山口・防府旅行記 ~眼鏡の始まりと終わりの地を巡る~ 前段説明編
というわけで春の山口に眼鏡のルーツと、眼鏡のお役御免、眼鏡供養の旅に出かけてきた。ほかに競輪と、観光と、エヴァの聖地巡りと競輪とをこなしてきた2泊3日の旅行記です。で、まずは目的とか行く方法とか。
興味がない、すっ飛ばしてという方は、旅行記、以下のとーりです。
1日目 宮島、岩国
2日目 宇部新川エヴァ、山口大内ザビエルめぐり眼鏡の始まりの地へ
3日目 防府眼鏡供養 眼鏡の終わりの地へ
まず山口に行くには・・・
東京からの視点になるけれども、山口は遠い、行ったことがないという人が多い。でも調べてみるとそこまで不便ではないことが分かった。
まずは新幹線。
よく聞くのが「広島まではいったことがあるけど・・・。」なんて声ですが、
比べてみると約30分しか差がありません。料金に関してはあえて書いておりませんが、JTBなど旅行会社のプランを使えば宿代に新幹線を含めた予約の仕方もできますので、ヤフーなどの額面より安くいけますし、EX予約に加入すればかなりお安く新幹線のチケットを確保できます。
飛行機の場合
実は山口には空港が二つあり、その2つの空港を効率的に利用することで、他の都道府県の飛行機利用と比べ同じ空港に戻ってこないで済むので効率的に回ることができる。
山口の中心街に近い山口宇部空港
岩国にある岩国錦帯橋空港
どちらをスタートにしてもいいので好みの旅行プランに合わせてみるといいでしょう。さらには
島根県にある萩岩見空港
などという選択肢もあり、山口といえば萩っていうイメージがある人も多いと思いますが、その萩を回って山口に入り観光をするというプラン、もしくは山口線津和野の観光をしてSLなので山口に入るというプランです。ただし残念なのはお値段が他の2つの空港と使って、どちらと組み合わせても若干お高くなることですね。さらに帰りにこの空港を使うのはかなり時間がかかるので、おすすめはしないです。岩見=山口宇部はJTB撫でで予約することで比較的お安く予約ができます(ただし20日前よりキャンセル料が発生し、飛行機、宿すべて含めての計算になります)
奥の手の奥の手
福岡空港から
成田空港から格安便が出ており、実はこれが一番安い。山口県には下関から逆上陸をする形。安くなった分新幹線で課金してもいいしとことんケチって下で回ってもよい。山口県は防長と言われ、防府、長門の2つがくっついた形、長門方面を巡ったり今はやりとなっている角島方面を回っても面白いと思う。
もちろん、これらの空港と、新幹線を組み合わせてもよい。
ちなみに新幹線EX予約早得を使うと新山口まで片道1万5千円ちょいです。
あくまで東京からの前提で進めてますが、関西、九州からでしたら鉄道一択になると思います。
というわけで、あちしは途中友人と合流することを考え、往復新幹線をチョイス。乗り遅れにも強いしね。それに、せっかく友人と一緒に遊ぶんだ、できる限り一緒に遊ぶ時間長いほうが楽しいし、それでの差額が3,4千円くらいなら、せっかくの旅行でケチることもあるまいと思ってね。
旅の目的を再確認
今回の旅の目的は山口に眼鏡のルーツと、眼鏡のお役御免、眼鏡供養の旅に出かけてきた。ほかに競輪と、観光と、エヴァの聖地巡りと競輪。盛りだくさんであるが少しずつ説明。
山口に眼鏡のルーツと眼鏡供養
山口県と眼鏡ってどういうこと?っていうお話の説明。山口県は室町時代大内氏が納め非常に安定し、発展してきた都市です。その地に鹿児島に上陸した宣教師フランシスコザビエルが訪れ一度京都まで登るものの、そこで布教活動には至らず、かつて道中によった山口に引き返し、そこで大内氏に布教を許可され、初めての教会ができたのが山口県。そのフランシスコザビエルが日本に眼鏡を伝来させたということなので、日本眼鏡史のスタートの地なのである。確かに山口は「西の京」と言われ栄えたが、なぜ、京都ではなく山口なのか?そのことを考えつつ、独特の山口文化に触れながら観光するのはなかなかに感慨深いものがある。
そして同じ山口県防府市。そもそもの大内氏の拠点となった場所であるが、そこに周防国一宮「玉祖神社(たまのおじんじゃ)」がある。ここは三種の神器である勾玉を祭る神様の神社。転じて、玉=レンズ、というかとで、カメラや眼鏡に関する神様としてまつられている。目の神社自体は馬頭観音関係でたくさんあるものの「眼鏡」という形になると数が一気に減る。その中で、この玉祖神社は年に一度「玉の祭」で眼鏡供養の祭事を行っており、その中でも眼鏡をおたきあげるという神事を行っている全国で唯一の神社である。そこに知り合いの個人の眼鏡を、特に変態的めがね愛好家で合った故人を弔うためにおたきあげしてもらう、それが今回の旅行の目的の一つである(まぁ、急にはいった不法で、それがなくてもいく予定ではあったのだけれどもね)。キリスト教からの眼鏡、神道日本文化らかの眼鏡、実にごちゃまぜで今の日本らしくていいと思うし、眼鏡及び眼鏡っ娘を愛する気持ちに信仰の差はないのである。
