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夏祭りが土用の時期に集中する理由を解き明かす
こんばんは、圭司です
今日、AM3:23をもって
この度の土用が明けました
地球上のあらゆる土が、
夏から秋へ切り替わった訳です
だから今日を「立秋」
(つまり秋の気が立ち上がる日)
と言うのですね
で、
今回の土用期間は
7月20日~8月8日(のAM3:23まで)
毎年、1日位の誤差は
あるかもしれません
が、
いわゆる夏の土用というのは
だいたいこの時期です
そして期間もこの位ですね
ちなみに去年の土用期間は、
7月20日~8月7日(のPM21:29まで)
だったので
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ところで、
この土用の時期とはいったい、
どんな時期だったでしょうか?
そう これは、
以前にもお話ししましたが、
土いじりをしてはいけない
時期なのです
なのでこの時期は、
例えば家の基礎工事はNGですね
また、上下水道の工事もNG
あるいは、
地面に埋まった看板の撤去
これらの工事も控えて吉
なぜならこの時期は、
土が五黄の気を帯びています
土用期間に土を触ったり、
掘り起こしたりすることで
我々は、体調を崩したり、
事故に遭遇する危険性が高いのですね
なので当然、田んぼや畑いじりも
危険なわけです
昔の農民達は、
そのことをよく知っていました
なので彼らは夏の土用期間は
農業を休みました
で、
その期間にいわゆる夏祭りを開催、
五穀豊穣を祈願したわけですね
7月20日~8月7日という夏の期間
夏祭りが今でも全国津々浦々で
開催されているのは、
こうした理由なのです
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現に東北地方の名だたる
夏祭りなどそうですよね
例えば、
・竿灯まつり(秋田)
・ねぶたまつり(青森)
・ねぷたまつり(弘前)
・七夕まつり(仙台)
・さんさ踊り(盛岡)
・相馬野馬追(のまおい、福島)
・花笠まつり(山形)
etc
すべてこの土用期間に行われています
ちなみに山形の花笠まつりだけは、
戦後から始まったそうです
花笠音頭のメインテーマである花笠音頭
これは土突きの時の調子合せの歌たっだとか
きっと彼ら、土用期間は
土木工事を休み、
代わりに祭りという場で
この歌を歌っていたのでしょうね
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さて
今回は以上です いかがでしたか?
竿灯やねぶたよりは
はるかに小規模ですが、
我が家の近所でも一昨日、
夏祭りが開催されました
実に不思議な符合ですよね
(不思議でもないんですが笑)
夏の土用という古の知識は
決して難しい物じゃない
むしろ自分達の生活に、
こんなに身近に根付いているんだ
自分の学んだ事がこうやって
社会に繋がっているのだ
そう思うと嬉しさと感動を覚えます
この喜びを味わいたいがために
気学を長年続けてきたのかもしれない
そんな気すらしますね
ありがとうございました 圭司