何が正解か?
初めまして、4月24日に入部したフレッシュな一年生、織田芳緑です!
普段は大口開けて爆笑しているのがデフォルトな私ですが、実は人生の大半をスポーツに費やしてきました。
幼稚園の頃は親に嫌々行かされ週3の水泳、小学校では大人しめにバドミントン、中学校では少しやる気を出しバスケットボールを始め、球技の楽しさを知り段々とのめり込んでゆきました。初心者だったので最初はポンコツでしたが、練習をすればするほど結果がついてくるスポーツが楽しくてたまりませんでした。
しかし、ある時大きな転換期がやってくるのです。
中学3年生の6月頃、急に塾の帰りの車の中で母と父が神妙な顔つきでこちらを見てきました。
「お父さん、ニューヨークに転勤になった」
「.....え?」
呆気に取られた私の目からは大粒の涙が。お父さんと離れ離れになっちゃうの?と心配した私でしたが、まさかの私も連れて行かれる流れでした!笑
中学校を卒業しすぐにアメリカに飛び立った私は英語もままならず不安だらけのハイスクールライフを送ろうとしていました。幸い慶應ニューヨーク校に入学し、友達も人並みに作った私ですが、「部活どうしよう?」と言う悩みがしばらく頭を支配していました。
アメリカは部活がシーズン制なので春、秋、冬と三つのスポーツができるのです。スポーツをしていなかったら何故か勉強にも集中できなくなる不思議な体質の私は迷いなくバレーボール部とバスケットボール部への入部を決め、チームメイトにも恵まれ、高校3年間をスポーツに捧げたのでした!
実はキャプテンも務め、準決勝まで行ったとか!?(5校しか高校なかったけど、、)
しかし3年目の春、新型コロナウイルスが流行し、学校を中断せざるを得なくなってしまいました。
最後の約3ヶ月間を学友たちと過ごせなかった悔しさ、スポーツをやり切ることができなかった悔しさは計り知れずもやもやとした気持ちを抱えたまま大学生になりました。
スポーツを続けたいなとは思いつつ、今までやってきたスポーツを続けるか、新しい何かにチャレンジするか、すごく悩んで甘いものに現実逃避してしまう日もありました。
しかしスポーツをするなら、中途半端にはやりたくない!何かに一途に取り組んで4年間これをやり遂げた!と言えるものが欲しい!という考えが根底にありました。
何を選んだとしてもその選択を正解にできるように自分が努力して、汗や涙を流すその時間こそが宝物であり結果はついてくるものである、そして不正解などないんだ!と頭では思いつつも、毎日毎日頭を悩ませていました。
そんな時、ハンドボールのオンライン説明会があったのです!zoomで開かれたそれには、見慣れた顔の先輩方が揃っていて、それだけですごくアットホームな気持ちになりました。
そしてそこには私の話を親身になって聞いてくださる優しい一面と、くだらない話にも付き合ってくださり、面白おかしく反応してくださる素敵な先輩方の姿がありました。
ハンドボールという競技は体育でしかやったことがなく、自分にできるのか?と言う不安はついて回りましたが、体験会や先輩方とお話をする時間だけで入部を決めるには十分な魅力を感じました。
入部してから今日まで、時間はすごい速さで過ぎていて、毎日毎日学ぶことだらけでいっぱいいっぱいですが新しいことを始めるってこんなにもワクワクするんだな、スポーツをするって楽しいなと日々感じています。今の私はハンドボールを選んだ自分を誇っています。そしてこの選択を、正解に導いて行く準備はできています!
まだまだ先輩方の背中は遠くて遠くて手が届きそうもないですが、ノンストップで走り続け、いつか憧れの先輩方を追い越せるくらい成長します。
きっとこれから辛いことや挫折も経験すると思いますが、それらを乗り越えた時の自分は誰よりも強いということを証明して見せます!
以上、スイカが大好きな織田芳緑でした!