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爪切り

楽器演奏者は爪切りにこだわりがある。
演奏する楽器によるとは思うが、例えばアコギを弾くギタリストの中には爪を伸ばしてそれを固めたりしている人もいる。そうじゃなくても指板を押さえる側の手の爪の長さにはそれぞれの弾きやすさみたいなのがあると思う。
かく言う僕も爪の長さにはこだわりと言う程では無いが気をつけてはいる。長くなると鍵盤を弾きにくい。短過ぎても鍵盤を掴みづらい。掴むという表現はわかりにくいかもしれないけれど、奏法によっては和音を実際掴む感じで弾くこともあるのだ。

そういうわけで爪切りにもこだわっていると言いたいが別にこだわっていない。
こだわっていないが、半年前くらいに母が高級な爪切りを通販かなんかで注文して我が家では今それを使っているのだが、これが切りやすくて流石高級なものだなんて思っているのだが、しかし、爪が飛ばないような機構が省かれており昭和の昔のように新聞紙を大きく広げてその上で切ったりしているのは不便だ。
この不便さがゆとりであり高級さなのかもと前向きに受け止めるようにしているが、裸足で歩いているとチクッと足の裏に刺さるものがあり、それが爪だったりする。

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