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「東京妄想地図(もまっぷ)」のライブに初めて行った話

うたえば、街がたのしくなる。

東京妄想地図 / もまっぷ IDOL × Music × City

そんなコンセプトのアイドル『東京妄想地図』
略して「もまっぷ」のライブへ2月に初めて行ってまいりました。


最初の説明んとこで長いので、初ライブのとこにスキップしていただいても大丈夫よ。


東京妄想地図(もまっぷ)って何だ

What is MOMAP?

地図の部分をマップと書いて「とうきょうもうそうまっぷ」、略して「もまっぷ」と呼ぶ主に街をテーマに歌うアイドルグループです。グループと言ってもひとりで活動しているのですが…(でも実質2人か?)。

いや、でもアイドルかつったら…まぁ…うん一応アイドルなんですが…自称アイドルと言えばいいのやら。見ればわかるから。

どんなアイドルか魅力があるのかについては、右京大夫さんの記事がわかりやすいので、詳しくはそちらを読んでください(丸投げ)。

オレはだってさアレだもん、語彙力も文章力ないもん。
うん。

東京妄想地図/もまっぷは2022年に結成。

グループ名感あるもののメンバーは「さとうがし」さん一人で、#もじ鉄やグラフィックデザイナーでお馴染みの石川祐基さんがプロデュースしている一応、アイドルです(なので実質2人、たぶん)。

表現が自由で思想の強い社会派アイドルです。そういう攻めてんのオレは大好きだよ。

街をテーマにしているもまっぷ。自分が特にお気に入りの曲を紹介しつつ、改めてご紹介しましょう。

東京妄想地図 「隅田川の橋図鑑」

その「もまっぷ」で活動しているのがこのさとうがしさん。別名義で佐藤餓死として男女ユニットのレトロな少女のボーカルをやっています。

酒とタバコが好きな(たぶん)アイドルです。

ちなみにこれは東京に架かる墨田川の橋をテーマにした曲。リズムにノって何となく橋の名前を覚えられるような気がしなくもない曲です。

歌はもちろんの事、どの曲の映像も(ネタがありつつも)カッコよくキレイなんですよ。

東京妄想地図 「隧道建設株式会社」

結成当初はさとうがし(呼び捨て)のみでしたが、一時期は新たなメンバーふるいまちさんと共に活動。

その時にリリースのトンネルをテーマにした「隧道建設株式会社」のミュージックビデオは、数日かけて実際にそのトンネルに行き撮影するというこだわり。

アイドルドキュメンタリー映画「隧道」
軽キャンで往くニッポンのトンネル旅

MVの内容もトンネル工事をテーマにしつつも時事ネタっぽく入れたり、なんだコレって感じで、色んなネタとか知ってる方にとっては面白いかも。あと様々なトンネルがあるのも知る事ができるよ。

撮影のドキュメンタリーと合わせて見ると、かなりの時間かけてトンネルを巡ったのがわかるハズ。見て。

そして再びさとうがしソロで活動するように。

東京妄想地図 「都心上空ルート」

羽田空港の都心上空ルートをテーマにしたスピード感あって明るく爽やかな曲。だいぶ癖のある歌とはまったく違う曲調で、実写とミニチュアを合わせたオシャレな映像に注目。

空から望む都心の映像は実際にスターフライヤー便から撮ったものなんです。これ聴くと羽田空港へ出かける時とかもっと楽しく感じるかも。

「好きです かわさき 思い出の街」

こちらも是非聴いて欲しい044で始まる川崎市をテーマにした歌。

横浜や鎌倉など知名度のある神奈川県内で、知ってるけど地味に見えるかもしれない、そんな政令指定都市でも、この歌を通じて川崎市のちょっと良いところに気づくかも…そんないい曲です。

とにかく、楽曲やミュージックビデオに物凄くこだわりを持っているのですよ。

アイドル限界飲酒企画
「東京酒盛地図」築地場外市場で朝飲み編

楽曲以外では、がしちゃんと石川さんの2人をメインに様々な企画をしており、どことなく深夜番組にありそうな雰囲気の緩さが魅力。

関東だとTOKYO MXやtvk(テレビ神奈川)などのローカルテレビ局にありそうな、そんな感じです。HTBだと「水曜どうでしょう」みたいな感じ…わかるな皆この例え。

自分的にお気に入りなのがこの築地場外市場で朝飲みする企画…と言いつつ後半は…。歌だけでなく、企画動画も癖あるし、結構危なっかしい発言もしたりしてるので、それでも平気な方はオヌヌメです。

ヤベッ、思った以上に長々と書いちゃった。次はようやく初ライブに行ったお話をしますかね。ここまで書いといてアレだけど、スキップした人っている?


