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【レム睡眠と夢】夢を見る仕組みとその不思議な世界

はじめに:なぜ私たちは夢を見るのか?

「昨夜、どんな夢を見ましたか?」
朝起きた瞬間は覚えていたのに、時間が経つと忘れてしまう。あるいは、奇妙な夢を見て「何か意味があるのかな?」と気になったことはありませんか?

実は、私たちが夢を見るのは 「レム睡眠」 という特別な睡眠のタイミングと深く関係しています。夢が鮮明だったり、ストーリー性を持つのも、脳がレム睡眠中に活発に働いているからなのです。

この記事では、

  • レム睡眠とは何か?

  • なぜ夢を見るのか?

  • 夢と記憶の関係とは?

  • 夢をコントロールする「明晰夢」の仕組みとは?

といったテーマについて詳しく解説します。あなたが見る夢には、どんな秘密が隠されているのでしょうか?

レム睡眠とは? ノンレム睡眠との違い

私たちの睡眠には、大きく分けて 「レム睡眠」「ノンレム睡眠」 の2種類があります。

🔹 レム睡眠(REM:Rapid Eye Movement)

  • 眠っているのに、脳が活発に動いている状態

  • 目がピクピク動く(急速眼球運動)

  • 夢を見やすい時間帯

🔹 ノンレム睡眠(Non-REM)

  • 深い眠りで、脳も休んでいる状態

  • 成長ホルモンが分泌され、体の修復が行われる

  • 夢はほとんど見ない

一晩の睡眠の中で、レム睡眠とノンレム睡眠は約90分周期で繰り返される のが特徴と言われがちですが、実は一定ではなく、実質的には長かったり短くなったりします。

特に、朝方のレム睡眠中に見た夢は記憶に残りやすいと言われています。

なぜ夢を見るのか? 夢の役割とは

夢を見る理由については、科学的に完全に解明されていませんが、いくつかの有力な説があります。

記憶の整理説
夢は、日中に得た情報を整理するためのプロセス。特に、重要な記憶を定着させる役割があると言われています。

脳のメンテナンス説
脳が不要な情報を消去し、スムーズに働くためのリフレッシュを行う時間。いわば、脳の「掃除」 のようなものです。

深層心理の表れ説
フロイトの心理学では、夢は 「無意識の願望」 を反映すると考えられています。実際に、悩みやストレスが強いときに奇妙な夢を見ることが多いですよね。

夢をコントロールできる? 明晰夢の仕組み

「夢の中で、自分が夢を見ていると気づいたことがある」
そんな経験はありませんか?

このように、夢の中で「これは夢だ」と自覚しながら行動できる現象を 「明晰夢(ルシッドドリーム)」 と呼びます。

💡 明晰夢を見やすくする方法

  1. 夢日記をつける:毎朝、覚えている夢を書き留める

  2. リアリティチェックを行う:日中に「これは夢か?」と確認する習慣をつける

  3. 二度寝を活用する:朝方に目覚めたあと、再び眠ると夢を見やすくなる

明晰夢を活用すれば、夢の中で自由に飛んだり、好きな場所に行ったり、創造的なアイデアを得ることも可能 です。

まとめ:夢は脳からのメッセージ

夢は、私たちの記憶や感情、無意識の願望を映し出す不思議な世界。レム睡眠が脳を活性化させることで、さまざまな夢を見ることができます。

レム睡眠中に夢を見る
夢は記憶の整理や脳のメンテナンスに関係する
明晰夢を使えば夢をコントロールできる

次に夢を見たときは、その意味やメッセージに注目してみると、新しい発見があるかもしれませんね。


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