ケイ素(シリカ)とは?
ケイ素、シリカと聞いたことはあるけど、そもそもケイ素(シリカ)って?という人向けにケイ素(シリカ)について紹介していきます
地球上で酸素の次に多い元素【ケイ素(シリカ)】
ケイ素は、地球上の主要な構成元素の1つで、元素記号Si(原子番号14)、別名シリカです。酸素についで2番目に多い元素で、自然界では土や岩などに含まれる鉱物(ミネラル)の一種です。
ケイ素を含む鉱物はどうやってできる?
ケイ素は鉱物(ミネラル)の一種ですが、そもそも藻類が化石となってできたものなのです。
藻類とは、主に淡水や海水に生息する微生物やプランクトンから昆布、海苔などの海藻まで含む多系統の生物です。これら藻類の中でも珪藻と呼ばれる植物性プランクトンが、海底や湖底、土壌などに蓄積し、長い年月を経て化石となり、やがて藻類はケイ酸となり、ケイ素を含むガラス質の鉱物となります。またケイ素の純度が高いほど透明で美しい結晶になっていきます。
そして、ケイ素が一番多く含まれている鉱物が石英であり、その中でも純度99%以上に成長したものが水晶なのです。
ケイ素は人体の必要栄養素?
地球の地殻の主な構成要素であるケイ素は、土や砂、石、岩など大地を形成する物質です。その大地を耕した畑で育った野菜などの植物には根から吸い上げたケイ素が含まれ、第3の栄養素と言われる植物性の食物繊維の主成分になります。
人間が体に良いからと摂取している食物繊維にはケイ素が多く含まれています。つまり、ケイ素は必要栄養素であり重要なミネラルと言えるでしょう
人間の身体では、どこにケイ素が存在するのかというと、毛髪、爪、骨、筋肉、脳、賢臓、肝臓、胸腺、血管、皮膚など全身のあらゆる臓器や組織です。さらに細胞内部のミトコンドリアの材料になり、働きを強化したりしているそうです。