初ライブ、書泉ブックタワーへ

これまで東京をメインにライブも行っているもまっぷですが、行く機会が全然無かったんですよね(行けなくもなかったけど)。そんな中、もまっぷ公式SNSで東京・秋葉原の書泉ブックタワーで無料ライブをやると発表。

行けたら良いなぁと思いながらも、こういう時こそもまっぷに会えるチャンスだと思い、ようやく初めてのライブに赴いてまいりました。

📅2025.02/15
土曜日 / Saturday

JR東日本 秋葉原駅 / JR East Akihabara Station
東京・千代田区 外神田
Soto-Kanda Chiyoda City, Tokyo, Japan

ライブ当日、山手線に乗って最寄りである秋葉原駅で下車。駅のサイン類などを撮りつつ、時間潰しながら会場へ向かいます。

総武線ホームにあるミルクスタンドでコーヒー牛乳

久しぶりにミルクスタンドで飲んだけど、ホームで飲むと特別感あって良いよね。

書泉ブックタワー / Shosen Book Tower
東京・千代田区 神田佐久間町
Kanda sakuma-cho, Chiyoda City, Tokyo

夕食を済まして会場の書泉ブックタワーへ。ちなみに書泉は神保町にもございますが、最初はそっち行こうとGoogle Mapで調べていました。

もまっぷ公式が秋葉原駅が最寄りだと注意喚起していたので、危うく間違えるとこだった…危ない危ない。

各階に様々なジャンルに分けられており、5階には鉄道や航空機などの書籍やグッズなどが置かれている(一部撮影OKな箇所もある)。
モノホンの吊り革です

神保町の書泉グランデには行った事ありましたが、秋葉原の書泉ブックタワーは今回が初めて。

書泉といえば色んな趣味に特化した書籍が置いてあり、特に鉄道関連のコーナーはCDやグッズのみならず、実際に使われていた吊り革までも販売。

ちなみに買ったのはAIRDOの機内で提供されてるオニオンスープです(本屋でスープ買う奴)。あと雑誌BRUTUSの「伝える力」特集ね。

SCAPES 都市と廃墟の写真展

9階に上がって会場へ。今回のライブはこの写真展のイベントとして開催されたもの。

都市や廃墟をメインにした写真が展示している他、
写真集やポストカードも販売。
様々な廃墟の写真
右下のバスとSLの荒廃した写真が少し気になってました。

変わった視点から撮影した都市や、夢と跡となった廃墟の写真を少し観覧。風景を違う世界かのように撮るの…本当に凄いよなぁ…。

今回のイベントのために写真家が撮影したさとうがしの写真
ポストカードや石川さん著書のもじ鉄関連の本も販売

スペースの一角にはモデルとなったさとうがしの写真が展示。椅子に置かれているパソコンには、これまでYouTubeに公開されたミュージックビデオが流れていました。

東京妄想地図 SPECIAL LIVE
都市とアイドルの音楽祭

今回開催したライブのポスター。さとうがしが乗っているのは神田錦町キンキン広場にある遊具のパンダ。シュールに見えるけど、オシャレにも見える不思議な感じ。

さとうがし直筆のサインが入ったヘルメット

ヘルメットに書かれたシンプルなサイン。特にこだわったサインはつくっておらず、本人曰くつくりたくない理由は「調子に乗ってるから」との事。あくまでさとうがしによる見解だから。

色々と見ていると、さとうがし本人が会場に到着。私は遠くから「あ、本物のさとうがしだ」と思いながら、見てました。

関係者の方々に挨拶したのち、控室へと向かったさとうがし。流石にこれから準備してる段階で挨拶するのもどうかと思ったので、この時はまだ声を掛けずにいました。

後にプロデューサーの石川さんも到着し準備へ。私はライブが始まる前に、もう一度、書泉内を散策したのち、再び会場へ。

閉店後に開催するため、20時までには9階にいないといけなかったので、あまりギリギリにならないように再び会場入り。

エスカレーター降り口には石川さんがお出迎え。そん時にはまだケイルさんですと挨拶してなかったので、今思えばあの段階でご挨拶してもよかったなって思った気がしなくもありません。

