卒業制作 『NO DOUBT』
立体 W2500×H2500×D800mm
発泡スチロール、水性パテ、水性液状パテ、
水性塗料、ニス、角材
京都芸術大学 情報デザイン学科
ビジュアルコミュニケーションデザインコース
グラフィック領域の澤山圭佑です。
(2023.03.17 卒業いたしました🎓 最終更新2023年3月20日)
この度は私の卒業制作をご覧いただき、
誠にありがとうございます!
🍩🍩🍩
2023年3月現在📍京都市中京区にある「awabar kyoto」さんで4月末頃まで展示させていただいております!
この機会にぜひご覧下さい!触れて撮影可能です🙆♂️
🍩🍩🍩
※awabar kyotoは2023年7月をもって閉店いたしました。
作品は一時保管させていただいておりますが、
新たなご縁を探すために延滞させていただいております…
ご興味ある方是非ともご連絡ください!
下記に詳しい作品の解説を載せておりますので、
ぜひご一読いただければ幸いです。
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CONCEPT
私は、日常と非日常が交錯する体験を伴う、
巨大ドーナツのオブジェを制作しました。
人は、モノに対して持っている従来のイメージや
見た目などから勝手な定義を設けて
情報を断定することがある。
「これは穴が空いているからドーナツだと言える。」
「ドーナツとは人の手のひらサイズのモノである。」
こうした判断条件が崩されたとき、
それはドーナツであると断定できるだろうか。
タイトルの「DOUBT」というつづりを見て
そのビジュアルから連想して「DONUT」と
読んでしまった人もいるのではないだろうか。
現代社会では、
AIやVRが台頭することによって、
「ありえない世界」が「あり得るかもしれない世界」
として次第に実現性を高めている。
何をもってして正しい情報だといえるのか、
今一度自分の目で見て、触れて確かめて、
情報をきちんと精査して受け入れなくてはならない。
この作品は言わば、アナログ表現によって
作られた「ありえない世界」であり、
アナログへの回帰を通じて、目の前に実現する、
この「何か」を疑いをもって判断してもらいたい。
デジタル社会が普及し、
仮想の世界が蔓延る今日だからこそ、
実際に目の前に現れた情報に対して、
当たり前だと思っていたこと全てに
一度「疑い」を持って判断する見方を
再認識してもらいたい。
このドーナツの穴は、
仮想と現実、日常と非日常をつなぐ、
ある種のゲートのような役割であると考え、
そうして世界が交錯する体験を通して、
「疑うこと」を提示した作品である。
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SAWAYAMA Keisuke
Department of Information Design
Visual Communication Design Course
Graphics / Hiro Sugiyama Semi
KYOTO UNIVERSITY OF THE ARTS
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