那須・塩原旅行記1 茶臼岳、大丸温泉
以前塩原の大出館に行ってなかなか良かったので、今回はそれに延長戦で那須を引っ付けて旅行に行ってきた。その1日目です。
計画編はこっち。
出発、いつものように大宮から
まずは大宮から新幹線で那須塩原に向かう。えきねっとの割引で9時40分の新幹線を狙ったが、取れずに8時50分の新幹線になる。朝は早いがまぁ、割引で取れただけましであろう。
那須塩原
早い時間の出発になり、当然早い時間に那須塩原に着く。ここからバスで移動して那須ロープウェイに向かうのだが、今回宿泊が那須温泉協会と連動しているので片道500円でバスはどこまでも乗れる。手前の大丸温泉が目的地だけれども、ロープウェイまでバスに乗れることを宿に教えてもらい、喜んでロープウェイまで向かうことにする。通常であればロープウェイまでは、隣の黒磯まで電車の乗って移動してそこからバスに乗るか(約1700円)、那須塩原からバスで出ると1680円するのであるが、これが500円で済むのはありがたい。必ず、お泊りの際にはワンコインバスの予約を宿にお願いしておきましょう。
那須ロープウェイまでは那須塩原からバスで約1時間半。バスが標高1684mのロープウェイの目の前場で行ってくれる。途中那須の街は栄えており、差ながら軽井沢のように盛り上がっていて、いろんな観光スポットがあり、どこの駐車場にも車が止まっていましたね。那須の高速インターも近いので車で来るのもありかもしれませんね。
茶臼岳ハイキング
ロープウェイ駅周辺
ロープウェイ山麓駅には11:17分到着予定ですが、実際はもうちょっと早く着く。事前にインターネットでロープウェイの切符は買ってあったのでスムーズに乗車でき11:20分のロープウェイに乗れ11:24分には山頂駅へ。そこでコインロッカーに荷物をぶち込み、ハイキング開始。90分で茶臼岳までトレッキングできるのだ!
正直な話今回天気が最後までよくわからなかったのでかなり不安であったし、雨降ったら新幹線の時間早くなった分、暇をもてあそばすことになるかと思ってドキドキしていたのであるが、幸いにも天候は崩れず、おおよそ曇り、晴れるときもあるみたいな天気に。おかげでロープウェイ山頂駅からの感じはこんなんでした!
山頂駅では5月下旬だというのに室内でストーブが炊いてあり、なんかあったかいなぁと思ったけれども、実際外に出てみると結構寒い。ふもとと10℃は違うということなので暖かめの上着をちゃんと用意してきて正解。軍手をしてコインロッカーに荷物を預けて身軽なカッコになり登山開始。本格的な装備がなくても90分程度の登山が楽しめ、絶景だということなので。
山頂方面へ
ロープウェイから整備された道を数分、開けたところに出てくる。ワンちゃん連れて散策してる人や軽装のお年寄りなんかもいて非常に朗らかな気分です。しかしこれが大変なことになります。この先とんでもない岩山。しかもそこそこ急な山道。道中で写真撮る余裕がなくなります。いや、上の写真の場所までは全然なんてことなかったんだけれども、ほんとこの写真の上のほうの地点に行っただけで条件がすごく変わります。寒いです。10℃です。しかもとんでもなく風が吹いてます。山の風強いとは聞いてましたが、ここまでとは。富士山のぼってるんじゃないんだぞ?
