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【メーカー】就活生がまずは知っておきたい巨大企業とは?
前書き
※本ページはプロモーションを含みます。
経理マンXです。
今回は特に26卒の就活生の方向けに、まずは知っておきたいメーカーの企業をまとめます。
就活を始めたけど、どうやって企業を探すかイメージできない…という方向けです。
個別の研究記事がある会社はリンクも紹介しています。
ITの会社が知りたい方は下記の記事も人気です。
京阪神で探したい方はこちらもあります。(他のエリアは今のところなし)
化学メーカーに限定すると?
利益率で比較するなら
どのように業界を選ぶべき?
さて、どうやって業界を選んでいくか?というと、答えは単純でメーカーを含めるか、含めないかです。
理由は日本にはメーカーが非常に多いからとなります。
100コ企業があるとすると、4割の40コがメーカーというイメージです。
これは数ある業種の中でも最多となります。
その他に多い業種は商社・卸売業、システム・ソフト(SIer)、建設、サービスなどが多いです。
ざっくり考えるなら、メーカーがハマらないなら、商社・卸売業やIT、建設、サービスなどから選ぶのが早いとなります。(もちろん、特定のやりたいことがあるならその業界でOK)
メーカーにも様々な種類があり、より身近なのは食品や化粧品、自動車などがあります。
目立たないのはBtoBという対法人のビジネスで他の産業を支えるメーカーです。
例えば化学メーカーは自動車部品の原料を作っていることもあります。
つまり、トヨタ自動車の車はとある化学メーカーの製品がないと作れないなんてこともあり得るということです。
もちろん、車の外観からではどの化学メーカーの製品が使われているか?はわからないです。
化学ほかのBtoB領域の会社は知名度も低いことがあり、穴場と言える企業もあります。(厳密には化学メーカーでも東亞合成のアロンアルファなどBtoC領域のビジネスもある)
ちなみにメーカーの中でも特に企業が多いのは下記の5分類です。
・機械(三菱重工業など)
・化学(三菱ケミカルホールディングスなど)
・食品・水産(サントリーホールディングスなど)
・電機・事務機器(三菱電機など)
・自動車部品(デンソーなど)
機械メーカーや化学メーカーには知る人ぞ知るという企業も多いです。
メーカーの中でも?
今回はメーカーの中でも、売上は大きい会社を紹介します。
働きやすい会社(所謂ホワイト企業)は大企業が多くなっています。
そのため、まずは売上が大きいメーカーから知っておくと便利という話です。
例えば、今回紹介する化学メーカーを調べていくうちに、「化学って面白いかも」となれば化学業界の企業を売上が大きい順に調べるのも有効です。
売上の基準は1兆円としています。(最新の決算ではないケースもあり)
1兆円を超える規模のメーカーは100社ほどです。
上場企業全体で見ると、売上1兆円を超えているのが183社あります。
まずはここから業界を知るくらいの気持ちでOKだと思います。
売上が絶対ではないので、利益(当期純利益)が大きい会社とか、利益率が高い会社で調べても面白いです。
売上が巨大なメーカー
ここから売上1兆円以上のメーカーを業界ごとに紹介します。
同じ業界での順番は売上が大きい順のイメージです。
とはいえ、メーカーに分類されていてもITも同時にやっているというケースもあり、単純な売上の比較は難しいという側面もあります。
企業ごとに簡単なコメントもつけています。
①電機・事務機器
電機とは電気機械の略、モーターや発電機なども含む
ソニーグループ(東京): グローバルに活躍するエレクトロニクス企業で、ゲーム、映画、音楽など多角的なエンターテインメント事業が強み。
日立製作所(東京): 社会インフラやITサービスに注力しており、電力システムやデジタルソリューションが特徴。
パナソニックグループ(大阪): ホールディングス体制、家電から電池、住宅設備まで幅広い製品を提供し、持続可能なエネルギーソリューションにも注力。
三菱電機(東京): 電力インフラや産業用機器、エレベーターなど多様な分野で活躍する総合電機メーカー。
キヤノン(東京): カメラやプリンターが有名で、オフィスソリューションや医療機器も手掛ける。
富士通(東京): ITサービスとシステム構築に強みを持ち、デジタルトランスフォーメーションを支援する企業。
東芝(東京): エネルギー、社会インフラ、ストレージデバイスなどで広範囲に活躍する技術集約型企業。
