見出し画像

イラクにまさかの敗北 アジアカップ2023

こんにちは、ケイスケです!

アジアカップ2023のグループリーグ第2戦で日本がイラクに1-2でまさかの敗北を喫しました。
誰が予想していたでしょうか、、

初戦のベトナム戦勝利もあり、楽観ムードが流れる中、日本サポーター誰しもが勝利を確信していただけに、ショッキングな結果となりました。
正直、ケイスケも頭に来て睡眠の質が悪くなりました。

グループリーグ戦で唯一の地上波だっただけに、(しかも華金の20:30という最高に見やすい時間帯なのも後押しして)多くの日本サッカーファンがリアルタイムで視聴していたことでしょう。

いまだに信じられませんが、この一戦は大事な教訓としてしっかり振り返る必要があります。

一緒に見ていきましょう。


序盤のラッシュで受け身に


日本の選手達がD組の難敵として認識していたイラク代表ですが、序盤に猛攻を仕掛けてきます。
これに面食らった形で、日本は前半5分に失点。
予想だにしないラッシュで完全に浮き足立ちました。
開催地カタール・ドーハには隣国イラクからサポーターが大挙して押し寄せ、完全アウェーの雰囲気をつくられました。日本が攻め込めばブーイング。
序盤にイラクが得点したことで、彼らを波に乗せてしまいました。

狙われた菅原の背後

開始早々にイラクは菅原のところにロングボールを放り込んでいます。さらにその後も、アイマンを起点として(イラク側からみて)左サイドに展開し、菅原の背後からクロスを上げていました。
彼らは日本のSBめがけて、ロングボールを放り込み、セカンドボールを拾ってそこから攻撃を展開する戦術をとっていました。
菅原はイエローカードを提示されていたにもかかわらず、その後も接触プレーがあり、あわや2枚目のイエローかと思われましたが、主審はお咎めなし。
かなり肝を冷やしました。若さが垣間見えたシーン。

鈴木彩艶のパンチング処理

鈴木彩艶(ざいおん)はベトナム戦の2失点目で相手のヘディングシュートを右にそらすものの、相手FWに詰められています。
この日も不運なことに、クロスボールをパンチングで弾くものの、走り込んでいたアイマンの目の前にパスするような形となりました。
ボールウォッチャーとなった菅原、容易にクロスを上げさせた板倉も失点の要因であり、彼ひとりを責められませんが、どうしてもパンチング処理に難ありと現時点では言わざるを得ません。

ただ、足元で繋ぐプレー、後方からビルドアップという点に関してはそつなくこなしていた印象です。

190cmあり、まだ21才と若く、将来生のあるGKなので、貴重な経験だと考えましょう。


前半のうちに対応できなかったのか

さて、1失点までは許せます。今の日本であれば豪華な攻撃陣を擁しており、十分に逆転できる可能性があります。
しかし、前半45分の中で打開策を見出せなかったのが敗因だとケイスケは考えいます。
前半45分+4分に手痛い2失点目を喫し、ほぼイラクの勝利が決まってしまいました。

ケイスケの慧眼(けいがん)

以前、2022W杯の際に、本田圭佑がスペイン戦の解説で下記のように指摘しています。

ドイツやスペインなどを相手に今後は(大幅交代する)後半からではなく、前半のうちに選手が察知して対策と切換を講じる必要がある。

それが出来たらやってるよ!なんて声も聞こえてきそうですが、前半のうちにそういったポジション配置やチーム戦術を変更して、最適解をすぐに探しに行く必要がある、とケイスケホンダは唱えているわけです。
もちろん、選手交代は監督とベンチワークによりますが、選手達はできる事に関しては自発的に変えなければいけません。
高い要求になってしまいますが、日本はW杯優勝を目指しており、アジアレベルでもそのトランジションを披露して欲しかったです。


疑惑のVAR判定でPK取消

この試合で忘れてはならないのが浅野がペナルティエリア内で相手DFに倒されたシーンです。


確かにボールに先に触れたのはイラク選手ですが、その前にイラク選手の右足が浅野の右ふとももに当たっており、それによって浅野が転倒しているようにみえます。
こういった日本に不利な判定が毎大会あるのがアジアカップの厳しさ。たらればですが、ここで最初の判定通りPKであれば、その後の展開も大いに変わったでしょう。中東の笛に泣かされた格好となりました。

後半の序盤は、日本は立て続けに伊東純也と伊藤洋輝が左サイドから攻め込みチャンスを演出。
伊藤洋輝は本職がCBですので、不慣れながら積極的に攻撃参加しており、ゴールに向かう姿勢で言えば、コスタリカ戦に比べて悪く無かったと思います。ただ、長友を見てきた日本サポーターとしてはもどかしさを感じた方が多かったはずです。

久方ぶりのCKから得点

ようやく日本が得点したのはアディショナルタイムに突入した90分+3分でした。キャプテン・遠藤航の意地の一撃で1点返すも、時すでに遅し。
ここで注目したいのは日本のCKはなんと13本も蹴っていた点。イラクはたったの1本。

日本vs.イラク戦のスタッツ

そもそもCKから得点したのがいつぶりなのか思い出せないくらい、セットプレーからの得点が少ない現代表。
※直近のシリア戦で久保との連携から菅原がミドルシュートを決めています。また、アジアカップ2019のサウジ戦で冨安がヘディングシュートを決めました。

セットプレーは飛び道具

引いた相手や強豪と競り合う場合、セットプレーはかなり有効です。イラクのほうが上背があっても、得点できたように、飛び道具となります。
中村俊輔や本田圭佑、遠藤保仁など優秀なフリーキッカー達がここぞの場面で決めてきただけに、久保建英に期待をかけてしまいます。
堂安がFKを蹴りましたが、ゴール上を通過して天を仰ぎました。

次なる相手 インドネシア

グループリーグ第3戦はFIFAランク146位のインドネシアです。ベトナムに1-0と勝利しており、グループ2位を争います。まさか、1位突破をイラクに許すとは全く想定していませんでした。

おそらく、インドネシアの戦い方はイラク戦同様にベタ引きしてきます。
さすがにインドネシアの守備陣なら得点できるだろうと思いますが、油断禁物。鋭いカウンターを警戒しなければいけません。
不用意なイエロー・レッドカード、不可解なVAR判定などを想定内で戦ってほしいです。

ここまで読んでいただき、有難うございました!
日本代表の勝利を願って応援しましょう
それでは、また!

いいなと思ったら応援しよう!