というわけで写真撮るのにいちいち手袋外して、スマホいじって、また手袋してていうのもあるので、大変だし、手袋外してるので震えて手振れしたりしてます。なんで写真の枚数も減るし取り直しもしてません。
実際風景として面白いんですけれどもね。北の朝日岳のほうとか見ると地肌がむき出しで、南のほうを見ると草木が茂っている。実際の標高差はこうやって目で見る取りあるからだろうけれども、面白いものです。
こちらの写真は山頂ではないけれども、お鉢巡りができる登山道からとったもの。山頂のほうの写真を撮っています。こうやってみるとなだらかに見えますが、結構きついのぼりもあるので、今回は山頂はあきらめました。理由としては、軽めの登山おつもりで来たので、ストックも、登山靴も履いてないから。上るならしっかりとした装備が必要だと思います。あちし一人であれば継続して登山しましたが、年より連れて行くのはどうかと。「ここで待ってるから行ってきなよ?」って言われましたが、強風ごうごうでしかも気温が10℃切ってそうなところに20分一人で待たせるというのもあり得ないのでね。下の地図のように散策したのですが、黒の部分はしんどかったですし、しっかりとした装備があったほうが安心です。確かにスニーカーでも山頂まで行けなくはなかったけれども、楽ではないですね。
しかしそこまでして上がってきただけあって風景はすごかったです、三町方面はこんな感じ。活火山なので、というわけじゃないけれども、噴火の後での岩石なんだろなぁと思ったり、
隣のお山を眺めると、隆起とかではなく火山活動で今の植生ができて植物が危機るには難しいのかなと思ったり。
おそらくここをマグマが流れていたんだろうなぁとか言うものを観察できてひじょうに面白かったです。御鉢のあたりはやや山頂付近まで行かなければなだらかでいよいよ落ち着いて眺めることができます。風がやんだ瞬間を狙って写真を撮ってます。
避難小屋から牛ヶ首、再び山頂駅へのハイキング
避難小屋付近まで降りてくると先ほどのお鉢の形を確認でします。あの角度の岩石をハイキングとして上るのはこんぢしょんが良くないとつらいですよね。まぐま、溶岩が冷えて固まって、風雨、寒さで岩石が削られた自然の風景に感嘆をいたします。
避難小屋からはお鉢の外側を歩いて牛ヶ首というところを経由してロープウェイ山頂駅へ向かいます。ここからはなだらかで、まさにスニーカーとかで周れます。ここまで来ると急に風が収まりゆったりと歩けますので、ハイキングなら「山頂駅→牛ヶ首→避難小屋折り返し→牛ヶ首→山頂駅」がおすすめです。登山はできなくはないけれども体力自慢か、装備を整えてだと思う。できなくはないけれども。
なだらかな道でこのれだけの風景に巡り合えるのでなかなかに満足度が高く、結構な数の登山客がいました。土曜日だというのはあるけれども、そこそこ人気。本格的な装備のhとはロープウェイを使わずに下から登ってる模様。山頂付近以外は難易度がそんなに高くないみたいです。
さっきまでとは打って変わって穏やかな風景が目の前に広がります。三本槍岳のほうを見ています。
硫黄採掘場や無間地獄といった名称が続きます。茶臼岳は活火山なので少ないながらも噴煙が出てるところを眺めることもでき、まさに硫黄の香りを感じることでできます。牛ヶ首方面まで、何枚か写真をまとめて。
でつきましたは牛ヶ首。ベンチもあり休憩したりお弁当を食べることができます。見上げてみてもなかなかの絶景。山頂から出てるのは雲で噴煙ではありません。せっかくロープウェイに乗ってきたならばここまでは北井ですね。ここなら山頂経由でなくても来れますので。
ここで休憩してお弁当を食べる。時刻としては13時半くらい。三町方面経由で約2時間のハイキングとなりました。空気もおいしいし、しっかり運動して、風景がいいところで、お弁当のおにぎりを食べましたけれども、とてもおいしかったです。ちなみにロープウェイ駅ではあったかいそばやうどんとか食えます。
牛ヶ首から山頂駅へ向かう道中、ここは噴火した後の石が飛んできて転がってきたんだろうなぁというのが見て取れて、同じ山で簿、場所場所でずいぶんと違った風景を見せてくれます。
そして再び那須岳の標識へ。1週周って帰ってきました。お疲れ様です。結構お勧めですが、いろんなところン書いてある、気軽なハイキングではなかったですね、山頂を目指すと。山頂目指さずハイキングするなら全然大丈夫だけれども、少なくてもある程度の体力は求められると思います。
