロ
有馬記念4着馬がまさかの参戦。この馬は有馬記念でもお釣りが残っていないのではと評価を下げた馬でそのまま中2週で使ってくるとは…といった感じです。
非常にタフな神戸新聞杯を勝利し、適正距離が長い菊花賞では勝ちに動く競馬、有馬記念でも激戦。こんな長距離ばかり全力で使ってきて中2週のトップハンデ57㎏でおまけに一番人気とはやりすぎではないでしょうか…。
確かに強いのは認めますが他の有力馬と2~3㎏も斤量差があり、尚且つローテーションも他馬が有利となるとこれは嫌ってかかるべき一戦なので軽視します。

△…ヤシャマル、ダノンマジェスティ、モズナガレボシ


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