【和歌山競輪 和歌山グランプリ2025】~古性優作、盤石のレース運びでグランプリ覇者の意地を見せるか?それとも波乱の目は?~
並び
②⑨ ①⑧ ③⑦ ⑥⑤④
①古性優作
S級S班のトップレーサー。
圧倒的なスピードと位置取りの巧さが武器。
どんな展開でも対応できる自在性と、ここぞという時の爆発力が魅力。
練習疲れが残るとコメントしているが、それは牽制と見て良いだろう。
ここ一番での集中力は抜群で、展開に合わせて自在に動くはず。
中団からの捲りが得意だが、位置取りにも長けており、他選手の動きを読んで最適なポジションを確保するでしょう。
【ポイント】
4番手あたりを確保し、最終バックで捲りを仕掛けるのが王道パターン。
早めに仕掛けても、最終直線で差し切る脚力がある。
②松本貴治
先行も捲りもこなせるが、どちらかというと捲りを得意としている。
今シリーズは山田選手との連携が3回目となり、互いの呼吸も合ってきています。
コメントでは調子は普通としていますが、走りには強さが感じられるので、6番車石塚の位置を奪うことができれば、中団での展開を有利に進めることも可能ながず。
ただし、先行しようとすれば、古性選手との位置争いに巻き込まれるリスクもあります。
【ポイント】
石塚選手の先行に合わせて、中団から捲り、もしくはカマシを狙う。
早めに動いて古性選手をけん制する可能性もあるが、勇気を持って仕掛けられるかがポイント。
③菅田壱道
自在性とスピードを兼ね備える選手。
特に、捲りや差し脚は破壊力抜群。
積極的なコメントから、今回は自力で勝負する意思が強いと見られる。
松本選手との位置取り争いを制し、古性選手を警戒しながらも積極的に動いてくるでしょう。
【ポイント】
最終バックから捲りを決めるか、他選手の動きを制しながら前に進むか、状況に応じた柔軟な対応が勝敗を分ける。
石塚選手の先行に合わせて、中団からの捲り、もしくは早めの仕掛けで主導権を奪いに行く可能性もある。
④椎木尾拓哉
今回は東口選手の後ろを固める。
東口選手が展開を作ってくれれば、最後に差し脚を伸ばすチャンスがある。
普段は追走心配もありますが、今大会では仕上がりが良い印象で彼の差し足がどれだけ発揮されるかがカギに。
【ポイント】
基本的には東口選手をアシストし、最後に差し脚を伸ばして2着を狙う形が理想。
⑤東口善朋
地元ファンの大きな声援を力に、チャンスをしっかりつかみたいところ。
地元記念ということもあり、気合が入っているのは間違いない。
石塚選手が逃げる展開になれば、中団から捲りを狙える。
【ポイント】
昨年の無念をはらすべく、優勝を意識した走りに注目が集まります。
石塚選手の先行を活かし、最終バックで捲りを仕掛ける。
ラストは椎木尾選手との連携で、上位入着を狙う。
⑥石塚輪太郎
この決勝では、他の選手の動きに惑わされることなく自分の走りを全うすることが求められます。
序盤から先行する可能性が高く、和歌山勢の盾となる存在。
前に出る力を活かし、主導権を取る展開を目指しますが、地元勢の優勝を導くための役割も求められ、無欲の先行勝負がポイントに。
【ポイント】
ここは思い切って先行するしかないと腹をくくっている。
自分のペースで逃げれば、後ろの選手にもチャンスが生まれると信じて。
⑦大槻寛徳
菅田選手の仕掛けに合わせ、番手からチャンスを伺う。
目的は菅田選手をサポートしつつ、自分自身も上位進出を狙うことでしょう。
展開がうまくいけば、番手からの抜け出しも考えられます。
【ポイント】
菅田選手の捲りに乗って2着を狙う形が理想。
⑧山口富生
驚きの古性選手マーク。
古性選手のスピードにどれだけついていけるかがカギに。
連携で千切れないよう全力を尽くすことが求められます。
【ポイント】
古性選手の仕掛けによってはポジションを外すリスクもあるため、やはり、どれだけついていけるかがカギになるかなと。
⑨山田英明
今シリーズは松本選手との連携が3回目となり、一緒にレース展開を作る経験が積まれています。
展開的には早めに前に出ることが目標となりそうですが、混戦になった場合にはその力と機転を活かした立ち回りが求められます。
【ポイント】
松本選手の仕掛けに合わせ、番手から抜け出すチャンスを伺う。
【和歌山競輪 和歌山グランプリ2025決勝】展開予想
今回の決勝戦、まず鍵を握るのは⑥石塚選手の走りと見るのが妥当でしょう。
「地元の意地を見せたい」というコメント通り、ラインの先頭を切って果敢に逃げる展開が予想される。
しかし、近況の戦績を見る限り、他の選手を圧倒するほどの脚力があるとは言い難い。
そこを突いてくるのが、②松本選手、③菅田選手といった機動型の実力者たち。
特に②松本選手は、シリーズを通して力強い走りを披露しており、ここ一番の勝負強さも持ち合わせているだけに、⑥石塚選手のペースを見極めながら、主導権を奪いに行く可能性は高い。
③菅田選手も自力自在の立ち回りで虎視眈々と勝機を狙っており、両者の動向から目が離せない。
一方、優勝候補の筆頭である①古性選手は、シリーズ序盤こそ万全とは言えない様子も見受けられたが、決勝に向けてしっかりと仕上げてくるのが、この選手の恐ろしいところ。
「疲れが取れていない」というコメントを残しつつも、結果を出してくるのだから死角という死角が見当たらない。
展開としては、まず⑥石塚選手が先頭に立ち、その後ろを①古性選手、②松本選手、③菅田選手が激しい争いを繰り広げる展開が予想される。
注目すべきは、やはり①古性選手のポジショニング。
持ち前のレース巧者ぶりを発揮し、他の3選手の動きを冷静に見極めながら、最適なタイミングで前に出てくると予想する。
問題は、そこから。
仮に①古性選手が最終バックストレッチで先頭に立ったとしても、後ろを務めるのは⑧山口選手が①古性選手の仕掛けに追走するのは相当厳しいことが予想されます。
それでも、山口選手がどこまで食らいつけるのか、その頑張りにも注目するところではありますが…
しかし、②松本選手、③菅田選手、そして地元の⑤東口選手も虎視眈々と逆転を狙っており、決して楽な展開ではない。
ここで生きてくるのが、①古性選手の底力と経験値。
グランプリを制した経験、そして数々の修羅場をくぐり抜けてきた勝負勘は、他の追随を許さない。
多少厳しい展開になっても、慌てずに自分のペースを守り、最後の直線で確実に先頭でゴールインする、そんなレース運びを見せてくれるのではないだろうか。
もちろん、展開次第では番手から⑧山口選手が食い込む可能性もゼロではないし、地元の⑤東口選手が⑥石塚選手の逃げに乗るかたちで、悲願の地元優勝を達成するシナリオも考えられる。
番狂わせの可能性も秘めているからこそ、競輪は面白い。
車券の組み立ては、①古性選手の仕掛けに⑧山口選手が千切れたところを②松本選手、③菅田選手が飛びついてくる。
ここで古性選手をマークするような形をとれれば、ワンチャンス逆転の目まで。
3連単
①-②③⑤-②③④⑤⑨(12点)
②③-①-②③④⑤⑨(8点)