そりゃあ、登山慣れてる人からすれば楽勝だし、入門的なコースで「あんなもん楽勝だよ」ってコースでしょうが、登山じゃなくてハイキングしかしてない人はこれ騙されますは。公式にでかでかと書いてあるけれども、、そして繰り返しになるけれども、できなくはないし、スニーカーでも、普通のジャンパーでも、ストックなしで登れなくはないけれども、あくまで山頂行くのは登山です。なめて考えていくとけんかになりますよ?山頂へは登山、周りのコースはハイキング、こう分けて考えましょう。登山は登山で、ハイキングとは違うということですね。
というわけで山頂駅に戻りコインロッカーから荷物を取り出し、乾杯!家から持ち込んだビールです。ここでも売ってたけれどもね。はーストーブがあったかい。
奥那須温泉、大丸温泉旅館宿泊
お宿到着お部屋とか
ロープウェイで下山しバスで一駅、大丸温泉のバス停に着く。そこから徒歩5分かからないところにあるのが大丸温泉旅館。周りの施設が結構朽ち果ててる中、残ってる秘境の一軒宿です。朽ち果ててるのはバス停の前だけなので、宿の前はそういった雰囲気ではないです。日本秘湯を守る会の会員宿ですね。今回はここにお世話になります、というかここが目的地です。
ロビーにはウエルカムドリンクがあり、日帰り入浴の方も湯上りにさっぱりできるようです。見えてませんが裏にはコーヒーもあります。
チェックインをすますと荷物を部屋まで運んでいただいている間にお宿の説明を受ける。本日のご飯の場所、お風呂の場所、混浴風呂に関する注意(混浴露天風呂は湯網着用は絶対のルールで脱衣場に男女ともに置いてあるので、その都度必ず着用してから入浴すること、男女別のお風呂はゆあみなし)、飲泉所の場所、売店と売店の営業時間などの説明を受ける。そしてお部屋に。本日のお部屋は一番安い部屋で本館の「あさひ」というお部屋。
広いですね。もともと3人で泊まる予定だったのですが、弟が急にこれなくなり2人で使うことになったのもあります。普段は3人以上の部屋なので。一人頭ちょっとした人数変更による追加料金もございましたが、基本的に2人料金で泊まれました。部屋からは関東平野方面が望めます。椅子に関しtもすわり心地抜群です。ここ以外のお部屋は基本的にすべての部屋で部屋風呂付で檜風呂がついてたり、ベットがついてたりします。んが、別に絶対的に部屋風呂ではなく大浴場で風情を味わうと思ったので、部屋風呂なしの部屋を選びました。お茶請けにはきんつばともう一品なんかあったな。このきんつばもおいしかったです。
大丸温泉のお風呂
お部屋に荷物を置いて一息ついたらお風呂でございます。基本的に湧出量が非常に多くすべてのお風呂が源泉かけ流し循環、加水、加温なしのいいお湯です。メタケイ酸の量が300㎎を超えていて、非常に保湿力の高い美人の湯です。これは栃木ではトップクラスだと思います。基本写真撮影は貸切湯以外はご法度なのでまずは貸切湯のほうから。
ドバドバとお湯が流れ込みます。この両デオウが流し込まれる源泉かけ流しのお湯はめったにないですね。このお風呂だけ硫黄泉。酸性のお風呂です。
データとしてはこんな感じ。
奥の沢噴気泉
単純硫黄温泉(硫化水素型) PH4.3 弱酸性低張性高温泉
70.4℃ 毎分?リットル 溶解物296mg/kg
https://www.omaru.co.jp/pdf/ons-gensen-okunosawa.pdf
↑公式のデータ
入った瞬間に「あぁ、久々に温泉に来たなぁ」としみじみと思える、温泉館があり、肌触りを感じました。
そのまま、露天風呂に向かう。ここのお風呂は「川の湯」といわれ、お風呂丸まる川です。川の上流が温泉で、温泉が川なのです。
湧水から始まているのではなく、毎分400リットルを超える自然湧出の温泉が川になってゆくのであるが、その最上流がこの宿でこの温泉安良です。実際のお写真はこちらでお宿公式から。
女湯のほうは体験してないので省略しますが、お宿公式から見ても素晴らしい感じです。個人的には露天風呂でここまで透明感のあるお湯は珍しいんじゃないかというくらい、透明で富山の宇奈月温泉と比べてもそん色のない感じです。白樺の湯を見ていただければわかるんですが、これだけ大きく広いお風呂なのに、ぬるすぎるということもなくちゃんとあったかく、っしてお湯がきれいで新鮮です。おそらくなのですが上流から流れてくるお湯と、筒からかけ流されてるお湯とは別に、お風呂のどこか端の部分からさらにお湯が出てるのではないかなぁと。場所によってちょっと熱めのところがあるので、多分そんな感じで調整で来てるのだと思います。実際すべての源泉(貸し切りの湯に流れているものを除く)を合わせると、毎分400ℓ以上のお湯が自然湧出しているらしいので、それを最上流からだけではなく、いろいろなところから調節して、ちょうどい感じをつくっているのではないかと。まさに湯守の仕事で、別格の温泉だと感じました。看板になる別格の文字は伊達ではないと思います。
