開示から考える世の中の流れ。監査法人の変更

経理の方向けに情報発信をしています。
ちょろ助@経理の人です。

今回はkeeper技研さんの開示より。

監査法人の変更です。

これも最近多いですね。

あずさ監査法人が退任し、仰星監査法人になるとのこと。
大手から準大手への変更です。

最近増加の大手から準大手や中小への異動

昨今は、このように大手監査法人からの異動が増加してます。なぜなぜなーぜ?
東京商工リサーチに、同社調べの資料が掲載されています。

大手からそれ以外への異動理由ではなく、
監査法人の異動理由でありますが参考になります。
監査報酬が最も多い理由となってます。

監査報酬以外のコスト

大手から準大手や中小に変更すると、監査報酬が下がるのは感覚的に分かります。
では、それ以外にコストはあるのでしょうか?

何よりも事業構造の説明時間

個人的にここかと思います。事業会社の経理の立場として、監査法人の先生の事業理解度は、信頼に繋がっています。多分、逆も然りなんだろうと思ってます。
決算書を作る我々経理、監査する会計士先生。ともに事業理解がないと正しい決算書を開示できないのは確固たる事実です。

この事業理解というたった四文字の言葉は非常に重いと思います。会社によって異なる個別具体的な要素が多分に含まれるからです。
経理担当の実力、監査担当者の実力に大きく影響を与えます。というか、最も重要ではないでしょうか。

いずれにしても、監査法人の異動は、この部分がゼロからスタートすることに他なりません。当然に時間はかかります。
従って、ここがコストになると思います。
加えてリスクにもなります。

とにかく、言いたいことは、、、

大切なのは事業理解!!
そして、私はそれが苦手!!

経理の若手の皆さんで読んでくださっている方がいたら一緒に頑張って事業理解を深めましょ!

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