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藤田さんちの本棚紹介 #16

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は分厚いハードカバーの図鑑をご紹介。

色彩のデザイン図鑑

THE V&A BOOK OF COLOUR IN DESIGN

以前、Amazonで原本を見つけて
「面白そうだなぁ、でも英語だし結構な値段だから、後回しかなぁ…」とひっそりカートに眠らせていた本が、日本語訳されて出るということで、喜び勇んで飛びつきました!

表紙が加工されていて、キラキラ
ティム・トラヴィス 編 / 日本版監修 柏木博
訳 井上雅人・橋本優子
東京書籍株式会社 発行
2022年3月3日初版 / 3,800円+税

12色に分類されたコレクションの数々

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のコレクションを、キュレーターのティム・トラヴィス氏が、色という分類で編纂した一冊になっています。

12色の内訳は
白・灰・黄・橙・桃・赤・紫・青・青緑・緑・茶・黒。

目次

色の章ごとに、カラーチップと歴史・文化・立ち位置などをまとめた扉があります。
収録された様々なコレクションの生い立ちから導き出されるテキストは、いろんな発見があって楽しい!(色彩&活字中毒者の意見です。個人によって感じ方に違いがあります)

カラーチップにはCMYK値も。

そこからは、その色にまつわるコレクションが数多く紹介されているわけですが、写真が大きくて美しいのが、見ていてワクワクします。
その1点1点に詳細な情報があり、解説が載っているのもいいですね。
読まなくても楽しい、読んだらもっと楽しい構成になっています。

とりあえず、好きな色相の「黄・紫・青緑」から適当にピックアップしてみました。

なかなかの重量なので、書見台が欲しい感じですね。
手で持たずに立てかけて、じっくり眺めたい…。
(ということで、ポチってしまいました)

色彩に限らず、美術・プロダクト好きの人とかも面白いと思います。
あと佇まいが美しく、自立し勝手に開かないので、インテリアとかにも使えそう。

図鑑系は取り回しが大変なので、日常的に読む本ではないかもしれませんが、興味があればぜひ。

■オリジナル版はこちら


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藤田さんちの色彩事情 - Kei's Factory
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