都市メインの写真展示の前に置かれたステージとマイク

20時近くになると、ライブに訪れたお客さんがだいぶ入場しかなり賑やかに。会場には書籍やグッズの他にお酒も売っており、すでに酒盛りしているような雰囲気に。

あと、ヘルメット被ってる人たちもいます。

ここから日比谷線の秋葉原駅が眼下に

合流していたフォロワーさんとライブ開始まで待っていると、フォロワーさんが眼下に向けてパシャパシャ。その眼下には日比谷線秋葉原駅の入口が。

曰く「ライブ楽しみながら#もじ鉄も同時に楽しめる」と。#もじ鉄を広めた石川さんがその意図も含めてここを選んだのか定かじゃありませんが、そういう事にしておきましょう。

時間間際になると音出しの確認のため、書泉のエプロンを着けたがしちゃんが一旦ステージの上へ。

音出しで歌った「中華そば高架」では観客が手拍子。本番前から盛り上がっているなか、いよいよ20時15分、私にとって初めての『東京妄想地図(もまっぷ)』のライブが始まります。

閉店後の本屋、いつもは静かだけど今宵はかなり賑やかな夜になりそう。


酒飲みながら歌う、自由奔放なアイドルライブ

さとうがし / Gashi Sato
東京妄想地図 (もまっぷ) 
Tokyo Moso Map (Momap)

閉店後の本屋の9階にて、ヘルメットを付けて、片手にビールを持って再びステージに登場したさとうがし。私がいた位置はかなり前だったので、かなり距離が近いのなんの。

◇ セットリスト ◇

1. 隧道建設株式会社
MC 令和ロマン
2. 隅田川の橋図鑑
3. トホデノリカエ
MC 真空ジェシカ
4. 西濃サイドストーリー
5. ホテルニューアタミ
6. 南関東高速物語
7. 好きです かわさき 思い出の街
MC 真空ジェシカ
8. 都心上空ルート
9. 東京都渋谷区宇宙

東京妄想地図(@momap_official)公式Twitterアカウントより引用

スペシャルライブのセットリストは上記の通り。太字は先ほど紹介した楽曲になります。

無料ライブなのでそこまでやらないのかと思いきや、9曲も歌うというボリュームっぷり。これは実質ワンマンライブといっても良いくらいなのでは。

動画では過激な事も言ってるけど、疑似的な旅行が楽しめるような選曲の並びなど、無料であろうとも手を抜かないこだわりっぷり。

カメラに向けて乾杯
鳴り響くゼロ災コール

『隧道建設株式会社』から始まったライブ。イントロからビールを持って乾杯し、途中フリを忘れながらも皆と一緒に「ゼロ災コール」やトンネル工法コールが響き渡ります。

歌いながらビールを飲むアイドル

途中MCではM-1の曲が流れ、ずんだもんが「こんばんは、令和ロマンです」と時事ネタを入れながらの挨拶(その時のニュースはまだ知らなかったけど)。

純粋にアイドルと呼べるのかどうか、こ正直グレーゾーンとも自虐を入れつつ、果たしてこれがアイドルのライブなのかと思いながら、ライブは更に続きます。

めっちゃ良い顔してるけど、
エプロンのポケットにビール入れて大丈夫か?
このポーズかわいい
ステージの端っこに置かれたサイン入りヘルメット
『ホテルニューアタミ』でサングラスをかけるさとうがし
車に乗って南関東高速物語を歌う

東京妄想地図のデビュー曲である東名高速道路と中央自動車道をテーマにした『南関東高速物語』では、ミュージックビデオやライブでも使われていた車に乗って歌います。

ビールを飲んでから車に乗ってるので観客からは—

ファン 「飲酒運転だぞ!!!!!!」

さとうがし 「うるせぇよ!」

2杯目はレモンサワー
周りを飛ぶドローンが会場内を撮影していました。

ライブ中はところどころドローンが飛行。後ろに消えたのかと思いきや、公開されたライブの映像を見ると8階に降りて再び戻って来た模様。

レモンサワー片手に歌うさとうがし

『好きです かわさき 思い出の街』をレモンサワー片手に歌い、エプロンのポケットに入れますが、少しすると缶が傾き結局こぼれてしまう。

当時は歌に夢中でポケットに入れる仕草は気づかなかったのですが(こぼした時に気づいた)、今思えば「そらそうよ」と誰もが思うそんな瞬間。

こぼれても元気に歌って盛り上げるアイドル

ドローンが飛行している中で『東京都渋谷区宇宙』を歌いライブは終了。共に閉店後の本屋さんに歓声が沸いていました。

日付が変わったとこで、Twitterでもライブの様子を一部、noteではさらにプラスいくつか歌っているところを掲載しました。

生で聴けたもまっぷのライブ。これまでライブの様子はYouTubeにも挙げられてますが、実際にいけばわかるちょっと刺激的なライブでございました。というか無料だからこそなのかもしれない。