NEC(東京): 通信機器やICTソリューションを提供し、公共インフラやセキュリティ分野に強い。
富士フイルムビジネスイノベーション(東京): ドキュメントソリューションやプリンティング技術でビジネスの効率化を支援、旧社名は富士ゼロックス。
※富士フイルムHD連結ベースで1兆円超えで、ビジネスイノベーションでは8,300億円くらい
シャープ(大阪): 家電やディスプレイ技術で知られ、特に液晶技術とソーラー関連製品が強い。
リコー(東京): プリンターやオフィスソリューションの他、環境に配慮した製品づくりにも力を入れる。
面接では服装・髪型自由とカジュアル面談スタイル
セイコーエプソン(長野): プリンターやプロジェクター、産業ロボットなど、精密機器の開発で知られる。
コニカミノルタ(東京): 医療用画像診断やオフィス機器に強く、光学技術がベース。
富士電機(東京): 電力機器や産業機器に特化し、エネルギーソリューションに注力。
②電子部品・機器
半導体なども含む、近年需要が好調な業界でボーナスもすごいメーカーもある
ニデック(旧 日本電産)(京都): 精密モーターで世界トップシェアを持ち、自動車部品や家電用モーターも手掛ける。
東京エレクトロン(東京): 半導体製造装置で世界的なシェアを誇る企業であり、技術革新が進む分野。
TDK(東京): 電子部品のリーディングカンパニーで、磁気テクノロジーやセンサー技術に強み。
京セラ(京都): セラミック部品からソーラーエネルギーまで、多岐にわたる製品展開が特徴。
村田製作所(京都): 電子部品、特にコンデンサやインダクタなどのパッシブ部品で世界的なシェアを誇る。
ルネサスエレクトロニクス(東京): 半導体製造に強みを持ち、特に自動車や産業用のマイコンが有名。
ミネベアミツミ(長野): 精密ベアリングを中心に、エレクトロニクス部品やモーターで世界的なシェア。
キオクシア(東京): NAND型フラッシュメモリの大手で、記憶装置技術の進化を牽引。
③自動車
完成車とも呼ばれる、車に興味があるなら会社名はほとんど知っているかも
トヨタ自動車(愛知): 世界最大級の自動車メーカーであり、ハイブリッドや電気自動車分野で革新を続ける。
本田技研工業(東京): 二輪車から自動車、航空機まで多岐にわたる製品ラインを持ち、環境技術にも積極的。
日産自動車(神奈川): 電気自動車「リーフ」で先行し、技術革新に注力する自動車メーカー。
スズキ(静岡): 小型車や二輪車が中心で、インド市場で強いプレゼンスを持つ。
マツダ(広島): スカイアクティブ技術で燃費性能を追求し、デザインにも定評のある自動車メーカー。
SUBARU(東京): 四輪駆動車や水平対向エンジンで有名で、安全技術にも力を入れている。
いすゞ自動車(東京): トラックやバスなどの商用車に特化し、グローバル展開を進める。
三菱自動車工業(東京): SUVやクロスオーバー車に強みを持ち、エコカー技術にも注力。
日野自動車(東京): トラックやバスの製造に注力し、特に商用車分野でグローバルに展開。
ダイハツ工業(大阪): 軽自動車の専門メーカーとして、日本国内やアジア市場で強いプレゼンスを誇る。
④自動車部品
自動車の部品を作るメーカー、トヨタ系など特定のメーカーとの結びつきが強いことも多い
デンソー(愛知): 自動車部品のトップメーカーで、自動運転技術や電動化にも力を入れている。
アイシン(愛知): 自動車部品、特にトランスミッションや駆動系に強みを持ち、電動化への対応も進める。
ブリヂストン(東京): タイヤメーカーとして世界的に有名で、工業製品やソリューションビジネスも展開。
豊田自動織機(愛知): 自動車部品、特にエンジンやフォークリフトが強みの企業である。
トヨタ車体(愛知): 自動車車体の設計・製造を手掛け、トヨタグループの一翼を担う。
住友電装(三重): 自動車用ワイヤーハーネスで世界トップシェアを誇る。
トヨタ紡織(愛知): 自動車用シートや内装品を手掛け、快適性とデザイン性に優れた製品を提供する。
住友ゴム工業(兵庫): タイヤブランド「ダンロップ」で知られ、ゴム製品全般に強みがある。
豊田合成(愛知): 自動車部品の大手であり、特にゴムやプラスチック製品に強みがある。
⑤輸送用機器
車の親戚みたいな存在、バイク含む(分類によっては自動車も含む、ここでは車以外のものを指す)
ヤマハ発動機(静岡): 二輪車や船外機などで有名で、先進的なモビリティ技術も開発している。
他にもシマノ(大阪)や三菱ロジスネクスト(京都)などが輸送用機器のメーカーに該当
