アキレス腱を断裂した
こんにちは、東原です。
突然ですが、先日スクールでテニスをしている際、右足のアキレス腱を断裂してしまいました。テニス歴28年の中で一度も大きな怪我をしたことのないことが自慢の私でしたが、いよいよやってしまったかという心境です。
アキレス腱を断裂して本日で1週間が経過し、なかなか人生で何度もある経験ではないため、自分自身の備忘も兼ねてnoteにメモしておきたいと思います。今後自分や周囲の方が同じ境遇に遭遇した人にとって何かしら参考になれば嬉しいです。
①アキレス腱を断裂するまで
毎週金曜日の仕事終わり、テニススクールに通い始めてちょうど1ヶ月が経過したくらいのタイミングでした。コーチに「東原さん、皆さんとのデモンストレーションに付き合ってください」と言われ、次に行うメニューの「お手本」を行なっている際、コーチの短いボールに反応したタイミングで「ぶちっ」という感じで事件は起こりました。「後ろから誰かに叩かれたような感じ」「ボールで当てられたような音」がすると言われますが私は「綱引きで使うような太いロープを思いっきり地面に叩きつけたような音(どんな音)」がしました。意外と痛みはなく、ただその場に立っていることはできない(地面に踏ん張る力がなくなる)のでそのままコートに倒れ込みました。
②アキレス腱断裂直後
コートに倒れ込んだのですが、幸運なことに一緒にテニスをしていたメンバーの中にお医者さんが3名いらっしゃいました。さらに幸運なことに、整形外科の先生が2名いらっしゃり(もうお一人は内科医)その場で指示を出してくださったのが本当に助かりました。テニスクラブの車椅子に乗せられレッスンからは一旦離脱。混乱している私を横に整形外科のお医者さん(なんとテニス協会のスポーツ医科学委員さん)が知り合いのドクターに電話をしてくださり、翌日の診察予約をしてくださいました。怪我をした時間が夜の23時くらいだったため、医師への連絡や応急処置などを考えると、本当に自分は幸運だなと感じました。また一緒にテニスをしていた方の奥様(看護師)がレッスンを見に来られていて、安静な態勢の確保や翌日までの過ごし方をアドバイスしてくださったのもとても幸運なことでした。
③病院での初診
翌日、紹介していただいたドクターの病院に初診で伺いました。家からはタクシーで10分くらいの病院でした。担当のドクターはラグビーチームのスポーツドクターをされている先生でした。診察30秒くらいで「切れてるわ〜、手術やな」と手術が決定。「明後日から入院、翌日に全身麻酔で手術、入院1週間、テニスへの完全復帰が半年くらいやな〜」とのことで、そこで「アキレス腱断裂って結構大変なことなんだな」と実感しました。病院では脚の表側だけを固定するギプスを作ってもらい、松葉杖を2本レンタルし(保証金7000円×2本)その日は家に帰りました。
④手術の感想
手術の前日から病院に入院しました。入院までは採血をしたり肺活量を調べたり、全身麻酔に耐え得る身体か検査をしていただいていたようです。病室は大部屋が満席だったこともあり個室を選びました(手違いでその病院で一番グレードの高い部屋を選んでしまったため翌日には普通のグレードの部屋に変えてもらいました)。
手術当日は、手術の2時間前から点滴が始まり、看護師さんにエスコートしたいただきつつ病室から車椅子で手術室に移動しました。病棟看護師さんからオペナースの皆さんに身柄をバトンタッチされ、手術台に横になり麻酔が流されていきました。看護師さん3人くらいとユルい雑談をしていたと記憶しているのですが(看護師さんの彼氏の話)、麻酔を流され始めておそらく30秒くらいで眠りについてしまい、次の瞬間には「東原さん終わりましたよ〜」と目が覚めていました。起きたら脚には新しいギプスが装着されていました。
ちなみに、アキレス腱の治療には「保存療法」「手術療法」の2択があるのですが、私は手術療法を選択しました。
理由は、
①訪問商談に備えて「早く」治したかった(今は100%オンライン商談)
②今後もテニスを楽しみたいので「ちゃんと」治したかった
の2つでした。テニスの伊達公子さんは保存療法で完全復帰されたそうです。
⑤入院生活
一連の流れ病院生活の中で何が一番つらかったかと聞かれると「入院生活」かもしれません。手術自体は全身麻酔で痛みも全くないのですが、手術後は結構しんどかったです。理由は、
①人工呼吸器を入れていたので喉が傷つき1週間くらい声が出しにくい
②刺しっぱなしの点滴の針が地味にチクチクして痛い
③トイレのたびに看護師さんに手伝ってもらうので申し訳なさがすごい
こんな感じです。自由がないって辛いですよね。
⑥自宅での過ごし方
区役所のボランティアセンターで貸してもらった車椅子を自宅に持ち込み、リビングでは車椅子、廊下の移動などは松葉杖or片足歩き(けんけん)という感じです。ギプスは濡らしてはいけないため、お風呂の際にはビニール袋で右足を保護しながら入らなくてはなりません。着替えも結構大変です。それとなるべく右足を「心臓より上」にしておく必要があるので、椅子に座っている時や寝る時間は枕やタオルなどを右脚の上に置いています。
⑦仕事への影響
最後に仕事への影響ですが、完全リモートワークなので一般的な営業職と比較して影響は少ない方だと思います。右脚以外はめちゃくちゃ健康なのでオンライン商談も問題ありません。たださすがに手術日と前後1日はお休みをいただき、私が担当の打ち合わせは他のメンバーに代わってもらいました(怪我の報告後、スピーディに担当変更をチームに指示してくれたマネージャーには頭が上がりません)。術後1週間で退院&声も戻ってくるため現場に復帰させてもらう予定です。何が言いたいかというと、術後も1週間で仕事に復帰できるSaaS営業は素晴らしいということです。
以上です。
緊急事態宣言も明け、いよいよオフラインでのコミュニケーションを再開できるタイミングだったのですが、今はしっかり自分の仕事に向き合う期間としたいと思います。来週からリハビリも本格的に始まるので、早く元気な姿を見せられるよう頑張りたいと思います。
皆さんもくれぐれも不意な怪我にはお気をつけくださいね。
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