3.22 エブエブを観た私で、歌を録る
前回から集中力を使う日々が続いて、気づけば4月になってしまいました。おそろしい。でも書きたいことばかりの日々でした。
さかのぼりますが、現在、久しぶりにがっつり自分の作品のレコーディングをしています。大事な歌録りの前日、なにかを注入しに、ひとりで「Everything, Everywhere, All At Once」(通称エブエブ)を観に渋谷へ。
途中から謎の感情が湧き上がってずっと泣いていた。隣の女の子たちが爆笑してるなか、私はなんで泣いてるんだろう、と思いながら。ハチャメチャな展開とテンポに、自分の中の余計なものがどんどん削ぎ落とされて、最後にはとにかく、…愛!!愛でした。感想は人それぞれ分かれる作品だろうけど、私は大好きだった。
いつもなら渋谷は避けるけど、今回だけはたまたま渋谷で観て良かった。満杯の映画館から、人がゴミのような、けどみんな楽しそうな渋谷の街に流れ出て自分も光の粒子になって、世界に溢れ出たみたいだった。
翌日、いざスタジオへ。エブエブを観たあとはちょっと自分の感覚が変わっている。ある種、そこでも世界線が変わっているかも。自分自身の曲の歌録りは実は1年半ぶりで緊張していたけど、アルファバースのカンフー達人の私を呼び起こすつもりで、闘志を燃やした。普段より力強さを込めた曲だったので。大丈夫、いろんな私がついている。わたしの全部で、手を組んで、取り組めばいいんだ。
良い歌が録れました。
photo by Mayo Kobayashi
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