決算から見た「note」の現在地📔
IRカレンダーを見間違えて遅くなりましたが、僕たちが普段お世話になっている「note」が先日1年間の決算短信を発表しました。noteは2022年末に株式上場していて、約3ヶ月ごとに一連の決算情報を開示しています。
ざっと見た感じでは、業績は依然赤字のままですが、売上高は順調に伸びつつ赤字が予想以上に減って来ており、会社予想はまだ赤字を見込んでいるようですが額は大きくなく、今期にも黒字転換を見込めそうな所まで来ていると個人的には思います。
決算発表翌朝の株価は下落という失望のサインを示していましたが、業績の内容はむしろ好転気味だと思うので、ちょっと期待し過ぎの人が多かったのかもしれません。
ただ、一つ気になったのは、2025年の11月23日から行使可能な142500株分の新株予約権の発行価格が656円という点です。2024年1月17日の株価の終値は576円なので、差額は80円(+14%弱)しかありません。会社が強気なら、例えば発行価格を1000円にするとか、数年後の業績なら株価は倍になりますよというような志の高い意思決定をしているのなら投資家から好感されるのかもしれませんが、実際の決定価格は業績がそれほど伸びなくてもインセンティブは比較的容易にゲットできそうなハードルの低さなので、この辺りに嫌気が差したのかもしれません。
個人的には買うつもりはないですが、決算自体は明るい内容で株価も急騰しているわけではないので、投資するタイミングとしては悪くはないと思います。
☆了☆