甘くはなかった前半戦
借金11でターン
2021.2022と連覇して意気揚々と3連覇に挑んだ我がスワローズですが、83試合終了時点で順位は5位、借金11という状況になりました。
開幕5連勝からスタートしたと思うと非常に厳しい前半戦になったと言わざるを得ません。特に7連敗→12連敗→6連敗と片手を超える連敗を3回もしてしまったあたりは痛恨でした。
今年に関しては投手も野手も連覇の疲労やWBCの影響が非常に大きくコンディションそのものが戦えるレベルになってないことが目立ち、人員不足という言葉がそのまま当てはまるような前半になってしまったと思います。
プロ野球は無事是名馬、怪我をせずに試合に出られる人が最も素晴らしいと言われるようにこれだけ怪我人が出ては安定して戦えないのはむべなるかなと思います。厳しいことを言いますが、ケガというのは序列が自ら最下位になることを意味します。試合に使えないんだから。塩見泰隆や山田哲人は過去の実績がありますから例外ですが、その他の選手はもう少しコンディション面やトレーニング面も含めて考えて欲しいなと思う部分はあります。特に僕がリハビリ職なので尚更かもしれません。後半にはみんなで勝ちに行けたらいいなと願ってます。
WBCダメージ
毎回WBCの開催時期が問題になりますが、例年キャンプで仕上がっていない時期の人間が国の威信をかけて尋常じゃない緊張感で野球をやるWBCには多かれ少なかれダメージが絶対あります。
今年は優勝してくれて大谷翔平との歓喜の大団円で終わりました、素晴らしい夢のような時間でしたがあんなアドレナリンダラダラの試合の後にペナントで燃えろと言われてもそれは無理だと理解します。それに、過去からWBCに合わせると不調やケガが常にセットで付いてくるのが事実です。
スワローズだけで考えても、宮本慎也、青木宣親、山田哲人、石井弘寿、今年の村上宗隆。みんなWBCに出た年には軒並み成績を落としました。石井弘寿は投手生命が終わったと言って過言ではありません。それだけの負担と緊張が襲いくる。それがWBCです。
僕は高津監督は国際試合に積極的に参加させる方針なのでそれに異議はありません。が、春先には必ず反動はあることを覚悟しなければいけない。それがWBCだと思います。ソフトバンクの柳田や先発転向の西武ライオンズ平良がWBC辞退して今年好成績を挙げているのはWBCに合わせなかった分、マイペースで上手く仕上げられた部分はあると推測します。
今年は山田哲人、村上宗隆、高橋奎二、中村悠平と参加しましたし、塩見泰隆も候補でかなり早目に仕上げていました。その反動がかなり痛手だったと感じています、昨年最後まで野球したのに、今年は例年より早く仕上げるとなると休息が足りなくなります、アスリートの休息というのは僕のように1日グータラと寝て過ごすことはほぼありません、そうすると逆に身体がおかしくなるので低負荷な運動が必須になります。
なので、疲労も一気に抜けるというよりはじわーっと抜いていくイメージになるので、オフが短くなると抜き切れる前にもう自主トレスタートになってしまうと、身体への負担も相当なものだと容易に想像が付きます。その結果、故障や体調不良、調整不足で中々ヤクルトでは彼らの成績が上がらなかった。これがスワローズにとっては痛恨だった、計算が1番狂った要因になると思います。
夏場からのリスタート
怪我人と主力の反動で力が出せなかったスワローズですが、ここからはやっと少しずつメンバーも揃ってくるでしょう。村上宗隆や中村悠平もかなり調子を取り戻してきました。ピッチャーの方が少しやりくりが大変でしょうが、夏場はどのチームも全体的に打高投低気味になるのが例年です。どこも同じなので内野ゴロでも犠牲フライでもいいので1点を取りにいくことが今まで以上に大切になる時期です。
そして9月にはホームゲームがたくさん組まれています。7-8月の暑さを耐えて今の勢いを持続できたら、9月の神宮での勝敗如何でまだまだ優勝や特にCSは充分に狙えます。
夏場からの再スタート、せっかくの燕プロの3タテを活かして、まずはいきなりのタイガース→カープ→ベイスターズとの連戦。ここをしっかりと戦い切ってほしい。まだまだ連覇しても秋にはみんなで笑い合いたい、そう僕は願って後半戦までの4日間。
先延ばしにしていたどうでもいい仕事と、夏場でもいいと言われている大したことない雑務をさっさと終わらせようと思います。←