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4年生引退ブログ⑦『結果』宮田日向子

平素よりお世話になっております。
4年マネージャーの宮田日向子です。

引退ブログをお願いされてから提出期限ギリギリまで、何を書くか迷いましたが、ソフト部が自分にとってどのような存在だったかを少しだけ書かせていただきます。拙い文章ですが、読んでいただけると嬉しいです。

スポーツは「結果」が全てと言われることがあると思いますが、私はその「結果」にコンプレックスを感じていました。
というのも、中高で所属していたソフトボール部、ラクロス部はどちらもお世辞にも強いと言えるようなチームではなかったからです。中高6年間合わせて、公式戦で勝った記憶がほとんどありません、笑
ですから無意識のうちに傷つかないように「結果」を求めすぎることを避けていました。この部活に入部した時も、正直チームの「結果」は全く気にしていませんでした。今思うと勝てなくても、弱くても、入部したことを後悔しないように予防線を張っていたのかもしれません。

でも、入部当初の私の無意識な抵抗とは裏腹に、部員のみんなは「結果」を求めていました。そして部活に対するみんなの姿勢を見て、私の「結果」コンプレックスは徐々に剥がれていくことになります。

マネージャーの私にビデオを撮ってくれと頼んだり、自らラントレに参加したり、自主練に足を運んだり、「結果」を求めるみんなの姿がだんだん眩しく見えてきて、私もそうなりたいと思うようになりました。本当はそんなキラキラしたものではなかったと思うけど、頑張ることを避けてきた自分にとってはかっこよく見えました。

聞いていたよりも練習日は多いし、毎朝4:30に起きなきゃいけないし、そのせいで一日中眠いし、正直部活に入っていなかったら他にできることがあったんじゃないかなと思う瞬間もありました。部活に入らない世界線を想像したこともありました。でも結果を求める一員になりたくて、多分その一心で、練習に行けていたのだと思います。そう思えるようになったのは間違いなく、部員のおかげです。

自分たちの代で二部降格が決まったときは後悔が山ほど出てきて、これまでのソフト部を作ってくださった先輩方にもこれからのソフト部を担う後輩にも、同期にも、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ただ少しだけ「結果」を求める一員になれたような気もしました。

自分が叶えられなかった理想像を体現してくれた部員への感謝の気持ちで引退ブログを締めさせていただきます。本来であればマネージャーとして、選手にしてあげられたことを書くべきだったと思いますが、部員から与えられたものがとても大きく書かざるを得ませんでした。ありがとうございました。

『結果』

4年 宮田日向子

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