#029 事務系社員が評価を上げるには?
師走も中旬へと向かいすっかり年の瀬といった所ですね。ただ時代の変化なのか年末という感じが薄れている気がします。
そんな中、年末に向かってのここ最近、新庄剛志BIG BOSSが話題のようですね。目立ち方にもきちんと戦略があって、しっかりと戦術通り進んでいるようです。スゴいですね。
彼ほど目立った戦略を用いて繰り広げることは今までの人生の生き方も見られているでしょうから、なかなか私たちが真似することは難しいと思いますが参考にすることはできそうです。
BIG BOSSには、最初から想定したプランニングが決まっていそうです。そこから何をすれば効果的であるかを検討し選択する。戦術としてマスコミを上手く利用する、という手段を使っています。本業のスポーツに関わる事であれば、報道してもらえる様アピールする。ここひと月だけでも各球団の取り上げ方と日本ハムファイターズの取り上げ方は一球団で他球団分の時間が割かれているのではないでしょうか(きちんと時間確認はしていないのですが)。スポーツ枠以外からも取り上げられていますから、広告費を打たずしての広告効果はてき面に出ています。もちろん、新聞・ネット記事の取り上げ方においても同じです。
これは、経営面において非常に参考になるケースとして取り上げられます。日本ハムファイターズとしては、年俸1億と噂されている監督報酬ですが、宣伝効果はすでに数十億とも呼ばれこの短期間ですでに採算を取ってしまっております。しかも、新庄剛志BIG BOSSにとっても監督業というステイタスが与えられる事により本人にもメリット及びテンションの高まりがあるでしょうから、それぞれにメリットが大きいと思います(肝心な来季の成績はまだ分かりませんが)。
そこで今さらですが、本題に入っていきたいと思います。
通常この例については、経営の参考にされるものとして取り上げられます。これを社員に置き換えて利用することはできないのでしょうか?
大学などで経営学系を学んだ人は色んな事象が参考にできるということに気づくのではないか、と思うのですが、当然この件においても私は大いに参考になるものと思っています。
事務系社員は、日頃定量評価(明確に数字で評価される)しづらく定性評価(業務過程においての評価)によってしまいます。殊更日本企業の定性評価は学校の評価に似ていて勤務態度(遅刻、残業、表面的な取り組み姿勢)も結構評価の対象になっています。ですので、ボーナス等の評価基準を差し測るものとしては、営業系社員の業績評価とは対象が大きく違ってきます。
私がここで何を言いたいかというと事務系社員が定性評価に慣れてしまうと日本では大した評価は望めないということです。定量評価を基準とされがちな営業系社員は業績結果を残す社員はかなりな評価がされていると思います(それは勤務態度が悪くても(笑))。
それに対し事務系社員はあまり評価に差が出ていないと思います。それは、①業務自体がチーム戦になりやすく、評価対象が個人単位というよりは部署単位で見られがちな事、②日本では個人によるスタンドプレーが環境的に良しとされない雰囲気がある事。また、③個人によるものが大きい仕事であったとしても先ほどのチーム戦の考え方により、個人での評価が薄まり部署評価として分散されがちな事、にあるように思います。
これは、本来人事考課がどこまで深掘りできているかによるのですが基本的に中小零細企業においては、人事考課という発想自体が疎かな会社も結構ありますのでこれでは仕方ない面もあります。
ちょいちょい横道に逸れますが、それでは事務系社員が評価されるにはどうしたら良いでしょうか?
現在もそれなりに評価はされていると思いますが、きちんと評価してほしいと思うならば、やはり横並びでは評価は埋もれてしまいます。
しかし、先ほどのようにスタンドプレーが過ぎると部署内で浮く可能性があります。
両方を上手く取るには本来BIG BOSSの様に『ぶっ飛んだ人』認定される事が部署内から『あいつは違う』と見られる様になりラクではありますが、その分成績を残すことは必須となります。
ですので、あそこまではできなくても、となるとスタンドプレーと部署内で浮かない程度という正反対のような事を実現することが必要です。
まず、①部署内においては常にコミュニケーションを怠らず周りをフォローできる様な体制を自分の中で作り上げる事が重要です。これは、全ての業務に対してフォローを入れる事ができなくても普段からそういう雰囲気を作り出す事、フォロー入れられなかった時はその理由が明確であれば、誰も「あいつは口ばかり」とは思いません。
そして、②一番大事なのはスタンドプレーができる業務にありつける事。部署内のコミュニーケーションが上手くいっていれば、そういった業務にありつけるチャンスは回ってくるものです。そして一番重要なのはそういった業務が来ても自分ができるスキルを身につけておく事。つまり、その準備をしておく事です。
そうして、③その業務を達成する事ができた時、なるべく数値化して評価してもらえる様十分にアピールする事は大切です。但し、チーム戦が染み付いている部署内であれば、あまり『俺が俺が』アピールは一気にマイナス効果に陥る可能性があるので十分注意が必要です。
あくまで数値化する中で、誰と関わってここの部分を手伝ってもらったとか事細かにその業務を振り返ってみる事です。
これをルーチン化できる様になると仕事(業務)の一つ一つが定型化でき、自分がまとめ上げた業務としてパッケージ化できます。④それが増える事で実績が数値化され、上司のみならず、社長・役員にもアピールする事が容易になるでしょう。
色んなところにヒントが隠されています。事務職だからといって平均点の公務員の評価体制に収まる必要はないのです。虎視眈々と自分の評価される事を見定め実行していけば道は開かれていく事でしょう。
より良い明日のために。あなたの明るい未来へ繋がるよう。これが一つのヒントになれば嬉しく思います。もしならなければどこかまだ引っかかるところを見逃しているかもしれません。
ヒントを見つけるアンテナをどんどん磨いていただいてチャンスを掴んでもらえる方が一人でも増えればいいな、と思っています。
今回は文章が散漫だったでしょうか。気持ちが変に乗っちゃって横道逸れたりしちゃいましたね。
それでは次回、何に取り組むかな。これから考えていきます。読んでいただいた方ありがとうございました。
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