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Film Analysis 映像分析入門 勉強会ノート

概要

序章

映画における意味

ショットごとの分析

映画を書く:アクティブ・ビューイングの技法

映画のおける意味

・セットを作り、俳優に演技を指示し、カメラの位置、編集。。。
映画製作者は単に物語を語っているのではなく「意味」を作っている。

映画の意味、これはまさにこの研究会でも議論されていたこと。

意図的な意味づけ
・わかいやすいものもあればわかりにくいものもある。
パルプフィクションのレストラン名、バイク名の「宗教的救済」
シャイニングの少女の赤いコートー>赤ずきんちゃんー>敵ジャックニコルソンは獣

無意識の意味づけ
・自分の文化的背景による無意識。文化は思考法や信仰を形成する
ヒチコック「鳥」自立的的な女性が危機を招くー>保守的カトリックでは性的に自立した女性は罰せられる
コメントからヒチコックに意図がなかったことは明らか。しかし無意識のなかに自身の価値観が入り込んだ

完全に意図的でもなく無意識でもない
・ロードオブザリングのアラゴンの衣装と壁の先祖の絵ー>王の自覚orテーマ美的観点からか
・アメリ 全編赤と緑がテーマカラー、そこに青が配置される。アート的バランス
・アバター 鉱山会社と土着の種族 環境保護のおける米国の保守派とリベラルの対立

映画は歴史的、政治的、文化的、心理的、社会的、経済的な意味を含んでいる
それをさまざな方法で表現する
意味は基本的に二つの形で現れる
一つは意図された意味
「フィクサー」 腐敗した社会で選択を迫られ道徳的な勇気をもつことがテーマ
主人公が名もなき人(匿名性、大勢順応性)な状態では「小さく」描かれる

本書では第1部では製作者の意図した意味づけ、第2部では、政治、経済、歴史、ジェンダー「文脈の次元」

意図的な意味づけ
映画製作における手続き、技巧、装置はストーリーを形成し、意味を作り出す
「なぜこの映像なのか」、「なぜこの装置、技巧なのか」を問う ー>意味の次元やレベルがわかってくる

映画製作者は技巧(テクニック)を使って意味を作り出す
映画分析では意味を明らかにするために技巧を研究する

ある技巧が多様な意味をもたらす
古典的なギリシャの円柱
 「フィラデルフィア物語」では富の象徴、上流社会
 「12人の怒れる男」では法の支配
意味が多重的なことにも注意
 単純な映画でも多数の意味が可能

映画を分析すること
 自分自身の解釈に自身を持つこと
 製作者側はあたなにそう思わせるため技巧を駆使してる
 観客が作り手の意図にそって感じたり考えたりするように作ってある
 自分の洞察を信じる。おそらくそれは作り手の意図に沿っているだろう
 一方で映画の意味には多重性があることを忘れないこと
 映画のテーマが経済であってもジェンダーアイデンティティの問題を読み取ることはできる

ショットごとの分析
 ショットの分析と映画について書く、ということ
1.構図
2. シネマトグラフィー
【完全保存版】シネマトグラフィー照明設計 はじめの5ステップ |海外のシネマトグラファーから学んだライティングの撮影の思考方法 #045
ドリーとかクレーンとかPOVとか
3.編集
フェードイン、フェードアウト
4. アートディレクション
CG、照明、
5. 語り
物語世界、視点(アバターではずっとサム・ワーシントン)
6. スタイル
人物配置 カメラの位置、社会的の関係性(権力) 
軍隊では上司、実社会では反対
中心で大きく描く->道徳心の高さ
Fig.21
横に一線で平等さを表す、狭い空間ー>不安、(同時に関係性の深さ)
Fig.22 帰ってきた社会の大きさとと主人公たちの小ささ、不安定さ
Fig23 カメラが車内->以前いた共同体への未練
Fig24 家の側(社会)からどう受け入れてくれるかの不ファン
Fig26 タクシー(いままでいた共同体、軍)からの視点 ー>この映画のテーマ

・階級が違う人間が社会で調和するうことができる、がこの映画のテーマ
・復員兵への社会からの支援の不足

映画を書く:アクティブビューイングの技法
。。。

第一部 技巧と意味

第一章 構図


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