見出し画像

【化学】三井化学の企業分析&クイズ #154

前書き

就活生や株式投資向けの企業研究をどこまでやるべきか?の疑問に答えます。
今回は化学メーカーに分類される「三井化学」を紹介します。
総合化学メーカーであり、財閥化学とも呼ばれる巨大企業です。
歴史としては三井石油化学工業と三井東圧化学が合体し、1997年から三井化学となっています。
DX CDOの動画がYouTubeにもあるように、三井化学は化学メーカーの中でも型にはまらないタイプの自由度が高めの企業と言えそうです。
※CDO(Chief Digital Officer)とは、企業におけるデジタル化の推進を担う役職で、「最高デジタル責任者」を意味する
近年の業績も順調で、石化中心からより稼げる機能製品を増やすという戦略が上手くいっているイメージです。(多くの化学メーカーがその方向性を目指してはいる)
毎年安定して利益を出しており、そこが製薬の分野で苦労している他の財閥化学との違いとも言えそうです。
ベーシックな石化に加え、半導体関連、自動車関連、農薬、メディカル材料など幅広い産業を支える会社です。

他の注目ポイントは下記です。
・売上の柱はベーシック&グリーン・マテリアルズ、モビリティ
・利益の柱はモビリティ、ライフ&ヘルスケア
・石化分野はフェノール事業の再編やクラッカー(製造装置)の最適化を図る
・ROICにより、稼げる事業を判断していく
・国内の拠点は岩国大竹工場、千葉の2コ(工場+研究開発)、大阪、福岡の大牟田を知っておきたい

他社の記事

化学メーカーでは下記の記事ほかがあります。

レゾナック

高砂香料工業

住友ベークライト


内容について

最終面接など就活や転職、合わせて株式投資などに使える企業分析対策の資料まとめとなります。
その企業独自の取り組みや役員のプロフィールほか幅広くまとめています。
最終面接前の仕上げや企業研究の助けとしてご活用頂ければと思います。
※記事の値段は購入者が一定数を超えた場合、値上げします。(今の値段が現状で一番安いという意味です。)
後半部分では会計クイズを10コ×2セット用意しています。
志望度の高い企業であれば、1次や2次用に購入頂くのもアリです。
企業研究に使う時間を外注する、そんなイメージで考えて頂くと良いです。(このnote作成には3時間以上かけています)
今、自分が就活生や転職でこの会社を受けるならここまでまとめておくという感覚を意識しています。
一度購入して頂き、しっかり内容を読み込めば同じやり方で他の企業の分析もできるようになるはずです。
資料の引用は決算説明資料、有価証券報告書、会社HPなどで基本的に無料で入手可能なもので経理マンの視点でまとめています。
逆質問にも活用できる内容なので、ご自身の意向に合わせ考えて頂くとその部分でもプラスになるはずです。

ちなみに万が一この記事を削除したとしても、記事そのものは購入した方に限り閲覧が可能です。

https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360011270754

なお本noteは情報の提供を目的としており、本資料による何らかの投資行動などを勧誘するものではありません。
他の企業についてはマガジンで確認が出来ます。

1.基本情報

三井化学株式会社
設立:1955年
従業員数:19,900名(連結)、5,200名(単体)
本社:東京都中央区
ホワイト指数(10点満点):10
求める人物像のキーワード:自主、自律、協働

クイズのサンプル
農業化学品事業において、三井化学が買収を通じてパイプラインを拡充した企業はどれか。

  • A: 明治製菓ファルマ社

  • B: 久光製薬

  • C: サンメディカル

※回答は本編にて

ここから先は

14,101字 / 2画像

¥ 1,600

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

頂いたサポートはより良い記事の作成のために使用いたします!経理や会計を身近にできればと思っています!