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「ROOMS TOUR 2023」を終えて

ファイナルの札幌公演を終え、東京に戻り、さらに一晩寝てからこの文章を書き始めています。

10月からスタートした全国19本の弾き語りツアー「ROOMS」が、先日無事に終了しました。遊びに来てくれたあなた、本当にありがとう。顔を見られて嬉しかったです。

その間、他のライブもたくさんしていたわけで、ROOMSのことを特別に語るのも少し違和感がありますが、でもやっぱり自分の冠を持ったツアーだし、何よりもコンセプトが「部屋で歌うような」というところで、やはり「会いに行く」という感覚が一番強いのがこのROOMSなのです。

ライフワークという位置付けで、もう10年続けている音楽活動のひとつなのですが、やはり継続することに意味があると思っています。もちろんこんなにまとまった形で毎年やれるとも限らないし、ワンマンなのか、誰かを誘うのか、今回のように混ぜるのか、今までも、そしてこれからもいろんな形にはなると思いますが、なるべく続けていきたいなと思っています。

続けることで全国に仲間ができて、彼ら彼女らに「久しぶり!」と言いに行くこともこのツアーの目的です。この場を借りて、改めてお礼を。いつも力を貸してくれて本当にありがとうございます。

また、仲間同様に、会場そのものにも感謝しなければいけません。やはりそこにしかない空気が漂うのが弾き語りライブの醍醐味ですよね。僕自身も楽しませてもらいました。

それを改めてみんなで共有したいなと思い、SNSに残していたその日の写真を、さらに1枚ずつに絞ってnoteにも残しておきました。会場の雰囲気や、その日のハイライトを思い出したり、想像したりして楽しんでもらえたら嬉しいです。

さらに、ここからは今後のリリースや活動にも絡んでくることなのですが、ちょっとひとつ、最近考えていたことを形にしました。

まず、前提として知っておいてほしいのは、来年2024年3月9日に渋谷のCLUB QUATTROで大きなパーティーを開催するということ。今年2023年に新代田FEVERで定期開催してきた「NEW KICKS BY HABIT」を経て、久々に7人編成のバンドセットで「NEW KICKS」をやります。ゲストもいます。

そして、そのライブ会場で販売する新作「KOKORO EP」のリリースも決まりました。新曲を4曲収録予定で、一般流通は考えていません。つまりCDショップには並ばない作品になります。

そのうちの1曲を、今回のROOMSをきっかけに作ることしました。そう、ツアー中に未発表曲と言ってやっていたあの曲です。旅をしながら歌詞を書き足し、東京にいるときに自宅でトラックを作りながら制作した曲で、現在ミックス作業中。最終段階になります。

タイトルは「心たち」に決めました。

まだその音源は聴かせられませんが、ROOMSを完走した記念と、noteのメンバーシップの特典、あとはちょっと早いクリスマスプレゼントとして、12月25日までの期間限定で、弾き語りバージョンの「心たち」を公開します。

家で気合いの一発レコーディング。まさにROOMSバージョン。聴いたあなたが少しでも穏やかな気持ちになってくれば嬉しいです。

いつもありがとう。


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Keishi Tanaka
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