過去問と同じ問題が出題されないから合格できない?に対する回答

確かに電検三種の問題は、過去問と一致しません。過去問から出ないということで参考書を使い試験に挑む人たちが後をたちません。
単純に過去問通りには試験に出ませんが、過去問と同じ構造の問題は出題されます。過去問と同じ構造の問題が出題されることを知っていれば、問題でなく問題構造を暗記すれば良かったということが分かります。

電験三種と関係ありませんが、以下の文章題をみてください。

(1) 5×3=15

これは、単に計算するというワンステップで解ける問題です。

(2)5Ωの抵抗に3Aの電流が流れたときの電圧を求めよ。

V=RIより、5×3=15 よって15V

これは、公式V=RIを知っていて、掛け算の計算をするツーステップ問題です。

電験三種の問題は、通常7から8ステップの問題になっています。特徴としては、このステップはどの年度も共通していて、どこにどの公式を適用するのかというのが各年でバラバラになっています。
理論のQ=CVの公式を使う問題では、Qが問題で問われている年もあれば、Vが問われている年もあります。問題のなかでCは直接与えられておらず、事前に計算しておかないといけない年もあります。ただ、結局Q=CVというのは共通しています。

要するに、どこが問われるのかを予め知った上で過去問を解くことで、試験中に焦ることなく、瞬時に回答にたどり着けます。

各科目の問題について、少しずつまとめていきます。よろしければ、いいねください。

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