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20240314_主権国家成立までの歴史を学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想32
はじめに
こんにちは、Keiです。
今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。
参考書
この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。
内容と感想
前回の記事では"主権がない国家体制"までの部分を読んで感じた事を書きました。
今回の記事では"主権国家の成立"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。
内容
中世欧州では、国王より諸侯の方が強いことも珍しくなかったが、アンジュー伯アンリがフランスの大諸侯でありながらイギリス玉座まで手に入れたことで時代が動き出した。
アンリ自身はイギリスを治め、大陸領を子ども達に任せたためフランスとイギリスに両属の諸侯が誕生した。大陸領を巡りフランスとイギリスの間で戦争が繰り広げられるようになった。
欧州各地で帰属を巡る戦争が起こり、長引く戦乱の中で封建諸侯は軒並み衰え、相対的に中央集権化を押し進めることになった。
国王は教皇の力にも対抗するため、身分制議会を創設し新興市民階級に政治的発言権を与えることで味方を増やした。活版印刷術の実用化に伴い宗教改革運動も起こり、教皇の求心力は衰えていった。聖職諸侯も国王側に寝返っていったため、ついに主権国家が成立した。
感想
封建制が抱えた問題点、主権国家が生まれた過程を知ることができ、良い勉強になりました。戦乱が長引いた結果、"諸侯の力が衰えていったこと"、宗教改革による"教会の権力の低下"など様々な点が重なった結果、王の権力が強くなっていったという点は学びになりました。絶対主義の国が生まれるまでにも様々な過程があったという点は覚えておけると良いと思いました。
"力のある諸侯が他国の王にもなる"という出来事は現代では考えられず、新鮮な気もちになれました。両属が珍しくない当時においても、その後の歴史を動かすほどの大きな出来事であったことは覚えておけると良いと思います。歴史を学び当時の社会体制などを知ることで、当時の人の考え方や価値観も理解しやすくなると思います。今後も様々な時代の人の考え方や価値観を知り、自分の人生にも役立てていきたいと思いました。
教皇の権力に対抗するために"身分制議会を創設した"という点は初めて知り、勉強になりました。市民のために思えることも、実は王自身のために行っていたということが分かると思います。表面的な目的だけでなく、裏の目的まで考えることで、宣伝文句にも騙されにくくなると思います。裏の目的まで考えて判断することは重要だと思いました。
最後に
歴史を学ぶことで、様々な時代の人の考え方や価値観を知ることができると思います。多くの考えに触れ、自分の人生にも役立てていけると良いと思いました。
歴史を通してより多くの考え方や価値観に触れ、自分の人生をより良くしていきましょう!
どなたかの参考になれば幸いです。
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