2021/10/24 リサイタル・プログラム
ピアノ弾き語りラッパーの、センチメンタル岡田です!
来る10/24(日)に、阿佐ヶ谷よるのひるねにて、限定10名の"ピアノ弾き語りラップ"リサイタルを行います。(ツイキャス配信もあります)
ピアノ弾き語りラップって何?という方は、こちらの記事を参照していただけたら幸いです。
今回の開催にあたり、クラシックのコンサートではよくありますが、カジュアルな形のライブではあまり見かけない、プログラム(その日の演奏予定の曲目と、その解説が書かれた小冊子)を作って、実演前からネット上にて共有してみる、という試みを思いついたので実行してみようと思います。
ライブにお越しになれない方にも、各曲の制作過程や裏話など、読みものとしてお楽しみいただけましたら幸いです。
今回は、16時開演で、1部25分、休憩10分をはさみ、2部25分、17時終演、
合計1時間の2部構成で考えてみました。
1部、2部ともに5曲ずつで、合計10曲の予定です。
それぞれの曲にはテーマがあり、それに沿って解説をしていきます。
それでは、いってみましょう!
第1部(16:00-16:25)
嫁のおまけ
テーマ:妻
今や自ら"代表曲"とうたっている、"嫁に尻に敷かれていることを腐しているふりをして、実は家族自慢をしている"という、ある種のしたたかさを秘めた私小説的楽曲。
個人的な意見をいえば、ラッパーとは大同小異の私小説書きである。ケンドリック・ラマーの偉大さは、その概念を拡張させたことにもある。
30party(サーティ・パーティ)
テーマ:年齢
ライブの"盛り上がる曲要員"として不可欠な曲。
冒頭のかけ声「30代イズ、ニュー10代」は、大好きな映画『40歳の童貞男』の「40代は新しい20代だ」というセリフをオマージュ。
トーキョー無職日記
テーマ:東京
漫画家、トリバタケハルノブさんの同名漫画作品のセリフを、ご本人の了承の上、「歌詞化」(ヒップホップ風にいうと"サンプリング")させていただき、楽曲に仕立て上げた。
往時、同書を書店で見かけた際、帯のコピー"大学中退、金なし、コネなし、彼女なし..."が、当時の自分と符合していたため、ただならぬ縁を感じ、矢も盾もたまらず購入し、興奮のままに読みきったものである。
stroll
テーマ:ムスメ
ムスメを思って書いたバラード。
全編、歌だったが、2番にラップパートを加え、アレンジも刷新したバージョンを作ったので、それを披露したいと思う。
パラサイト・ブルース
テーマ:いまの自分の状況
未録音の新曲。
日ごろ、自分は"社会の寄生虫だなあ"と思って生きているので、その心境を歌った。
この曲はラップしてないのだが、"自分のかっこ悪い、みっともないところをさらけ出す"ということがヒップホップの本質のひとつだと思っているので、そういう意味ではラップなしでもヒップホップ的な曲だと思っている。
〜休憩〜
第2部(16:35-17:00)
いのり
テーマ:母
未録音の新曲。
ラッパーたるもの、1曲は"母に捧げる歌"を作るべきだ、2pacの"Dear Mama"のように。
と思って書いた、自分なりの母への讃歌。
トホホなニューヨーク旅行記
テーマ:旅
未録音の新曲。
2019年秋にニューヨークへ旅行した顛末を歌にした。
おしゃじー
テーマ:おしゃれ
未録音の新曲。
自分史上初となる、"おしゃれ"をテーマにした楽曲。おしゃれなじいさんになりたい、という内容をラップする。
マイ・ホーム・タウン
テーマ:故郷
先日発表したEP"街"からの勝負曲。
作った当初は、自分の故郷の固有名詞を歌詞に出していたが、詰めていくうちに、この曲に関しては、"1人称の音楽"にするより、聴いた人がおのおのの故郷を思い浮かべられるようなものにした方がいいと思ったので、固有名詞を風景描写に書き換えた。
太陽
テーマ:妻
リサイタルは、妻にはじまり、妻に終わる。
妻への日ごろの感謝を歌った曲。
※プログラムは予告なく変更することがあります。ご了承ください。
リサイタル詳細
センチメンタル岡田の
<ピアノ弾き語りラップ>
リサイタル 2021
10月24日(日)阿佐ヶ谷よるのひるね
15:30 open/16:00 start
店内1500円+1ドリンク500円
(限定10名)
ご予約はkeisuke.okada.official@gmail.comまで。
ツイキャス配信チケット1000円
購入リンク:https://twitcasting.tv/yorunohirunepro/shopcart/107904
<ピアノ弾き語りラップ>
センチメンタル岡田が2019年から独自に研究開発を重ねている、"ピアノを弾きながらラップする"という新ジャンル。
独特なジャジーなバイブス溢れるピアノと、ラップの他虐的な刃を自らに向けた自虐的かつユーモラスな歌詞世界をご堪能あれ。
代表曲は"嫁のおまけ"。