歌った後も自由奔放、街の本屋で夜盛り上がる

ライブ後すぐにサイン入りヘルメットを
オークションで売るアイドル
セリにかけられた直筆サイン入りヘルメット

このあと特典会をやるのかと思いきや、最初に歌った際に被っていたヘルメットを億ションオークションに出品。そんないきなり別のイベントをやるもんなんすか。

いや…普段のライブだと絶対にやんないか。

選挙ポスターがメインの写真

ヘルメットのオークション後、観客たちのコールを浴びながら石川さんもステージに上がり、今回コラボで展示された写真もオークションに出品することに。

ライブ後にオークションなんて他のアイドルなら絶対やらんよ。

石川祐基さん / Yuuki Ishikawa (右 / Right)
お馴染み「#もじ鉄」や、東京妄想地図のプロデューサー

清澄白河駅で撮った写真を持つがしちゃん、持ち方がなんか…なんかアレなんよ。なお、このオークションの目的は石川さんの電気代を賄うために開催されたもの。

かなりの額で競り落とした方もいたので、石川さんの電気代が無事に払えてると良いなぁ。

チェキの最後尾
ピクトグラムや日英併記にこだわりを感じる

本屋での競りが終わり、ようやく特典会へ。チェキの行列が物凄く長かったのに驚き。思った異常の行列なので、本来は特典会22時までだったのが30分延長。以降はチェキのみの対応となりました。

書泉さん、延長してくれてありがとうございます。

ステージ壇上から機材と秋葉原の街並みを何となくスナップ
石川さん著書の#もじ鉄の本
その上にはファンが手掛けたというLED表示器

途中、タイミングを見計らってようやく石川さんにご挨拶。実際にケイルさんとお会いするまで「バーチャルの存在だと思ってました!」とおっしゃってました。

まぁ…バーチャルや概念的な存在みたいなもんなので、これからもそう思っていただければ。

チェキどうしようかなと考えてたのですが、ようやく会えたので思い切って購入。ちょうどラスト1枚のチェキ券だったので他の方から「良い感じに〆てください!」と押された感じで行列へ。

ようやく、がしちゃんことさとうがしにも挨拶ができ、チェキを撮って少しだけお話。たまにもまっぷの話をツイートすると反応してくれたこともあるので、実際に会えるとやっぱ嬉しいね。

もまっぷの動画は「見たり見なかったりしてる」とか言いながら、話してるとあっという間にお時間。最後は書店員さんの誘導で、会場の9階から1階の裏口までエレベーターで案内されました。

エレベーターの中で物凄い流暢に話してたの、すげぇなぁと皆思ってたよ。

書泉ブックタワー付近から撮った夜の秋葉原
総武線の電車が走るとこを狙って記録

夜遅くなりながらも灯される秋葉原の街で、フォロワーさんやファンの方とお別れし、秋葉原駅を去るのでした。

ライブの様子、YouTubeにも上がっていたよ(小声)
あえてチャンネルトップのリンクを貼りますが、ライブだけでなく、今回紹介した動画以外も是非見てみてください。

好きな人は好きだけど、好みはちょっと別れるかもしんないなぁ。



また会えると良いなと思ったそんな感想


念願で初めて行った東京妄想地図(もまっぷ)のライブ。規模的にお客があまり来ないのではとか思ってましたが、そんな事無く満員御礼の大盛況。

がしちゃんの距離も近く、親しく接してくれるので、もまっぷというアイドルがより身近な存在になったのかなと改めて思った気がしなくもありません。

話すのがほんの少しだったので、もしまた自分がライブに来ることがあれば、ゆっくりお話しできたらなと思うし、今回初めましての方もその時にお会いできたらなと思いました。

表現の自由が過ぎる雰囲気も好きだし、それでもライブに力を入れている。アイドルの概念をぶち壊す存在だけど、だからこそ好きな人であれば誰でも受け入れてくれるそんな気がします。

実際にあってそう思ったもん(後付け感)。

だいぶ最後にまとまりのない文章になりましたが、いつかタイミングが合えばですが、またどこかのライブなどでお会いしたいです。屋外のイベントでもやんないかなぁとちょっと勝手ながら期待しているよ。

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