ダッシュボードツールによる魔法遣い【ダッシュボードツール10個厳選】
ダッシュボードツールとは
ダッシュボードは英語の「dashboard」から由来し、元々は自動車の運転席とエンジン室の間の仕切り板であり、運転するために必要な情報を指し示す部分です。
ビジネスにおけるダッシュボードは「business intelligence dashboard(BI dashboard)」の略称です。経営で蓄積したデータをロジック的に関連づけ、データにおける相関性を表やグラフなどの形で可視化する画面です。
ダッシュボードツールとは、文字通り、その画面を作成するツールです。車のと同じく、会社経営全般の状況を一目瞭然にし、より効果的な意思決定を行うために方向づけます。
出所:Klipfolio
ダッシュボードツールが持つ3つの魔法
ダッシュボードツールは企業の頭脳であると言っても過言ではありません。魔法遣いのダッシュボードツールがもたらすメリットをここに書ききれませんので、最大の3つを述べます。
1. 可視化により、データ間のシナジーを最大化
企業は経営活動を経て膨大なデータを蓄積します。しかし、データは元々ただの数字の羅列であり、なんの意味もありません。
ダッシュボードツールを使うことによって、データ間における関係性を可視化し、シナジーを生み出し、これまでに気が付かなかった問題を顕著化させ、データを価値がある情報になさせます。
2. スピーディかつ正しい意思決定
ダッシュボードツールは多次元データ分析機能を持ち、最善な選択肢を自動的な選べられ、人為的なミスを避け、効率的な意思決定ができます。
平均値、総数など表面的な数値を統計するだけではなく、散在されたデータを多角的・論理的に比較分析し、将来的な効果をシミュレーションすることによって、会社の計画立案にサポートします。
3.リアルタイムに情報更新
ダッシュボードツールでは、得られたデータをリアルタムに更新し、集計された最前線の情報に基づいた経営が可能となれます。
それにより、例えばKPIを随時的に追跡することが容易となり、ダッシュボードツールに経営目標の達成に助力します。
出所:FineReport
ダッシュボードツール厳選10個
昨今データ・ドリブンを課題とする会社が増えつつである背景に、ダッシュボードツールも玉石混交となり、会社のニーズや経営戦略に合わせながらダッシュボードツールを選択するのがとても重要です。
以下はダッシュボードツールの10つを厳選し、特徴、実績、価格から紹介します。
1. FineReport
FineReportはカスタマイズ性の高い経営ダッシュボードを設計できるダッシュボードツールとして知られます。様々なデータソースに接続し、ExcelライクのUIでレポートやダッシュボードを作成可能です。デバイスやブラウザを問わず、設計したダッシュボードは様々なデバイスに最適な表示を行います。売上、財務、人事など多岐にわたるダッシュボードのテンプレートが豊富で、70種類以上のチャートと地図により、データの可視化効果を充実させます。
【導入実績】
11,000社
【価格】
トライアル版:あり
製品版:機能、ユーザ数、サービス、カスタム開発要請などによって料金するので、問い合わせが必要です。
【公式サイト】
https://www.finereport.com/jp/
2. Tableau
Tableauは洗練されたUIを持つダッシュボードツールです。それに、ストーリーポイント機能があります。複数のダッシュボードが必要な場合、別々のビジュアライゼーションをストーリーポイントでつなげることで、データの持つストーリーをビジュアルで語ります。
【導入実績】
65,000社
【価格】
全て年額です。
Tableau Viewer: 18,000円/ユーザ
Tableau Explorer: 51,000円/ユーザ
Tableau Creator: 102,000円/ユーザ
【公式サイト】
https://www.tableau.com/ja-jp
3. Power BI
使いなれたMicrosoft Officeのように使用できるダッシュボードツールです。どんなデータにも接続でき、誰でも利用でき、どんなデータでも対応可能なので、欲しいデータをすぐに取得できます。ビジュアルレポートの作成は強みであり、企業に蓄積されているデータを対話型に可視化にさせます。
【導入実績】
非公開
【価格】
Power BI Desktop:無料
Power BI Pro:1,070円/ユーザあたりの月額
Power BI Premium:535,700円/年間サブスクリプション付きの専用クラウド コンピューティングとストレージ リソースあたりの月額料金
【公式サイト】
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/