ちなみに一番のお気に入りは中流の「あじさいの湯」。滝となって流れる温泉をわき目に見つつ浸かる気分は最高でした。お母んと一緒に行ったのですが、親子で並んで温泉に浸かるという特殊な経験もでき、それもよい思い出となっています。
泉質に関してはこれらの合わせ湯、だと思います。
中の湯(那須温泉)自然湧出
単純温泉 PH6.3 中性低張性高温泉
70.3℃ 毎分43.3リットル 溶解成分817mg/kg
桜の湯(那須温泉)
単純温泉 PH7.3 中性低張性高温泉
77.9℃ 毎分189リットル 溶解物900mg/kg
川の湯(那須温泉)
単純温泉 PH7.5 弱アルカリ性低張性高温泉
36.8℃ 毎分96リットル 溶解物363mg/kg
相の湯(那須温泉)
単純温泉 PH6.7 中性低張性高温泉
73.7℃ 毎分92.6リットル 溶解物986mg/kg
ついでに屋内のお風呂も公式から。
そして風呂上がりに飲泉所で温泉をいただき晩御飯に備える。
竹筒に湯の花成分がびっちり張り付いてて風情があります。お味は、温泉呑んでるなぁという感じで、普通の水とはお味が違うので満足感がある、って感じかな。おぅ、これ温泉キッツっていう感じではないです。
ちなみに湯上りのケアですが、これだけお部屋にそろっており、女性の方もばっちりだと思います。
大丸温泉の晩御飯
晩御飯朝ごはんともに半個室で…
大丸温泉のお食事は半個室の食堂でいただきます。完全な襖ではなく、隙間があるというか、格子がある襖で仕切られたお部屋でゆったりと周りを気にせず、かつ隔離された感じではない場所。個人的にたとえが正しいとは思わないけれども、上品な居酒屋の個室にいる感じ。料亭の半個室って言ったほうがいのかな?入ったことないからわからないけれども。
懐石料理で一気出しではなく、ころあい見計らってその都度そのつっ出してくれるタイプです。タッチパネルでお酒とか追加注文とかもできます。
こちらがお献立になります。
それでは、先付けと食前酒に梅酒です。
飲み物は地ビールで那須高原ビールを頼んでみました。
お刺身です。やはり鱒がおいしかったのと刺身こんにゃくが思いのほかおいしかったです。
細竹筍とメバルのバジルみそ。細筍柔らかくて好みだったな。いずれもバジルみそに合います。
途中、思わず酒が進んで写真飛ばしちゃいましたがしゃぶしゃぶ。温泉でいただくのと出汁でいただくのと2種類が楽しめます。温泉のものはポン酢で、出汁のものはそのままでもいただけます。出汁のほうが特に美味しかったです。
並行して出てきた稚鮎のてんぷら。アスパラと筍のてんぷらもセットで。筍のほうは海老しんじょうが挟まっており、実においしかった。
そんでデザートです。
途中栃木産白ご飯と、お豆腐もあったんですがね、取り忘れてしまいました。ご飯含めてほんと、見事にちょうどいい量。計算されつくしたおもてなしを感じます。
ちなみにお宿のビールのお値段はこんな感じです。食事時に頼んで地ビールはこんな値段ではありませんが。350円なら全然ありでしょう。
オフやには冷蔵庫もあり、瓶ビールとかも入ってますが、こっちのほうがお値段的にもお得です。銘柄もそこそこあるのはありがたいです。
まだ翌日の朝ごはんとかもあるのですが、この時点でもう大満足です。宿泊費は土曜日で一人2万4千円とハイクラスのお宿ですが、従業員さんのサービス、宿の雰囲気、ごはん、温泉、あめにゅティーとすべてがさりげなく張気持ちい宿。「高級宿ですので」みたいにお高く留まってないし、評判の「日本秘湯を守る会」の中で別格といえるような宿で、値段以上の満足をくれます。
天気が良ければ周辺観光も含めて極上の旅行が楽しめますし、天気が悪くても、今那須高原がミニ軽井沢みたいな感じになってるので、いくらでもやりようがある感じ。強く強くお勧めできるお宿でした。
今日のまとめ
茶臼岳登山は登山客には楽勝、ハイキングで行くとなるとハード
晴れていれば茶臼岳はなかなかの絶景、ハイキングコースは牛ヶ首方面
大丸温泉は温泉もサービスも別格!
歩数18500歩
明日はつつじ群生地、殺生石、鹿の湯を経て塩原温泉へ向かいます。
2日目はこちら
3日目帰宅編はこちら
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