【新卒エンジニア】外資ITの書類選考を突破する英文履歴書作成の技術 + 3社中3社通過した履歴書公開
外資内資を問わず、企業に応募する際には履歴書が必要ですよね。外資系企業やそれに準する会社の場合、履歴書を英語で書かないといけません。そして、履歴書のフォーマットやお作法が日本の履歴書と異なり、我々日本で生きてきた人間からすると落とし穴がいくつかあります(中には一発アウトのものも)。
(※ 本記事は有料ですがほぼ最後まで無料で読めます。)
履歴書のお作法が守れていないせいで、書類選考が通らなかったら悲しいですよね。再度応募できるまでに、半年から1年待たないといけない場合もありますし、時間がもったいなさすぎます。
僕は新卒のときに、外資系企業3社に応募をしました。書類選考については、3社中3社の選考を通過することができています。
というわけで、新卒で外資系企業に応募をする方(主にエンジニア)に対して、英文履歴書(Resume)の書き方を、僕の事例を参考にしてお伝えできればと思います。
有料の設定にしていますが、ほぼ最後まで無料で読めるので安心してください。
有料部分では、実際に僕が利用したレジュメを個人情報を隠した上で添付しています。実際にどういうレジュメを出せば、書類選考に通るのか、イマイチ感覚が掴めていない方にとっては有益なのではないかなと。
(※ 久々に昔のレジュメを見返したら、まあひどすぎたので、本当に見られたくないです。ただ、必要な人には役に立つ内容だと思うので、仕方なく公開します笑)
僕のレジュメを見ればわかりますが、スーパーマンではないです(未踏人材でもないし、トップカンファレンスに論文を通したわけでもない)。ただ、そんな人間でも、Googleなどの書類選考には通ることができるということをお伝えしたいです。
レジュメの作成に時間をかけても何もいいことはないです。正解の型を知り、サクッとレジュメを仕上げて、本当に大事な面接対策に時間を使いましょう。
本記事は以下のような方が対象です。
では書いていきます!
英文履歴書を書く上でのTips
主語(I)は入れない
英文履歴書を書く際には、主語(I)を使用しないようにしましょう。
英語での日記などでもよく見られますが、主語が省略されることがたまにあり、履歴書などもその一例です。英語の返事でも、"Will do" なんてありますよね。
代わりに、動詞の過去形で文を始めることが一般的です。例えば、"Worked on a distributed application" (分散アプリケーションの開発に従事)みたいな。
性別、年齢、顔写真、などの情報は入れない
日本人、日本企業のカルチャーに馴染んだ人たちにとって、一番のトラップとなるのがこの項目のはず。いわゆる伝統的な日本の履歴書と極めて異なります。
米国などでは、性別、年齢、顔写真などの業務に関係がない項目で人を採用することが違法となっています。このような情報を応募書類に含めた時点で、自動的に落選してしまう可能性があります。気をつけてください!
日本法人においても、おそらく「顔写真などは載せない」というルールに則っているはずです(顔写真を載せたレジュメを送ってABテストを行ったわけではないので、断言はできませんが)
参考: Should You Include a Photo on Your Resume?
誤字脱字に注意
キホンのキですが、誤字脱字はやめましょう。今なら、ChatGPTなどありますし、英語表現をこなれたものにしたり、誤字脱字をチェックすることは容易なはずです。このあたりのテクノロジーの活用方法については後述します。
書類選考をする側の立場になってみる
ここで、一旦書類選考をする側の立場になって物事を見てみましょう。こうすることで、履歴書を作成する上での本質が見えてくるはずです。
何百通以上の書類がくる
新卒に関しては、選考の期間が決まっているわけで、何百人単位で応募が殺到するはず。待遇はよく、ホワイトな環境で、レベルの高い同僚がいるので、応募が大量に来るのもうなづけます。
履歴書に隅から隅まで目を通していられない
何百通という履歴書が来ます。書類選考に落ちたい人はいないので、応募する人はある程度の情報量を込めた履歴書を送ってくるはずです。
となると、それをレビューする側も、隅から隅まで目を通していたらかなりの時間がかかってしまいます。一つの履歴書にそんなに時間はかけられないので、ざっと見(目grep)だったり、履歴書からテキストを抜き取って、それを検索したり、などという仕組みを利用しているはずです。
(※ 僕は外資系企業にて書類選考を行ったことはないので、あくまでも推測ですが、採用側の立場で考えるとこのような仕組みになっているはずです)
