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和の色絵の具
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日も画材シリーズから。
和名の色のアクリルガッシュ
先日、アクリル絵の具のお話をしました。
その中でも有名どころの1つである、ターナーさんのアクリルガッシュ。
これに『ジャパネスクカラー』というシリーズがあります。
和の色の名前がついた、全69色のラインナップ。
もともとターナーさん自体が日本の企業なので、和名色の画材を出していても違和感はないのですが、「ジャパネスク」というオリエンタルな響きの言葉を聞くと、どこか外国から来たような印象を受けますね。
落ち着いた色合い、独特な質感
自分も何本か持っていますが、
通常のラインナップよりも日本の色らしい落ち着いた雰囲気があります。
また細かな粉を混合することで「ざらつき」感を残しているそうで、独特な質感と描き心地があるのも特徴。
無駄に混ぜて使いたくなってしまいます。
玉虫色の多さ
あと、個人的に面白いなと思っているのが「玉虫色」の多さ。
虹色に鈍く輝く玉虫色を1色だけで表現するのは難しいのですが、この手があったとは。
・赤 / 紫
・青 / 青緑
・黄 / 黄緑
・緑 / 濃緑
とグラデーションになった4色がラインアップされています。
並べたり、混ぜたりすると様々な玉虫色が楽しめます。
また、白ベースに塗るのか、黒ベースに塗るのかで色の出方が変わるのも面白いです。
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左が白ベース、右が黒ベースでの発色です。
色名の由来も勉強できるブランドサイト
上記画像の引用元であるブランドサイトのカラー紹介ページが、色の名前の由来も説明されていて、なかなか勉強になります。
見て楽しい、使って美しい絵の具のご紹介でした。
本当にこれ使っていて楽しいので、オススメです。
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