【途中入部者自己紹介ブログリレー】文学部2年 中村伊希
最近床屋で、先駆者菊岡君発祥の弊部流行りの長い襟足付き、ヤンキー風ウルフにされたサウスポー田辺君から引き継いだ中村伊希(ヨシキ)です。八北で身につけた髪型、彼のギャグセンスとフィールディングの良さは誰にも真似出来ないものがあります。
齢二十二、二年生として、今年度入部の一年生が2006年生まれもいるということで日々恐々としているところです。懐と器の広い人間になれるようにこの部活でも磨きをかけていければと思います。
小学校の頃は専ら合唱をしており、コーチが怖すぎてグラウンドに行けなかったため遊びで野球とサッカーをしていました(今でもオールバックをしているのは合唱の名残でこれが最も正しい髪型であると信じているからです笑)。
趣味は料理、時々絵画、クラシック鑑賞、読書、掃除、芸人ラジオ、バラエティ鑑賞です。中川家とサンドウィッチマンのラジオ、FMいずみのラジオやらせろ、お笑い向上委員会と中川家とコントは毎週欠かせないものです。基本的に品がない趣味が多いので大っぴらにしたことがないのですが、それなりに趣味の守備範囲は広いと思います。中川家のネタでは特に礼二が役をやる明石家さんまの元マネ、河野マネージャーのネタやとにかく明るい安村がずっと滑る(YouTubeの中川家チャンネルでぜひ)しつこいお笑いが好みです。
一人暮らし5年目に突入し、最近より広く、ガスコンロ付きの部屋に引っ越すことができ、日々料理を楽しんでいます。特に玉ねぎ、にんじん、セロリとニンニクだけでできる「ソフリット」を乱用してより美味しい食事を、時間をかけずに作れるようにすることに取り組んでいます。大概仏語の予習をメディアでして帰ると23:00近くに帰ることになるので、オフを料理日にして作り置きできるようにしています。
アルバイトはイタリアンでギャルソンをしていて、オールバックでアイロンをかけたワイシャツで、お客と顔を合わせてテーブルを作る楽しさを日々感じています。
さて、そろそろ野球の話も。
野球を始めたのは高松の中学校で、文武共に厳しい英語教師のもとで野球をやれたことで今も野球を続けている一因です。
高校は東京に戻って青学に行きました。単純に人数が少ない環境で沢山練習したかったというのがきっかけでしたが、現在青学大の監督をしている安藤さんの強烈な選手への愛情に耐えられず途中で退部しました。大きな挫折でした。尖っている高校生の自分に前十字靭帯断裂が襲ったことでGWから試合に出ていた一年坊主の天狗の鼻が折れた瞬間でした。今思っても幼稚だったと反省するばかりです。野球以上に人間性を高められ、文武両道を求めることのできる競技はこの世の中に存在しないでしょう。グラウンドでは人間性が出るどころか、その姿はきっと教室でも道でも見られていますから日々身の引き締まる思いです。
両親が塾員であること、また親父が小さい頃から毎年慶早戦に連れていくので自然と三色旗への憧れがあったこと、当時通っていた青山学院大学への不信感と人生への危機感から慶應義塾を受験するに至りました。受験年度の11月に受験を決め、(内進、推薦の皆さんはよくご存知と思いますが)0から世界史を勉強したことで心身を病んだので一年生前期は廃人のような暗黒時代でした。
しかし伊佐山君が仏語と般教で同じクラスであったために軟式の話を時々してくれるようになり、一度体験に来なさいという毎週水曜日の熱烈なラブコールを受けたのが入部動機です。
体験に行ってもなお自分の年齢で部活を始めること、6年もきちんと野球をやっていないことでかなり躊躇していた中、両親が義塾のユニフォームを着なさいと背中を押したことも非常に大きな入部理由です。非常に厳しかった故に壮絶な思春期バトルを繰り広げて来ており、腐りかけるごとに厳しく、全力でぶつかってくれた両親への信頼は揺らぐものではなく、この人たちが言うならできるだろうと思ったことで完全に心が固まりました(このように年齢を気にしていますが、皆様美味しいイジリこれからもお願いしたく存じます)。
雨で流れに流れ、SFCの犬系雨男こと後藤君と明治に雨男と雨女しかいないせいで慶明戦は未だ一度も開催されないなど、リーグ戦がまだ終わらない現状ですが、そもそも入ったのはこのチームで全国制覇をしたいと思ったからです。「加古さんを胴上げする」という目標を個人的にずっと掲げて日々取り組んでおり、そのためにはこれからも鉄壁の守備と毎シーズン打率.400と出塁率.400越えを目指して準備する必要があります。易々とスタメンを譲る気もありませんし、一イニングも欠けて試合を進めさせる気持ちはありません。
他の五大学の皆さん、これからの三年間義塾の時代になりますので悪しからず。
お次は近頃お下げが流行りで、先日ベンチ入り初勝利を果たした宮田杏梨君です。多忙極まりないマネージャーの仕事を捌けるようになった成長はさることながら、ヴィオラ奏者でありながら、英語も自在に操ることのできる多才な彼女に今シーズンはご注目!