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一緒に暮らせるかどうか?に食生活の問題はとても重要だと思う

*今日の私ごはん*
春巻き
サラダ(レタス、ミニトマト、きゅうり)
煮物(大根、ちくわ、椎茸)
味噌汁(南瓜、舞茸)

そして

彼ごはん

*今日の彼ごはん*
ピーマンの肉詰め
お煮しめ
カブの煮物
グリーンサラダ ミニトマト
味噌汁
お粥

前回の記事にも書きましたが、私たちは毎日その日の夕食を写真に撮って報告しあっています。

私からは今日はこの料理が上手くできて娘にてとも好評だったとか、そんなことを伝え、
彼はヘルパーの○○さんがシチューを作ってくれたとか、看護師の○○さんが卵とじを作ってくれたとか、そんなことを教えてくれます。

このやりとりは私のリクエストで始まりました。
以前は私だけが毎日写真を送っていたのです。彼にも送ってほしいと言ったら、最初はめちゃくちゃ嫌そうだったんです。

彼が夕食を食べる時にはいつもヘルパーさんがいるので写真なんか取れないとか、ヘルパーさんのいる時間内に食べて片付けてもらわなければならないから食べるだけで精一杯とか

そんなの、写真だけ撮って、後からゆっくり送ってくれればいいのに。

彼に私の日々の生活を知って欲しくて毎日夕食の写真を送るようになったけれど、彼も送ってくれたら交換日記みたいで楽しいな〜と思っただけなのに。

写真撮るのだって簡単じゃないんだよこっちは

などとLINEでやりとりして、険悪なムードで会話は終了。

はいはいわかりました。もういいですよ。←これは心の声です。


でもね、
なんと翌日、彼から初めての夕食写真が届きました。感動〜

実際、指が全く動かない彼が写真を撮るのは凄く大変だと思います。

スマホの裏のリングに指を引っ掛けて、必死の思いで撮っている姿が想像できます。でも撮ってくれたんですよね。

それから3日に一回くらい送ってくれるようになり、今ではほぼ毎日送ってくれるようになりました。

お〜やればできるじゃん!← 心の声です。

いやいや、本当に大変なのはわかっています。
心からありがとうって思っています。


食事の写真をやりとりするしているとお互いの生活が見えてきます。
一緒に暮らせそうかな?などと想像してみたりします。

「今日はカレーだったよ。」と私が写真を送ると、「美味しそうだね。僕はもう何年もカレー食べていないよ。カレーは便秘になるから食べれない。」
などと返ってきたりします。

え〜食べれないんかい。
私はカレー食べるのも作るのも大好きなんだけどな。

小麦粉のせいかな?香辛料のせいなのか?

「パスタはお腹が張るから無理なんだよね〜」「じゃがいもは詰まりやすいんだよね。玉ねぎも」などなど。

そういえば、ある時私の夕食写真を見て、「きんぴらごぼう美味しそうだね〜」って言ったので、ちょっとおすそ分けと思ってほんの数口程度彼に持って行ったのです。
それを食べて「美味しいよ。」って言ってくれたけど、更に一言「これで一年分のごぼう食べた。」って。
いや、そうですよね。胃腸の弱い彼にごぼうなんて一番詰まりやすいわって考えない私も馬鹿でした。

えっ?じゃあ何なら食べれるのよ?って思うけれど
「適当に食べられるのもだけ食べているから大丈夫なんだよ。」
ってそんなわけないでしょうよ。と突っ込んだりして

毎日お互いの食事を眺めつつ、こんな風にしたら彼も食べられるかな?と未来を想像したりしているわけです。

あっ、あれかな?子どもがまだ赤ちゃんの頃に、大人の食事の一部を取り分けて離乳食を作るような感覚で作れば良い??ちょっと違うかな?

でももし私が仕事でヘトヘトになって、今日はもう夕食作れないよ〜って日はどうする??

今の我が家はWoltでチキン南蛮を頼むとか、セコマのカツ丼とか、丸亀製麺とか。
娘がいなくて私1人の時は、納豆ご飯に味噌汁のみとか全然あります。

彼の食事は近所に住む彼のお母さんやヘルパーさんが作っています。
今日は疲れたからご飯は手抜き、なんて事は無いわけです。

それで彼に聞いてみました。
私がご飯作れない時はどうしたらいい?って。
「具沢山の味噌汁とご飯とかでいいんじゃない?」

それを聞いて安心しました。
それなら私も出来そう。

「まあ、最悪エンシュアだけで何とかなるんじゃない?」

エンシュアとは、食事から十分な栄養をとることが難しい方に使用される栄養剤です。
炭水化物やタンパク質、脂質などの3大栄養素だけでなく、体の維持に必要なビタミン、ミネラルまでバランスよく配合されています。
エンシュアは【処方箋医薬品以外の医薬品】であり、医師に処方箋をだしてもらい、病院・調剤薬局で購入します。

いやいや、いくらなんでもそれは…

でも、そんな風に言ってくれる彼なら、きっとうまく行くでしょう。

毎日彼と送り合っている夕食の写真は、お互いの生活を知り、一緒に暮らす未来を想像する為のツールになっている。

今日はそんなお話でした。

お読みいただきありがとうございました。

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