シアトル8日目
3月2日(水)
天気は、晴れ。昨晩からホームシックな気持ちになっていた。自分の英語力がないせいで、ホストマザーや他のホームステイの人たちと会話が成り立たない。しかも聞き取れないため、話を振られても意思表示ができないという問題から、孤立してしまった。早くiLEAPに行って1分でも長く仲間と一緒に活動をしたいと思った。
今日のチェックインでは、今の気分を色で例えるとというものだった。私は、”グレー”と答えた。ホームシックな気持ちをグレーと例えたのだ。
少し神経質になっていた分、その空気感が仲間にも伝わっていたということを後に知った。
今日は、ゲストスピーカーが主に話すセッションだった。一人目のゲストは、ダイバーシティとインクルージョンについての話だった。なかなか難しい話を英語で聞いたためほとんどわからなかったが、お互いがお互いを尊重し合うことの重要性とdifferenceというのは、違いがあるということだけであって、優劣をつけるものでも何でもないということを学んだ。
昼からの講義では、グーグルのプロジェクトの進め方の講義を受けた。”時間”は人生最大重要項目であると言われた。いかに効率良くゴールに向かうかをクリティカルパスやタスク管理ツールを用いてチームで確認し合うことが重要だ。そして、朝会を通して、お互いの進捗や問題点を確認し合うことで1日の仕事がスムーズに進むそうだ。
タスク管理やプロジェクト進捗の把握は、面倒くさい面もあるためおろそかになりがちだ。だからこそ、意識的にチーム内で心がけていかなければならないと感じた。
講義の後は、リフレクションを行った。今の自分の限界値はどれぐらいなのかをシェアしあった。自分は、限界寸前だった。英語力が大きく関係しており、昨夜のホームシックな面も要因だ。また、ルームメイトとの関係が少し良くなくなってしまったことで、体力や気力が下がってしまい、思考停止寸前のところにいると答えた。
しかし、iLEAPの活動だけに絞れば、まだまだ余力が多く残っている。なぜなら、我がチームは日本語がメイン言語のインターン先であるからだ。その分、意思疎通が正確に計れるため、プロジェクトの進行もうまくやれている。しかし、まだまだプロジェクトにおいてパニック状態に達していない。もっと自らを追い込んで、成長できるようにしないといけない。それは、プロジェクトだけではなく、英語力もそうだ。言語の壁を感じ限界まできていると感じているということは成長できるチャンスでもある。拙くても単語だけでも意思疎通ができるように努力していけば成長につながる。少しでも高いレベルに達せれるように英語もプロジェクトと頑張りたい。
ホームステイ先に帰ってきた。今日は、ルームメイトが遅くなることもあり、自分一人がホストファミリーとご飯を食べる。食事が始まり、今日1日について聞かれた。なんとか話をすることができた。また笑い話をされたり日本のことを聞かれたりと楽しい夕食の時間が思った以上に過ごせた。これは、成長への第一歩なのかもしれない。ゆっくりわかりやすく話してくれたことで自分のペースで会話ができたことが大きな要因だと思う。これからも、自分のペースを大事にしながら話をしたり聞いたりすれば楽しい時間を過ごせると思った。
どんな朝が待っているのだろうか。明日も1日頑張ろう。