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トレンドはお祭り

トレンドに乗ること、それはお祭りに参加するようなこと。

今のファッションはトレンドに乗るよりも、自分のスタイルを持つことが大事という流れがある。
自分のスタイルを持つとは、自分がどのような服が好きでそれらをどのように合わせて着るか、トレンドに流されずに自分で確立させることである。
好きという気持ちを持って堂々と着ていると、そこには説得力が生まれ、系統の異なる人からも「おしゃれ」や「かっこいい、かわいい」と思われる。

スタイルを持つことが大事という流れがあると表現したように、これも一種のトレンドである。
トレンドに流されず自分のスタイルを持つというトレンドが流行っている。

自分のスタイルを持った後は、トレンドを否定するのではなく、トレンドを自分のスタイルに落とし込むことが最もお洒落なことになっていいる。
つまり、一度トレンドから離れた状態でお洒落になり、そこからトレンドも楽しむことができれば、自分のスタイル×トレンド=ファッション的な個性になるということである。

トレンドに対してアンテナを張り、ファッション感度は高いが、自分のスタイルも持っているのでさらに一段階上のお洒落になる。
これはトレンドに流されるのではなく、トレンドに乗ると言える。

トレンドに流される状態の頭の中は、「最近流行ってるから」「SNSでよく見るから」「インフルエンサーが紹介してたから」着る。トレンドが終わったら着なくなる。
一方、トレンドに乗る状態の頭の中は、「このトレンドをどう取り入れよう」「このアイテムはトレンドだから別のアイテムをあえて、クラシカルにしよう」「形はトレンドだが、デザインは個性的なものを着よう」など、トレンドに対して能動的に考えている。

そこには合わせ方によるセンスや知性が現れ、トレンドによって個性が埋もれるのではなく、個性が際立つようなファッションになる。
そして、その思考の人たちはトレンドが終わってもお気に入りのアイテムは着続ける。

盛り上がっているアイテムを楽しむということはその時期にしか参加できないお祭りを楽しむようなものである。
そしてそれを自分らしく楽しむことが自分のスタイルとトレンドの組み合わせであり、お洒落になる。

なんやかんや言いましたが、このように理屈っぽくおしゃれを語ることはおしゃれとは真逆の行為なので頭の中から出したらダメです。

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