【内定】複数の会社から内定を貰ったら現役社員の声を聴くべしという話
前書き
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経理マンXです。
今回は複数社から内定を貰って、迷った場合は人事に現役社員を紹介してもらおう!という話をします。
就活の相談として質問を貰うのが、〇〇と△△どちらが良いですか?という質問です。
過去には某ゲーム会社と某化学メーカーで迷っているという相談もありました。
これは内定を貰っていない状態で質問されることもありますが、今回は内定を貰っているものとします。
加えて、理系の方の教授推薦ではない通常選考のものと仮定します。(要するに内定辞退が可能なケース)
内定を貰って迷っている大学生の方などに参考になると思います。
転職でも迷った場合は、実際に働く部署の社員の方とも話した方がより良い転職になるはずです。
下記が今回の目次となります。
まずは質問力を磨こう
前提として質問は何を一番答えてほしいのか、どんな観点で質問しているか?が最重要です。
下記の記事でも書いていますので、自分の質問力が高いかわからない場合はどうぞ
内定で迷っているという場合、複数社で重視したい要素が違うということです。
大阪本社のメーカーが良いという条件だけなら、シャープとパナソニックHDならどちらでも良いことになります。(そんな方はほぼいないでしょうが)
年収ならこっちで、残業の少なさなら別の方というように、条件が違うから迷うことでしょう。
社員ではなく第三者に相談するのも大事なので、一度誰かに相談しようと思って紙とペンを持って条件を書いてみると、自分の重視したいものが見えてくる可能性もあります。
当然ながら、何を重視するかはこれを読んでいるあなた次第となります。
そして条件は数値化して比較しないとどちらが良いかの判断が難しいです。
よく聞くフレーズは
・成長出来る会社
・若手から裁量がある
・一緒に働きたい人がいる
こういったものを数字化出来ないか?と考えてみるとより具体的になります。
数字に置き換えて見れば優先順位も付けやすいはずです。
あまりよろしくない会社ほど抽象的なフレーズになる傾向にあります。(なぜなら具体的に語れるデータがない or 少ないから)
アメリカでNBA(バスケ)とMLB(野球)どっちが人気か?と聞かれれば、視聴率や観客数など数字で語れるものを考えるはずです。
数字というのは社会人になっても必ず使うツールです。
その練習と考えてもいいでしょう。
情報は現役社員が最強
そんな時に人事の方などを通じて、現役社員の方を紹介してもらい、会社の実態を知った上で判断するということです。
その際のポイントは大きく2コです。
・紹介してくれる人の属性
・自分のスタンス
1つ目は属性です。
これは自分と似たような境遇を希望するのが◎です。
例えば文系出身で経理がやりたいとするなら、同じような若手社員の方をリクエストすればOKです。
将来的に絶対経理部長になりたい!というのであれば、偉い人を希望しても良いでしょう。(必ずセッティングしてもらえるかはさておき)
例をもう一つ、化学メーカーでは女性社員が少ない傾向があるので、女性なら同性の先輩社員を紹介してもらう方が実態が見えやすいです。
2つ目は面談までに、自分の重視する要素を整理しておくことです。
当然ながら、当日になって質問を考えるのはよろしくありません。
必ず自分はこう考えているというスタンスは持っておきましょう。
OB訪問と同様、準備がとにかく大切です。
可能であれば、複数名と会わせて貰えば必ずその会社の雰囲気がある程度は分かります。
ちなみに、複数内定を持っていない状態でも、選考途中での社員と面談と内定が確定した状態では意味合いが異なります。
内定を貰った状態なら、よりフランクに質問しやすいでしょう。
確実に選考中や選考前とは違う視点で質問が可能です。
元OBもいるなら聞いてもOK
同様に既にその会社を退社した人がいれば話を聞くとさらに良いです。
ただしこちらはたどり着く難易度が格段に上がってしまいます。
しかし、もしも会えれば重要な情報を仕入れることが出来そうです。
なぜ辞めたのか?や今はどうなのか?など、学生の方になら話してくれる方もいるでしょう。
注意点は今は色々と変わっているということです。
私も2015年まで化学メーカーにいましたが、今の会社は全然別物に変わっている部分も多いと思います。
この点はOpenWorkなどの口コミサイトも同様で、3年前の古い口コミでは参考にならない部分もあるはずです。
大事なのは今の情報を現役社員から仕入れて、外からでもアクセス出来るものにはアクセスしておくということです。(特にネガティブな話は現役社員は内定者に対しては避ける傾向があります)
良い所を現役社員に、悪い所を口コミサイト含むその会社のOBにというイメージです。
人事が紹介してくれない?
