秋風記(あきかぜのき)
久ぶりの旅はやはり楽しいものだった。
各地の仲間との交流、名物を食するのもよかったけれど、何といっても芭蕉師匠の「奥の細道」を辿れたのは有意義だった。
詠まれた風景が自分の思っていたものもあれば、全く異なることもあった。
いずれにしろ、今後の自分の俳諧には役に立つだろう。
『秋風記(あきかぜのき)』を書き終えた諸九尼は、今回の奥州の旅をこのように振り返るのだった。
#歴創版日本史ワンドロワンライ · 2020年3月14日
お題:俳諧
女性俳諧師の一人、有井諸九尼(ありいしょきゅうに)について書いてみました。