ランボーラストブラッド感想、レビュー
数年に一度ある親子の絆の素晴らしさを感じさせられるファミリー映画でした。
18歳くらいの子を持つ親は絶対に一緒に見ましょう。
僕も子どもができたら成人の儀と称して一緒にみるつもりです。
ランボーと言えば1に筋肉、2に筋肉、34も筋肉、5に筋肉。そんな映画だと思っている人がほとんどではないでしょうか。
全く違います。ランボーは…
1に暴力、2に暴力、34にトラップ、5に殺戮です。
あらすじは、無鉄砲な女の子が人身売買組織にさらわれて、最強おやじが助けに行くというもの。おわかりいただけますでしょうか。非常にシンプルな家族愛を描いたファミリー映画です。
無鉄砲な女の子といってもこの娘は言うことを聞かない困った子ではありません。家族のことが大好きだし、尊敬しているし、愛している。
とてもいい子なんだけど、あるトラウマを抱えており、そこが我慢できなかったんですね。
だから無鉄砲な行動をしてしまってあんなひどい目にあってしまいました。
こういった「私は平気」という世の中をなめた態度は若いころは誰でもあり得るものなので18歳くらいの子はこれを見て気を引き締めた方がいいです。
ところで、ランボーですが、娘のために一生懸命奔走します。
娘をさらった人身売買組織を調べ上げ、単身組織に乗り込み、話し合いでなんとか解決しようとしますが、どう考えても無理です。
いくら無敵のランボーでも70代越えのおじいさんです。
血気盛んな若者たちに囲まれてボッコボコにされてしまいます。
ここまでが1の暴力。ランボーかわいそう。
心優しき女性に助けられ、手当をしてもらいます。
意識を取り戻したランボーは娘が監禁されている娼館に乗り込み、娼館の用心棒を全て抹殺し、娘を助け出します。
ここまでが2の暴力。ランボー頑張った。
一回家に帰り、やっぱり納得できないランボーはリベンジを誓います。
再度人身売買組織に乗り込み、家に来るようにいい感じに組織をハチャメチャにします。
ここまでが3のトラップ。ダメダメ!ランボーの策略にはまってランボーの家にいってはダメ!老いぼれくそじじいって侮っちゃダメだって!
ランボーの宣誓布告に人身売買組織が色めきだっている中、ランボーは家に帰ってやつらを迎える準備です。
なんのために掘ってたかわかんない自宅の地下道に、ホームアローンばりの仕掛けを沢山して迎え撃つ準備です。
ここまでが4のトラップ。さあいつでもかかってこい!!
そして、最終パート。どうやら人身売買組織のリーダー、元特殊部隊だったみたいです。フル装備をつけて部下十数名を引き連れて、多対一の開始。
どう考えても分が悪いはずなのに、どこから手に入れたかわからない超強力な武器と知恵を振り絞り、悪いやつらを殺しまくっていきます。
そして、最後はランボーの代名詞、弓矢でラスボスを打ち抜きます。
ここが5の殺戮です。ランボーは目的をとげ、ビールを一杯のみ一息つくのでした。
この映画で得られる教訓
・子ども時代は親の言うことを聞くべき
・老人だからといってなめてると痛い目に合う。場合によっては命を落とす
・とどめは確実に刺すべき