現役のエンジニアが書類選考をするわけではない
エンジニアが書類選考をするとコストが馬鹿にならないので、リクルーターや人事が書類選考をすることになっているはずです。
彼ら彼女らはエンジニアほど技術に精通しているわけではないです。とはいっても、基本的なプログラミング言語の名前だったりは頭に入っているかとは思いますが。
英文履歴書の作り方
利用サイト
僕はzetyというサイトを使っていました。月額23.70ドルで、トライアル開始で初めの2週間は2.7ドルにて現在は利用可能みたいです。
zetyで履歴書を作成してダウンロードするには、有料会員にならないといけません。僕はこんなことで悩むのが面倒だったので、1ヶ月だけ課金して、レジュメを作った後即座に退会しました。新卒の選考の応募時期が僕の場合2回にわかれていたので、2回目のときは再度zetyに課金してレジュメを更新しました。
無料でレジュメを作れるサイトもありますし、レジュメっぽいものが作れるならやり方は何でも良いかなと。ただ、作り方に悩むぐらいならその時間は無駄以外の何ものでもないので、さっさと課金して、悩みから開放されることをおすすめします。
ちなみに、僕がzetyにて利用したテンプレートは以下になります。こういう見た目のレジュメが作れたら、それでOKです。本記事の有料部分にて、実際に僕が新卒の選考時に使ったレジュメを紹介しているので、興味があればそちらもご覧ください。新卒時は外資の書類選考で落ちたことはないので、参考になる人にはなるかと思います。
英文履歴書のおすすめ添削方法
英文履歴書ができたら、ぜひネイティブチェックを受けることをおすすめします。文法ミスやスペルミスのせいで書類選考に落ちたらシャレにならないですよね。
ちなみに、僕は面倒でこのステップをスキップしました。まあ大丈夫だろう、という根拠のない自信からです。もちろん、自分の目で何度も英文を見直しはしましたが。
ネイティブチェック
知り合いにテック企業で働いている英語ネイティブの人がいたら、お願いしてみてはいかがでしょう?
言うまでもないですが、自分が目指す職業(ex エンジニア)に近いキャリアの人に相談するほうがより良いです。
ChatGPT, GPTなどを利用して英文を添削
この記事を読んでいる皆さん、おめでとうございます。ChatGPTがある現在、履歴書が文法ミスやスペルミスなどの要因で落ちることは限りなくゼロに近づいたと言えるでしょう。ぜひ現代のテクノロジーを使い倒してください。
LinkedInで実際に使われている英語表現を調べる
以下のステップにてリサーチを行うと、書類選考の通過の確率を限りなく上げることができます。
LinkedInで、自分の応募する会社や関連している会社(FAANGなど)に在籍している人を調べる(自分と同じ職種にすること)
①で調べた人の中から、LinkedInのステータス、過去の経歴をちゃんと更新している人を選ぶ
過去の職歴について、どのような表現を用いているかパクる
「プロダクトマネジャーの採用面接を突破する――テクノロジー業界でプロダクトマネジャー職に就くには」 の英語版を読む
英文履歴書の模範解答、ほしくないですか?
「プロダクトマネジャーの採用面接を突破する――テクノロジー業界でプロダクトマネジャー職に就くには」という本には、履歴書をステップ・バイ・ステップにて作成する章が設けられています。職種がPdMになってしまいますが、根本的な考え方はエンジニアなどの職種にも応用可能ですし、何より英語で書かれているので、”生”の”正解”の英語が学べます(履歴書に書く英語は、普通の英語とはちょっと違います)。
この本を読めば、自信をもってレジュメが作れるはずです。
僕はこの本を就活が終わった後に読んだので、本の内容を活用する機会がありませんでした。
外資系企業の新卒エンジニアの書類選考を通った僕のレジュメを公開
はい、というわけでここまで記事をお読みいただいた方で、なおかつ、僕のレジュメを見たいという酔狂な方にご案内です。レジュメは有料部分に添付してます。一部個人情報秘匿のために変更していますが、基本は僕が新卒のときに外資ITの書類選考を通過したレジュメそのままです。
今見返してみると、表現が稚拙すぎますし、内容がぼんやりしすぎていて、まーひどいです。え、こんな履歴書で選考通ったの?というレベルなので、本当に見られたくないです笑
もし需要があれば、このレジュメをもとにChatGPTなどを用いて改善していく過程をコンテンツとして盛り込もうと考えてます。
実際に就活のときに書類選考で提出した俺のレジュメ
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