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5.14 Pain, Pleasure, Ecstasy

大好きな画家・大岡弘晃さんの個展「Pain, Pleasure, Ecstasy」が自由が丘のDiginner Galleryさんで5/21まで開催中です。先日の日曜の朝、オープン前に会場で大岡さんとインスタライブしました。3月に鹿児島・桜島で試みたインスタライブ(このときのことも大事な体験になったので、ずっと書きたいと思いながら日々が過ぎた)のように、絵たちに歌をきいてもらうライブ。お客さんは入れずに、そのときその空間で、絵たちに歌いたい歌を選ぶ。大岡さんのアカウントにアーカイブが残っているのでぜひ観てください。なにより、ぜひ会場で本物の絵をみてください。

前日の夜もギャラリーに来て、新しい絵たちに会った。短期間でどんどん生み出している大岡さんは本当に凄い。もう、凄まじい。今回の展示は前期後期と分かれていて、前期のあと一度鹿児島に戻って制作し、後期はまた新しい絵が展示されている。前期の絵たちは、本当にいのちを振り絞って生み出されている感じがして迫力があり、後期もその点は同じだけど、すこしやわらかい気がした。大岡さんは、新しい絵を「あかちゃん色」といとしそうに呼ぶ。この夜は雨が降っていて、翌日も雨の予報だった。なにを歌おうか、一晩イメージする。
翌日、朝9:30にギャラリーへ。朝の光で、絵は昨晩とまったく違う表情になっていた。雨は止んでいた。鹿児島のときもずっと晴れていたので、やっぱり晴れ女だね、と笑う。1曲めは「Across The Universe」のイメージが湧いた。ひとつひとつの絵は美しいいのちで、それぞれ小宇宙のようにみえた。
生まれたての絵たち向けて、
“Nothing’s gonna change my world”(何者にも私の世界を変えられない)
と歌った。あなたの宇宙が、あなたの哲学が、ずっと守られますように。

次に、「朝にかえる」という曲を歌った。桜島で、前夜に生まれたばかりの絵たちが朝の光をたっぷり浴びていたことを思い出す。
”涙に洗われ
何度も何度も朝に生まれる”

朝の輝きが、いのちの美しさを思い出させてくれる。
見失いそうになるときも。

この曲を歌っているとき、大岡さんは今回の展示のなかでもおそらく目玉と言える、一番大きな絵の右下部分をインスタライブで映していた。この絵のその部分は、どこか傷跡のようにも見えて美しく、大岡さんは本当に赤ちゃんに触れているように、とってもいとおしそうだった。

1. Across The Universe (The Beatles)
2. 朝にかえる
3. Touching Souls
4. Life

会場でぜひ大岡さんの絵たちに会いにいってください。

……
大岡弘晃 個展【Pain, Pleasure, Ecstasy,】
Part 2: 
期間 2023/5/13(Sat)-5/21(Sun)
Open 11:00-19:00/最終日17:00迄
会場:DIGINNER GALLERY

こちらはDiginnerさんのインスタ


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大和田慧 / Kei Owada
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