エヴァの聖地めぐりと眼鏡
ちょうど、というか後付けになるのかもしれないけれども、エヴァンゲリオンの聖地となった。完結となるエヴァのしかもそのラストがまさに山口県。山口県分部市、宇部新川の駅がまさにその場所となっており、しかも眼鏡っ娘である真希波さん大活躍の場所。聖地巡礼というのはオタク心に盛り上がるものがあり、しかも駅そのものが聖地という、アクセスの良さも相まって今地味にホットなスポットなのである。将来的にいろいろな眼鏡スポットを遠足や修学旅行と称して紹介するにあたり、そのロケテストも含めて行ってきた。さらには聖地巡礼でわかりやすく、眼鏡っ娘をめでるスポットを楽しむというのはご褒美だし、大きな旅行の武器になると思いそれも旅行のコースに組み入れた。というか、ここ組み入れなければただの旅行やんということもあるしね。こういうご褒美は絶対必要。眼鏡とくっつけられてよかった。
観光としての強み
調べてみると実際に、山口は観光として面白かった。もちろん山口県山口市の大内文化もそうなのであるが、メインに据えた防府市が玉祖神社だけでなくほかに観光地もふんだんにあり、無理にこじつけて人をだまくらかしていくところではなく、面白い土地であった。それを再確認してもらえればというための事前旅行。実際に観光として山口以外も面白く日本に9種類ある日本三大天満宮の一つである防府天満宮(日本語がおかしいが、決してあちしが悪いわけではない)、現存する国分寺、毛利氏庭園など見どころも多く、それもちゃんと回ってきちゃろ、せっかくだし、という旅。さらには湯田温泉という絶好の温泉地、獺祭を始めた日本酒、天神はも、周南タコ、車エビ、平太郎、金太郎、ふぐをはじめとしたグルメも楽しめ、こりゃもう行くしかねぇだろ!
競輪
そして、外せないのは競輪である。全国屈指のぼろ競輪場であり数少ないふるさとダービー開催基準を満たす「昭和」の競輪場防府競輪がある。日本最南端、および最西端にある333の競輪場、もはやこれは文化遺産だと言い張る以外に施設のぼろさ味わい深い雰囲気を醸し出してるところは数少ない(嘘つきました小松島競輪場とかもっとひどいです)そこでもそこそこでかいガールズケイリン付きS級シリーズがあるので、競輪ファンとしてはそうでなくても一度いって「なんだこのくそ競輪場、二度と来るか!はぁ、こんなところもまだ残ってるんだなぁ、やっくデカルチャー」と思って帰ってくる。
以上が今回の目的です。
では実際のコースを紹介
今回のあちしの計画したコースをご紹介。
1日目 東京ー広島ー厳島神社ー錦帯橋ー防府 一泊
2日目 防府ー宇部新川ー山口ー湯田温泉 一泊
3日目 湯田温泉ー防府
初日に関して
ただの観光旅行です。しいて言うならばこの日のダイアだと東京から新幹線、飛行機いずれを使ったも玉祖神社の玉の祭のオープニングに間に合わない(眼鏡供養時は間に合うが)ので、前日入りをする必要が少なからずある。今回は2泊3日にしてるのでそんなこと心配しないのでもいいが、1泊での旅行とかの際に参考にしてもらえればと…。いや、こじつけですね、せっかく交通費かなりかけて旅行行くんだから、ついでに回れるところ周っておこう、と。
で、山口県はかなり長く広い。広島、もしくは岩国で一回新幹線を降りるなりなんなりしても、そこから湯田温泉までの距離が100キロを超えるのでJRの切符が2日間有効になり、途中下車が可能になるのでそっれを使わない手はない。まだ行ったことのない錦帯橋の観光をしてみようかな、てのが狙いでした。んで、新岩国の駅は新幹線が停車する本数が少ないので、広島下車、その上で平家物語の聖地巡礼と称して厳島神社を周り、錦帯橋観光をしようと思っただけである。錦帯橋も、厳島もそれぞれ半日かからないくらいの観光地だからね。
2日目に関して
本格的な山口の旅の始まりです。山口に前泊したので時間にゆとりができ、本数が少ない宇部線の宇部新川駅にこれでエヴァの聖地巡礼に行けます。聖地巡礼を済ませたらば、山口駅に向かいレンタサイクルで、大内氏の歴史を巡る観光。午後は湯田温泉から観光タクシー(1人3000円)でザビエル関連史跡や大内をめぐり思いをはせ、日本眼鏡の始まりの地をめぐる。夜は山口のうまいものを食いつつ、湯田温泉で身を清め、翌日の眼鏡供養に備える。
3日目に関して
湯田温泉から防府に向かい、レンタサイクルで玉祖神社へ。今回の旅のメインである眼鏡供養に参加、故人の眼鏡を供養してもらう。残りはおまけだが、お昼から時間が空くので、防府天満宮、防府周防国分寺、毛利氏庭園、防府競輪場を観光する。
こんな感じです。
では、実際の旅行記は次回に続きます。
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