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人生100年時代、長いキャリアにおいて育休は誤差だけど新生児に会えるのは今だけだ(ありきたりだけど男性育休取ってよかった)

産前から合わせて約2か月間仕事から離れているためぼけてしまったのかとも思うタイトルですが、男性育休取得してよかったと思うことや他の人にも取ってほしいと思う理由をつらつらと書いていきます。


新生児がとにかくかわいい

正直なところ産まれるまでは男の子を愛せるか半信半疑だったのが全くの心配無用でした。
ごきげんだったのに急に泣き出したり、オムツ替えてるときにうんちしたり、なぜそうなるのか意味不明なことばかりですが
寝かしつけた後のすやすや顔、不意に見せる笑顔に癒やされ、声を出せるようになってきたことや泣かずにお風呂に入れるようになったことなど小さな成長を喜べている自分がいます。
(因果がよくわからない現象で一喜一憂させられる、ギャンブルのような中毒性があるように思う。)

産後ママの大変な時期に寄り添える

出産後のママは産後1週ごろからホルモンバランスの乱れから産後ブルースになることが多いと言われています。また、出産をきっかけに夫婦の愛情が薄れてしまう産後クライシスについては出産直後のパパの育児参画度合がかかわってくると言われています。(産前の自治体セミナー等でこれらは口酸っぱく言われた)
実際に我が家でも産後のママはわが子を思いやる気持ちから些細なこともすごく心配してしまうようになり、近くで支えてあげる必要を感じました。また、子供と向き合う以外の時間がほとんどないため、話し相手がいるだけでも気持ちが楽になるとのことでした。

ママと育児スキルの差が付きづらい

第一子ではミルクやおむつ、沐浴といった定番お世話から細かなタスクまで、ママも初めての経験なので夫婦同時に成長していくことができます。
一方で最初にママだけに頼っていると、時間との勝負でせかせかしがちな子育ての中で一度確立したルーティンはは中々変えることができず、「自分でやったほうが早いから私がやるよ」となってしまいやすいとも思います。
「この場合はこうする」のすり合わせができていると分担もしやすくお互いに任せられる関係性になれると感じます。

取得してキャリアへの焦りが落ち着いた(育休は誤差)

休みに入る前は「30前後の働き盛りで成果を残して昇進・昇給するんだ」と焦りを感じ、正直育休取得に対する葛藤もありました。
ですが実際に取得してみて仕事から離れると、「人生100年時代、長いキャリアにおいて育休は誤差」と思え、今しかない新生児の期間に一緒にいることを優先できてよかったと感じています。
(同時に、これから自分の子供が100年後の2125年まで生きていくんだと考えると、今の自分がなんだかちっぽけに思える)

とはいえ取得によるキャリアへの影響については中長期で判断したいので、復職後しばらくしてから改めて振り返ってみたいと思います。

数か月なら金銭的なマイナスはそこまで大きくない

会社員の場合は出生時育児休業給付金が健康保険から休業前の67%(上限があり最大でもらえる金額は約30.5万円)が支給され、社会保険料も免除されます。
賞与支給月に1か月まるまる休業していれば賞与分の社会保険料も免除されるなど、会社員であればトータルで見ると元の手取り金額と大きな差が出ない場合が多いのではないでしょうか。
出産後は買いそろえるものも多く、何かとお金が必要となるため短期のお金のやり繰りに目が向いてしまいますが、こちらも人生100年時代からすると誤差と思える金額さなはずです。
さらに、新生児期は外出も減るため外食や娯楽にお金を使うことが無く、夫婦で自炊したものを食べられているので普段より生活費も抑えられています。

また時間軸を伸ばして家計について考えると、妻が出産をきっかけに体調を崩して復職できなくなることが家計の金銭面では大きなリスクになり得ます。
一番体調を崩すきっかけになりやすい出産直後に支えてあげることで長期での家計を考えた重要なリスクヘッジができるのではないでしょうか。

以上、産後一か月のパパになって改めて感じている男性育休のメリットでした。誰かの参考になれば幸いです。

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