⑥機械
建設機械や産業機械など、他のメーカーを助ける場合もある
三菱重工業(東京): 発電設備や宇宙機器、船舶、航空機など、重工業全般で世界的に活躍する企業。
ダイキン工業(大阪): エアコンのトップメーカーであり、冷暖房技術の革新に注力している。
コマツ(東京): 建設機械の大手であり、特に油圧ショベルやブルドーザーで世界的シェアを持つ。
クボタ(大阪): 農業機械や建設機械のリーディングカンパニーであり、グローバルに展開。
川崎重工業(兵庫): 航空宇宙や船舶、鉄道車両、ロボットなど、多岐にわたる製品ラインが特徴。
ジェイテクト(愛知): 自動車用ステアリングシステムやベアリングの大手企業であり、高精度な技術が特徴。
IHI(東京): 重工業の大手であり、航空宇宙やエネルギー、社会インフラ分野で活躍。
東京と兵庫の会社が合体、社内から女性役員も輩出するなどDE&I面でも優秀
日立建機(東京): 建設機械のリーディングカンパニーであり、特に油圧ショベルの技術が強み。
ヤンマーホールディングス(大阪): 農業機械や建設機械、船舶エンジンで有名で、特にディーゼルエンジンに強い。
住友重機械工業(東京): 産業機械やプラント設備、建設機械などを手掛ける重機メーカーである。
愛媛にゆかりがあり、会長・社長・前社長の出身は京都大学。
⑦食品
飲料、お菓子、お酒、パンなど細かい分類もある
サントリーホールディングス(大阪): 飲料やアルコール製品のグローバルブランドであり、ウイスキーやビールが主力。
JT(東京): たばこ事業を中心に、食品や医薬品にも展開する総合企業。
アサヒビール(東京): ビールを中心にアルコール飲料で高いシェアを誇り、海外展開も積極的に行う。
キリンホールディングス(東京): ビールやソフトドリンクを展開し、ヘルスサイエンス分野にも進出。
ファンケルや協和キリンも子会社に持つ、CSV経営を推進するメーカー
味の素(東京): 調味料や食品製造の大手であり、アミノ酸を基盤としたヘルスケア事業にも注力。
キャリア開発、DE&I、女性活躍など働きやすさもトップクラス。
日本ハム(大阪): 食肉加工品や冷凍食品で知られ、食の安全や品質にこだわりがある。
山崎製パン(東京): パンや洋菓子の製造販売で知られる食品メーカーで、特にパンの品質に定評がある。
明治(東京): ホールディングス体制、乳製品や製菓、医薬品など幅広い分野で活躍する総合食品メーカー。
マルハニチロ(東京): 水産加工品や冷凍食品を中心に展開し、健康志向の製品開発にも力を入れている。
⑧印刷・紙パルプ
印刷と紙パルプ、実際のモノと原料という違いがある
印刷はより分かりやすいビジネス、紙パルプは素材メーカーとも呼ばれることがある
王子ホールディングス(東京): 製紙業界の大手であり、包装資材や化学製品も手掛けている。
TOPPANホールディングス(旧 凸版印刷)(東京): 印刷技術を基盤に、デジタルソリューションや包装、電子機器など多角的に展開。
大日本印刷(東京): 印刷からIT関連のソリューションまで多岐にわたり、次世代技術の開発にも注力している。(半導体関連にも関わる)
日本製紙(東京): 紙やパルプの大手であり、環境に配慮した製品開発を推進している。
⑨化粧品ほか
化粧品やトイレタリーなど日用生活を支えるメーカー
花王(東京): 日用品、化粧品、ヘルスケア製品で知られ、環境対応製品の開発にも積極的。
資生堂(東京): 化粧品のトップブランドであり、グローバル市場でも強い存在感を示している。
他にもユニ・チャーム(東京)が化粧品・トイレタリーメーカーに該当
⑩医薬品
薬を作るメーカー、営業はMRという形でメーカー営業の中でも少し特殊
田辺三菱製薬(大阪): 三菱ケミカルグループの子会社、医療用医薬品に強みを持ち、特に感染症や代謝性疾患に対する治療薬を開発。
武田薬品工業(大阪): グローバルに展開する日本最大の製薬会社で、オンコロジーや希少疾患分野に注力。
アステラス製薬(東京): 泌尿器科や移植医療、がん治療に強みを持つ製薬企業。
中外製薬(東京): バイオ医薬品を中心に、がん治療薬や抗体医薬品に注力するリーディングカンパニー。
大塚ホールディングス(東京): 医薬品と食品事業の二本柱で展開し、ポカリスエットや医薬品の大手企業として有名。
⑪化学
正に縁の下の力持ち的な存在、他の業界を実は支えている
三菱ケミカル(東京): ホールディングス体制、化学製品から医薬品、エネルギーソリューションまで幅広く展開する化学企業。
