決勝に行ったチームを形成するパーツ

3年間で素人選手が大阪のトップレベルに追いつくためには練習の工夫、考え方の工夫をしなければいけない。早稲田摂陵といえばこうだよね、こんなチームだよねと周りから言われることができると自分たちの文化がある程度できたことになる。1年目からその文化づくりのために色々なことを取り組んできた。もちろんチームカラーもその一つではるが、早稲田摂陵といえばタックルと熱さ、激しさだと周りのチームや先生から言われていた。本当に素人なのか、最後の大会では対戦したくないと言われていた。(セブンズ日本代表野口選手が生まれたのも練習の賜物である)それだけ我々のチームは相手からすると成長が3年間であり、最後の大会では嫌らしいラグビーをしていたと思う。計画された練習を行っていけば、3年間で素人の選手が経験者に負けなくなる。決勝の舞台に進むチームで推薦制度がないまたは未経験者が多いチームは早稲田摂陵だけだったと思う。コーチをしていても彼らのタックルを受けるのだけは危険だなと思っていたし、それほど激しいタックルである。前回の続きにもなるが、練習メニューは大切だがそれ以上にチーム作りに力を入れていた。むしろそれをしないと勝てるチームにはならなかった。

早稲田摂陵が決勝まで行った理由とそのために必要なパーツを前回に続いてスライドをつけて紹介する。

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