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頑張ろう中堅vol.2  頑張れ新人vol.8「懸念」

学校現場は生徒がいない中、生徒が登校する場合、できない場合、教師が通勤できなくなった場合、いろんなことを想定しながら右往左往している状態です。

こうなったらどうする、ああなったらどうすると、大変は大変ですが、結論だけ見るとなーんにも生み出していない状態が続いている。病院の先生たちのことを考えると、複雑な気持ちです。

懸念していることがあります。それは、私たちが想定している「いま生徒がどんな状態か」が、現実と乖離しているのではないかということです。

・私たちの想定

子どもたちは学校に行けず退屈している。学校が始まれば、「先生久しぶり!」と元気にやってくる。家でできる課題などを渡せば取り組んでくるだろう。家が退屈だから、友だちと外に出かけとるんじゃなかろうか。

私たちは、「2月時点の子どもたちが、いま学校に来れていない状態」という認識で考えています。もちろんそういう生徒は多いと思うのですが、この認識に少し恐怖感を持っています。

・現実に起こるかもしれないこと

大阪の感染者は500人弱くらい? その中に彼らの知り合いがいたってなんら不思議じゃない。感染だけがリスクじゃない。

いま、実経済はコロナの影響で大打撃を受けています。マーケットの回復傾向とは裏腹に、悪化の一途をたどり、これからどんどん顕在化していきます。そうなれば生活水準を維持できないような家庭もたくさん出てくる。大学進学をあきらめないといけない生徒だってきっと出てくる。

世の中の、国の、家庭の、辛いことや苦しいことのしわ寄せは、いつだって子どもたちに向かいます。そのことを認識しておかないといけないのに、現場の私たちにはそれができていない。そのことがとても怖いんです。

・再登校となったとき

そこに2月と同じ姿があると思ってはいけない。本気でそう思っています。「コロナ大変やったなぁ~!」なんて言ってられるのは、こんな状況でも公務員には給料が出るからです。

もしこの記事を読んで共感された方がいるならば、ぜひシェアしてください。ご自身の学校でも、(あたかも自分の意見のように言ってくれていいので)警笛を鳴らしてください。あなたの発言力を使うときです。

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