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競輪、その魅力やいかに
初めての投稿は、数々のギャンブルを通ってきた自分が最後にハマって抜け出すことが困難となってしまった、沼とも呼べる競輪の魅力について少し。
まずポピュラーで身近なギャンブルとして思い浮かぶのがパチンコ・パチスロ。
自分も長年通ってましたわ。
設定看破や目押しなどの技術介入も多少必要だが、やはり運の要素に任せる部分が多く、しかも不自然な確率に出くわすと監視カメラを睨みつける行為にまで出てしまう怪しさを感じたりする。
次に有名なのは競馬。
つおいお馬さんと、上手な騎手から、その日のパドックでの調子を加味して距離や馬場から展開を導き出す、とても知性的でクリーンなギャンブル。
しかし、動物虐待が叫ばれる昨今の風潮や、あまりに馬を愛する人が周りに多いことから、謎のムーブを繰り出した馬に対してボロカス言えない雰囲気がある。というか言っても仕方ない。
ボートレースは?
賭式の形は競馬と一緒。
選手の技術力、モーター性能、展示を見て、スタート勘が来てるかを見て、コースから考えられる展開を当てはめて予想を導き出す。
これもまたクリーンである。
しかし、イン逃げ有利という最低の法則がオッズを地の底まで落とし、スタートから5秒で舟券を握りつぶせるところがよろしくない。
モーター音とヘルメットによる防音状態にボロカス言っても聞こえないので、場内は割とあーあという感じである。
さて、競輪は?
始めた当初は、競馬やボートレースのように選手の脚力から順位を予想するのかと思ってたら、蓋を開けてみると考えることが多すぎて目眩がしたのを思い出す。
何より大事なのはラインの概念。
これはまた詳しく攻略の記事などで出せたら述べていくが、基本はゴール前までチーム戦で、最後は個人戦になる。
そして他のギャンブルと決定的に違うのが、選手の心理がレースを大きく変えてしまうこと。
これはかなりの情報量が頭に入ってなくてはならないが、一つ間違えただけで脚力が一番弱い選手が勝てる競技なのである。
そして間違いを犯した選手には、金網越しにゼロ距離から言葉の波動砲が浴びせられることも特徴のひとつ。
モニターでレースを見ていたオジサマが、レース後わざわざ金網へ走っていって口から波動砲を放出している姿は忘れられない。
逆に言うと始めたばかりの人間はかなり手を焼く競技だが、選手が自ら筋肉を極限まで酷使し、勝利をもぎとるその姿から聞こえてくる息遣いと、良くも悪くも必死で波動砲を繰り出す観客の熱で、レース後半の心拍数はまるで選手たちとシンクロしたかのように高まるのである。
そんな競輪の魅力に取り憑かれた私が、やっと安定して勝負できるようになったその経験と、抑えるべきポイントなどをもしお伝えすることができれば、競輪がさらに盛り上がっていく一端を担えるのではないかと思い、これから執筆活動とまではいかないが、楽しんでいただけるような記事を書いていければと思う。
狂戦士