4. Oracle BIEE
データベース業界のトップを誇るOracle社のBIツールです。ダッシュボードの操作が簡単であり、データを取り込み、可視化し、分析するまで10クリック程度で完了できます。様々なデータに、コーディングせずにワンクリックで連携させられます。また、セルフラーニングの内容も充実しています。
【導入実績】
非公開
【価格】
要問い合わせ
【公式サイト】
https://www.oracle.com/jp/middleware/technologies/bi-enterprise-edition.html
5. QlickSense
スタック技術に依存せずに高度な対話型ダッシュボードを作成できるツールです。柔軟なダッシュボード開発を可能とするためのボタン、スライダー、日付ピッカーなどの部品が提供されています。また、セルフサービスビジュアライゼーション環境が提供され、構築済みのアナリティクスアプリケーションを一元的に展開可能です。
【導入実績】
50,000社
【価格】
年間での請求が必要。
Qlik Sense Business:3220/ユーザあたりの月額
Qlik Sense Enterprise SaaS:7510/ユーザあたりの月額
【公式サイト】
https://www.qlik.com/ja-jp/
6. Data Knowledge
国産のBIとして愛用され、経営実態が蓄積されている社内サーバーのデータから、簡単にレポートやダッシュボードを作成することができます。社内で作成された各種の分析ノウハウを公開・共有する「ナレッジ機能」が特徴です、ナレッジ・ノウハウの評価・共有により、全社のデータリテラシーの向上や、業務の効率化につながります。
【導入実績】
非公開
【価格】
トライアル版:30日間
基本セット:500,000/1サーバー
標準追加ユーザーライセンス(1ユーザーあたりの単価):
標準:12,000
閲覧・実行限定:8,400
閲覧限定:6,000
【公式サイト】
https://www.dataknowledge.jp
7. Google Data Studio
Google系のデータとの連携がしやすいダッシュボードツールです。Googleスプレッドシート、Googleアナリティクス、Google BigQuery、Google Cloud SQLなど簡単に連携でき、MySQLのデータやAdwords、Youtubeチャンネルのデータを利用することも可能です。
複数のデータソースを組み合わせて、ひとつのダッシュボードを作ることもできるので、多面的な分析レポートが作成できます。
【導入実績】
非公開
【価格】
無料版:あり
有料版:Googleデータスタジオ360、料金は問い合わせが必要です。
【公式サイト】
https://marketingplatform.google.com/about/data-studio/benefits/
8. GoodData
1つのBIダッシュボードを使うだけで、自社向けと顧客向けの2通りの活用が可能となります。生成したグラフレポートや情報ダッシュボードはそのまま外部の顧客向けに付加価値サービスとして展開できます。また、事前設計されたテンプレートを使うことで、短期間で導入できます。
【導入実績】
70,000社
【価格】
無料トライアル:あり
標準パック:40,000円~/月
まるごとパック:100,000円~/月
【公式サイト】
https://www.gooddata.com
9. Lakeel BI
各種システムやExcelなどのあらゆるデータと自動連携し、システムを跨ぐダッシュボードツールです。売上高分析、人事分析など計26テーマの豊富なテンプレートがあり、データを連動させ、多様な分析を実現できます。
【導入実績】
非公開
【価格】
無料トライアル:あり
有料版:問い合わせが必要
【公式サイト】
https://bi.lakeel.com
10. DOMO
エグゼクティブレベルのダッシュボードツールです。複数のツールに存在するデータを1箇所に集約できるのが魅力です。また、ストーリー機能があり、ダッシュボードツールでカード、テキスト、画像を組み合わせ、説得力のあるストーリーを作成できます。
【導入実績】
1,000社
【価格】
トライアル版:30日間
有料版:要問い合わせ
【公式サイト】
https://www.domo.com/jp
まとめ
会社の規模、経営戦略に合うダッシュボードツールをうまく利用していけば、データ間のシナジー効果を最大化にし、より迅速かつ正しい意思決定ができ、業務効率が大幅に向上させます。
ぜひ本記事の紹介したツールを御社のニーズを考えながら導入し、データ・ドリブンを成功させましょう。
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