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初めまして、東叶夢でごわす

前回、背番号8番・中井心美さんから紹介いただきました、背番号9番・東叶夢です。1年生は11人と言うことでサッカーになぞらえて背番号をつけてみました。

紹介順に1,2,3,,,とつけただけですが意外としっくりくるもので、中井さんの8番は走り回ってチームのバランスをとる選手が大体着用するものです。彼女は練習の準備はもちろん、練習日誌でアドバイスをくれたりと僕らが練習しやすいよう走り回ってくれています。そんな彼女にピッタリですよね。

ちなみに僕の9番は点数をたくさん取るエースストライカーが着用するものです。チームの箱根出場を決定づける、そんな9番に似合うエースになれるよう4年間頑張ります!

今回は初めてのブログということで自己紹介をしつつ自分が慶應に入るまでの軌跡をお話しさせて頂きたいと思います。優柔不断を体現した様な人間ですのでこのブログを投稿する決心がなかなかつかず、何度も何度も書き直しました。時間はだいぶかかってしまいましたが納得いくものがやっと出来上がったのでぜひ最後までご覧ください!

改めまして、簡単な自己紹介をします

名前 : 東叶夢(ひがしかなむ)

学部     :     環境情報学部

出身 : 鹿児島県出水市

高校 : 出水中央高校

兄弟 : 弟(9歳下)

さて冒頭の方で察した方も多いと思いますが、僕はサッカーが大好きです。4歳の頃から中学卒業までクラブチームで一生懸命頑張っていました。今でも鹿児島ユナイテッドの試合は欠かさず見るし、暇が出来ればすぐさま小倉くんとサッカーのテレビゲームをします。

サッカーをしているとスタミナがつくもので、中学生の時借り出し選手として駅伝大会に出場しました。それが陸上との出会いです。そこそこのタイムで走れた僕は地元の出水中央高校から声をかけて頂きます、最初は断りました。ですがそれから時が経って、大きな大会で力走する友人を見てかっこいいなと思い、急に気が変わりました。急な進路変更でたくさんの人に迷惑をかけましたがなんとか出願日にギリギリ間に合い僕の陸上物語は始まります。


入学してからはとにかくがむしゃらに走りました。1年目は試合に出るたびに自己ベストを更新し、卒業までの目標であった14分台をすんなり達成してしまいます。無名から一気に県トップクラスに成り上がった僕は調子に乗りました。しかしそれからは何もかもが上手くいかず2年目を丸々潰します。そして覚悟を決めて臨んだ3年目、目標は3000m障害でインターハイ出場でした。県大会を通過し、ブロック大会決勝。結果はラスト2周で転倒しインターハイを逃しました。希望していた大学への推薦入学も叶わず、心身ともにボロボロの落ちぶれた僕に手を差し延べてくれたのは思いもよらない慶應義塾大学でした。高校の監督が保科監督の先輩だったこともあり紹介していただいたのだと思いますが、まだ僕を必要としてくれている人がいるという事実がとても嬉しかったです。それまで頭の片隅にも慶應という選択肢はありませんでしたが、その話を頂いてからは他の事は考えらなくなりました。陸の王者の一員になりたい、憧れの田島先輩と一緒に強くなりたい。その思いは日に日に強くなっていきました。

とは言っても慶應にスポーツ推薦はありません。僕は高校の間陸上しかやって来なかったので落ちたら崖っぷちの状況でしたし、何より絶対無理だと色んな人に言われました。ですが何もかも中途半端だった自分を変えたくて、無謀だと分かっていながらも受験を決意しました。

また、駅伝部の主将だったこともあり3年間目指してきた冬の全国高校駅伝への初出場と言う夢も諦めきれず、受験勉強をしながら部活も続けることにしました。どちらか手を抜くとどちらもダメになってしまう気がしたので片方に絞ることはしませんでした。血反吐を吐く思いと言う言葉がありますが実際に血を吐いてしまうほど追い込まれていました。そんな日が何ヶ月も続きました。

そうして先に訪れたのは全国高校駅伝がかかった県駅伝。僕はなんとか出走を掴み取りアンカーを任せてもらいました。チームのみんなは必死に応援し、必死に走り、僕がスタートする頃には2分もの大差をつけてくれました。あとは逃げるだけの僕、良いキャプテンとは決して言えない僕でしたがみんなに花を持たせてもらいゴールテープを切らせてもらいました。最高の瞬間でした。

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しかしそんな喜びも束の間、次は慶應の試験です。たくさんの人に支えられ最後まで気を抜かず頑張り切ることができました。結果は合格。嬉しくて泣きまくりました。嬉しいと同時に、まだ陸上を続けられると安堵もしました。これにて第一章は終了。最後の大仕事であった全国高校駅伝はチーム14位、僕は6区区間37位と大ブレーキで終わってしまったのでそのリベンジは必ず箱根で晴らします。


さて慶應に入学し第二章がスタートしました。入学直後に出場させていただいた六大学対抗戦ではボコボコにやられて自分はまだまだだと言うことを思い知らされました。(その節は応援ありがとうございました)

箱根駅伝に出場することはただの僕の夢ではありません

いついかなる時も支えてくれている家族

数えきれないほどお世話になった高校の玉目先生

僕の人生を変えてくれた中学の小田原先生

僕に陸上を続ける道をくれた保科監督

ずっと応援してくれている地元高尾野町の人たち

ここには全然書ききれませんが、関わってくれた全ての人に対する恩返しに値し、共通の夢でもあります。まだ何も成し遂げていませんが4年間自分の全てをぶつけて掴み取ります!


段々と硬い文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回は安田くんです。彼は頭のネジが何本か外れていますが、陸上に対する情熱は誰よりも強く、やる時はやる漢です。ぜひお楽しみに^ω^





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慶應義塾大学 競走部長距離ブロック 〜選手たちの軌跡〜
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