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保育園音楽教室10月・楽器を使って遊ぼう

こんにちは♬
今月は本当に雨に悩まされた1ヶ月だったなあと感じます。
今日も冷たい雨が降っています。

さて、5月から毎月1回ずつやっている保育園の音楽教室ですが、10月は保育園にある楽器を使って遊びます。
毎年12月に生活発表会(音楽発表会)があり、その練習を11月ぐらいから始めるそうなのですが、その前段階として楽器と触れ合う機会を作っています。

まあ小さい子っていうのは楽器を目の前にするととにかく音を出したいですよね〜(笑)
なので、始める前にかならずお約束はします。
約束しても声ガラガラになりますからね〜(笑)

使う楽器は打楽器類のみ。
カスタネット、トライアングル、タンバリン、鈴、ウッドブロック、木琴、鉄琴、大太鼓、小太鼓、シンバルなど。

ピアニカは今回は除外しました。
というのも、今回はリズムの練習もあるので、打楽器のほうがシンプルにアクションがわかりやすいというのがあるからです。


今日やる楽器が決まったところで、みんなで同じリズムを叩く練習をします。
ここで、7月にやった「音符の読み書き」が効果を発揮します(笑)

こんな札を用意していきました。

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「たん」・・・4分音符
「たた」・・・8分音符
「うん」・・・4分休符

の三種類です。これを複数枚用意しました。

まずは、「たん」から、言葉で言えるようにします。
そしたら、せーので、「たん」と言いながら楽器を叩きます。
次に、「たん」を2つ並べて「たん、たん」
そして「たん、たん、たん、うん」という流れでやっていきます。

「うん」の時は手を外側に開くようにします。
(^人^)たん ┐(^_^)┌ うん 
という感じ(笑)

だんだん複雑にしていって、「たん、たた、たん、うん」や、「うん、たん、うん、たた」など色んな組み合わせのリズムをやっていきます。


さて、保育園児には大太鼓と小太鼓、シンバルが人気です(笑)
みんな音が大きな楽器をやりたくて仕方ありません。
なので、ここはやりたい子を1列に並べて、順番にやっていきます。
他の小さな楽器をやりたい子はそのままひとりひとつの楽器ですが、大きな音の楽器をやりたい子は列に並んで1人1回ずつ叩きます。
(あらかじめ、他の楽器よりたくさん叩けないよ、とは言ってあります)

ここで、担任の先生方にチェックをお願いしているのです。
私も勿論様子は見ていますが、この時色んなリズムを叩いてみて、正確に叩ける子が何人かいます。
その子を大太鼓や小太鼓にすると曲がとてもスムーズに進むので、もし発表会の担当を決めるときに希望するならその子達を優先的にしてあげて欲しいです〜とお伝えします。

これ、ずっと音楽教室をやってくる中で先生方から一番要望をいただいたことなんです。
音の大きな楽器は、曲の進行に大きく影響するので先生方も苦労されてるみたいです〜。
そこで、パート決めの前にちょっとこうやるといいよっていうアドバイスも兼ねてこういう練習をしています。


これ、トランペットのレッスンをしても同じようなことをしてるんですが、

自分が演奏したいリズムを言葉で発する

っていうのがスムーズに進むための段階だったりします。

保育園児でも中高生でも大人でも同じで、自分が演奏するリズムをきちんと口で言いながら叩けるようになると、同じ動き同士でもコミュニケーションが取れますし、とても役に立ちます。

特にこういった保育園児の合奏では、いくつかのリズムを同時に演奏しなければならないので、自分たちのリズムを覚えるためにもこういう遊びをしてみるといいんじゃないかなあと思います♬

そして、休符のアクションも大事。
トランペットのレッスンをしていると、つい休符を黙っちゃう方が多いのですが、休符をしっかり歌う、アクションする、というのが合奏をする上では欠かせない要素になるので、是非やってみてくださいね。

ではまた。ばいば〜い!


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いわたけいこ。@らっぱと作編曲家
トランペット奏者、作編曲家の岩田恵子と申します。 お仕事の話やトランペットの奏法などについて色々と発信していきます♬