LOFTの上海進出。僕ならLOFTのマーケティングをこうやってアップデートする。
2020年7月24日。上海にLOFTがやってきました。
最近は蔦屋書店も上海に中国での2店舗目を出店するなど、日系小売サービスの中国進出が相次いでいます。
コロナの影響もあり、1月に日本に帰ったきり中国には10月まで戻れなかったので、ようやく最近になってLOFTの様子を見に行くことができました。
ただ、なんとなく活気がない・・・。何をコンセプトにしているのかわからない・・。そんなふうに感じてしまいました。
大変おこがましい話ですが、私ならこうやってLOFTを魅力的なお店に変えるなといった視点で書いていこうと思います。
コンセプトを尖らせたらどうか?
ロフトのコンセプトが何なのかまでは知り得ないのですが、こんなコンセプトの方向性も面白いのではないかなと思いました。
前提:日本のLOFTがやってきた!みたいな感じはやめる。
① LOFTでしか見つけられない知らない商品があること
② LOFTで購入した商品に対して、友達からナニソレ?と興味を持たれる商品を陳列する
③ 店内でオンラインとコネクトしたイベントを常時行って最新感を出す
④ 店内商品は有名ブランドばかり置かないようにする(①と近い考え)
⑤ オンラインショップを作って、地方の人にも興味をもたせる
⑥ オンラインショップでの品数は限定し、オフラインでしか買えない商品を用意することで、上海旅行に来た地方の人のマストビジットの場所とする。
⑦ 店内で思わず写真を取りたくなるようなフォトスポットを作って拡散を狙う
ターゲットは間違いなく、ミレニアル世代(1981~1995年産まれ)からZ世代(1996~2012年産まれ)の女性です。
日本好きというのは最初の条件として必要でしょうが、あまり日本に偏りすぎても逆効果だと思います。中国にそのまま日本を持ってこないほうが個人的にはいいと思っています。
自分がこの店の責任者だったらと考える癖
自分ならどうやって売上を上げるための施策を考えるだろうと考えることは重要だと思います。
売上を上げるためには、「購入者」か「単価」を上げるしかありません。
購入者を増やすためには、認知を上げて、興味を持ってもらい、来店したいと思わせ、商品を買ってもらう必要があります。そして、さらなる来店者を呼び込むためにも、来店者や購入者の口コミやSNSでの拡散は重要な要素となりえます。
このざっくりとした構造を頭の中に入れて、普段利用するサービスなどを分析することでマーケット感覚は身につきやすくなると思います。そして常にマーケティング脳でいることができるようになると思います。
マーケティングスキルを伸ばしたいと思っている方は是非やってみてください。