腹括るしかねえんだよ...
(審査員が口の中でアメを舐めながら面接してる!
東京ってヤベ〜!)
26歳くらいの時、とあるグラフィックアートのコンペで2次審査まで進んだことがある。これは、その時の有名なアーティストとの面談の感想である。
このひとイカれてる、と思った。けど、そのくらいじゃないといけないよな、とも思う。
当時は、やっとここまできた!ついに自分の番がきた!
と大いに調子に乗ったことを覚えている。やっと認めてもらえた!と。
まだ何も成し遂げていないのに。「舞い上がる」とは、まさにこのこと。
しかし、次の最終審査への壁が分厚かった。
残念ながら、2次で敗退。
悔しかったけれど、足りなかったんだろうなと思う。
調子に乗ったことが、恥ずかしい。
調子に乗るとロクなことはない。
けれど、自信がないことは、もっとよくない。
幸運とは準備と機会が出会った時に生まれる(セネカ)
機会をもらったけれど、準備(もしくは戦略)が足りなかったのだ。
表現を続けることに関して
「腹括るしかねえんだよ!」と酔っ払っていた大先輩アーティストが居酒屋で言った言葉。
たくさんの人と話してきた。話を聞いてきた。
その、たった一言が財産になっていると実感する。