「見えないものへの感謝」(森内拓人 長距離)
こんにちは。長距離4年の森内拓人です。
引退ブログを自分が書く立場になったということでしみじみと感じております。
このブログでは全体に対して思うこと(伝えたいこと)を書いていこうと思います。中身が詰まってない気がしますが、読んでもらえると幸いです。
自分の競技に関する話は長距離ブログの方で書くので、もし興味があればそちらをご覧ください。
競走部にいる中で1番印象に残る出来事。
それは今年の4月の六大学の日のことです。日吉開催の試合ということで、試合に出ないメンバーは朝6時からポイント練習をやることになりました。眠い目を擦りながらアップをしに競技場に向かうと、すでに竹内が作業していました。
それを見た時「キモッ」という心の声が危うく出るところでした。こんな朝早くから作業をして何が楽しいのか分かりませんでした。
しかし、よくよく考えてみると、彼があの早朝に作業しなければ円滑な競技運営はできなかったはずです。そして、彼のその努力というものは早朝に競技場にいなかった人にはわかりません。
多くの人には認知されてないかもしれないけど、彼の行いは我々を支えてくれる素晴らしいものだと思います。
(ポイント後に水とスポドリをアホみたいに運ばされて腰が痛くなったことは今でも許していませんが)
このように、我々の活動というものは多くの見えないものに支えられています。
例えば日吉の警備員の方は毎朝5時半に競技場のトイレの鍵を開錠してくれます。競技場改修期間には工事関係者の方は日曜の昼間にも働いてくれていました。
あくまで、これは一例にすぎません。自分では知らない見えないところで多くの人の支えがあり我々の活動は成り立っています。そういったものへの感謝を忘れずに日々の練習に励むことが大切だと思います。
と同時に我々は逆の立場になることもできます。
先ほど例に出した六大学で来賓の方々が何不自由なく水を飲めたのは、自分が腰を犠牲に水の箱を運んだからです。誰の目にも留まらず、数値的に価値が計れるものではないかもしれないけど、誰かのためになることは必ずあります。とくに、サポートの方々はそういうことばかりでしょう。(色々とありがとうございました。)
そして、そうした行動に1番価値を付けることができるのは自分自身です。だからこそ、そうした行動をしている自分自身に対して誇りを持つことも大切だと思います。
もし自分の行動によって競走部の誰かを支えられていたとしたら、大変光栄です。
来年以降はOBとして目に見えない支援だけでなく、目に見える栄一という形で支えていけるように精進していこうと思います。