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開示から考える会計処理。連結子会社からの配当

経理の方向けに情報発信してます。
ちょろ助@経理の人です。

今日は帝人さんの適時開示からです。

連結子会社からの受取配当です。
これは、調べるの面倒なので、
今回仮に100%子会社だっとして、、、

連結仕訳

これは、簡単ですね。
ザ、連結。

受取配当//利益剰余金 8,800M
さすが帝人さんですね。笑
配当金額がエグい!

配当の換算レート

今回は中国の子会社からの配当なので、
換算が必要ですね。

在外連結子会社からの配当なので、
配当決議日のレートを使用します。
親子で合わせないと上手く消去されないので
少し注意ですね。

配当がトリガーとなる事項
連結税効果

在外子会社から配当を受けるとそれを
トリガーに、連結税効果で留保利益に対して、
繰延税金負債を認識しなければならなくなります。

計算方法は、ざっくり

対象在外法人の利益剰余金×5%×親会社実効税率

税務は置いておいて、連結実務の処理はこんな感じでしょうか。

留保利益は見落とすと、最後に監査指摘を
いただくことがあるので、配当初年度は注意です。
また、中間持株子会社からの配当だと、
繰延税金負債の計算方法にある、
利益剰余金について、中間持株の子会社分も
合計しないといけないので、注意かと。

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