住友化学(東京): 化学製品を中心に、農薬や医薬品、プラスチック素材など多岐にわたる事業を展開。
サウジの会社にも出資、現在は選択と集中を進めグループ再編のフェーズ
富士フイルム(東京): 写真フィルムで知られていたが、現在は医療やバイオ分野にも力を入れている。
信越化学工業(東京): 半導体用シリコンや塩化ビニル樹脂で世界的なシェアを持つ化学企業。
旭化成グループ(東京): 繊維、化学、医療など幅広い分野でグローバルに展開し、技術力が強み。
東レ(東京): 炭素繊維や合成繊維で知られ、エコ素材や医療分野にも積極的に参入している。
三井化学(東京): 化学製品、農薬、医薬品分野に強みを持つ大手企業で、環境対応にも注力。(社風もフラットで自由度が高そう)
レゾナック(東京): ホールディングス体制、昭和電工と日立化成の合併した企業であり、エレクトロニクス材料やバイオテクノロジーに強みを持つ。
日本ペイントホールディングス(大阪): 塗料の大手であり、建築塗装や自動車塗料に特化したグローバル展開をしている。
積水化学工業(大阪): 住宅建材やプラスチック製品を手掛け、エコ技術にも積極的。
大陽日酸(東京): 日本酸素ホールディングスの傘下(三菱ケミカルグループ)、工業ガスの供給で知られ、医療用ガスやエネルギー関連にも注力。
東ソー(東京): 基礎化学品やプラスチック製品の大手であり、先端材料の開発にも力を入れている。
DIC(東京): 印刷インキの世界トップメーカーであり、化学製品や機能材料にも展開。
帝人(東京): 繊維や化学製品の大手であり、特に炭素繊維と医薬品の分野で革新を続ける。
エア・ウォーター(大阪): 工業ガスや医療関連製品を展開し、食品や農業分野にも進出している多角的企業。
⑫ガラス(セメント含む)
自動車や建築、ディスプレイに使われるガラスのメーカー
AGC(東京): 旧旭硝子であり、ガラスや化学製品、電子材料で世界的に活躍するリーディングカンパニー。
他にも太平洋セメント(東京)、日本板硝子(東京)、日本特殊陶業(愛知)、日本ガイシ(愛知)などがガラス・セメントメーカーに該当
⑬金属製品
住宅設備にも使われるもの、アルミ建材、シャッターなど
LIXIL(東京): 住宅設備や建材の大手メーカーで、バスルームやキッチンなどの製品が主力。
他にも東洋製罐グループホールディングス(東京)、YKK(東京)などが金属製品メーカーに該当
⑭鉄鋼
自動車や建築材料ほかに使われ、日本の産業を支えてきた鉄のメーカー
日本製鉄(東京): 鉄鋼業界の最大手であり、自動車や建設用鋼材で世界的なシェアを持つ。
JFEスチール(東京): 鉄鋼製品の大手であり、特に高品質な鋼材が自動車やインフラに広く利用されている。
神戸製鋼所(兵庫): 鉄鋼やアルミ製品の他、機械やインフラ設備にも強みを持つ重工業の大手企業。
社長も24年に就任と変革も進みそう。
プロテリアル(旧 日立金属)(東京): 特殊鋼や磁性材料で知られる技術革新型の素材メーカー。
⑮非鉄
鉄以外の金属、銅、アルミニウム、亜鉛、ニッケルなどのメーカー
住友電気工業(大阪): 電線や自動車用ワイヤーハーネスで世界的なシェアを持ち、エレクトロニクス分野でも強い。
JX金属(東京): 非鉄金属の大手であり、特に銅や金属材料のリサイクル事業に注力している。
三菱マテリアル(東京): 非鉄金属やセメント、電子部品など幅広い分野で活躍し、リサイクル技術に強い。
住友金属鉱山(東京): 金や銅などの鉱山開発に加え、電池材料や電子材料でも事業を展開。
古河電気工業(東京): 電線やケーブルのリーディングカンパニーであり、自動車や情報通信分野に強みを持つ。
創業も古く、歴史ある技術力で勝負というメーカー。(会長と社長、どっちも技術系出身)
終わりに
以上が今回紹介の売上1兆円を超えるメーカーです。
この記事でなんとなく有名なメーカーについて理解が進んだのではないでしょうか。
メーカーの中でも化学、電機・事務機器、自動車、食品、機械などが特に多い業種と言えます。
また、業界別やエリアに絞った記事も公開しようと思っています。
在庫管理や生産管理、物流などについて知りたい方は下記の本もオススメです。
26卒の方など自分が就活生に戻るなら読んでおきたい本もまとめています。
金融業界についてもまとめました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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