人事に言っても現役社員を紹介してくれない会社は2つ可能性があります。
・そもそも時間がない
・単純に微妙な会社
最初の時間がないという会社は少し珍しいかもしれません。
こちらは年収が高く残業も多いような会社で、採用人数も多いそんなイメージです。
そういった会社であれば、新卒入社するかもしれない学生のために時間を使うよりも本業に力を入れる、そんな考えもあり得るかもしれません。
ただ年収が第一優先だとすればそれでも問題はないかもしれません。
その場合は単純に候補の会社の年収を比較すれば、悩むことも少なさそうです。
口コミで不足情報もカバーもできそうです。
もう一つの会社は恐らく入社することを悩まない会社と言えそうです。
入社するかもしれない学生のために時間が使えない、かつそこまで年収も高くない可能性があります。
ハリボテな新興企業か残業が多すぎる会社といったところでしょうか。
内定を貰った瞬間に役割が逆転する
就活を進める中で、学生は会社から選ばれる立場になります。
しかし複数の会社から内定を貰えば学生が会社を選ぶ立場に逆転します。
会社としては自社に入社してほしいから内定を出したわけで、そんな学生の頼みならある程度は考慮してくれるということです。
そのタイミングを有効活用し、現役社員の方の声を聞いておきましょう。
こんなチャンスは中々ありません。
そして会社に入社すると、もう一度選ばれる立場になります。
会社があなたに海外に行ってくれと言えば、断れないことも多いです。
つまり会社(経営者)が従業員をコントロールするということも覚えておくと良いです。
一度社会人になれば、他の会社のリアルな状況は友達にくらいしか聞けないはずです。
失礼なこと言ってしまうのが心配?
どこまで質問していいのかがわからない場合は、人事に聞いといてもOKです。
「これは聞いたらダメというのがあれば、事前に教えてください」と言っておけば人事からNG事項が出てくるかもしれません。
後は常識で!というと不十分かもしれませんが、相手も社会人なので答えにくいことは答えないと思われます。
例えばストレートに「今の年収教えて下さい!」と言われたら、答えないという方も多いでしょう。
「今の年収にどれくらい満足していますか?」だったら答えも変わってくるように、質問の仕方が大事です。
残業の多さを直接尋ねるよりも、「平日のプライベートはどんなことに時間を使っていますか?」なんて質問が有効かもしれません。
今の会社にした決め手や実際に働いてみてのギャップなど質問は無数にあります。(※自分の気になることの範囲内で)
内定ブルーになる?
内定を貰ったけど、社会人になることを悩むという方も多いかもしれません。
複数企業から内定を貰って、どちらかに決めたとしてもこれで良かったのか?と思い内定ブルーになることもあるでしょう。(自分もそうだった)
これは時間が解決してくれるという側面もあると思っています。
後は残りの大学生活で自分のやりたいことに時間やお金を使うのが良いのかなと思います。
まとめ
今回は内定を貰ったらとにかく現役社員に会おうという話でした。
・まずは質問力が大事
・数値化して考える
・社員じゃないと分からない情報は多い
・こういったチャンスは今しかない
こんなところをイメージすれば後悔の少ない選択が出来るはずです。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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また次回のnoteでお会いしましょう。