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牛ゼミの伝説「アブウド採らず」のイベントを開催しました。 (前編)

ユニタメ4年のりょうたろうです。

猛暑続きで大変な思いもした方も多いであろうこの夏。
僕たちは、本拠地・東京からはるばる離れたある村でのイベント実施に向け、日々あくせくしていました。

その舞台は富山県南砺市利賀村。
人口500人の小さな村で、ユニタメは「アブウド採らず」と呼ばれる競技のイベントを開催しました。今回はその報告の前編をお届けします。

アブウド採らずってなんだ?

アブウド採らずは、ユニタメ(当時の名称は「Unispo」)の先輩方がトガプロと共同で考案した、利賀村を題材にしたゆるスポーツです。
2019年に開催された「ゆるスポーツアワード」では、激戦を勝ち抜き見事優勝を獲得。まさに牛ゼミの「伝説」です。


大きな特徴が、誰もが参加でき、楽しめる競技であること。
上述の通り、アブウド採らずは「ゆるスポーツ」という競技に該当しますが、年齢・性別・障害の有無に関わらず誰もが楽しめることは、ゆるスポーツにおいて最も大事な条件です。

これは個人の主観なのですが、この「アブウド採らず」は‟競技“というより‟共技”という言葉で表す方がふさわしいのではないかと思います。

競い合って高める技というより、共に楽しみながらできる技、『アブウド採らず』はそんなスポ―ツです。

Unispoが『ご当地ゆるスポ―ツアワード2019』に出場しました!|ユニタメ|note 


もう一つの特徴が、利賀村のエッセンスをふんだんに詰め込んでいるということ。具体的には

  • 利賀村の春祭りの音頭に合わせて動く

  • 利賀村名物である「アブ」から逃げるように、外野から投げ入れられる玉から逃れる

  • 山菜取りのように、相手チームのウドを奪う

などなど。

うん、わからんと思った方。正解です。この競技はカオスを楽しむスポーツであります。そこが面白いところなのです。これくらいの説明でわかられては困ります。(でもやる側は意外と簡単だったりします)

とにかく、「利賀村らしさ」全開の競技です。
詳細が気になった方は以下のサイトから説明をご覧になってみてください。


「アブウド採らず、復活させない?」

実は、コロナの影響により過去2年間はアブウド採らずを全く活用できていませんでした。
理由は簡単で、アブウド採らずをやれば非常に「密」が生まれやすいからです。カオスの競技なので仕方がありませんが、そんなスポーツは小池都知事が許してくれません。

しかし、アブウド採らずは可能性に満ちた競技です。
誰もが楽しめ、利賀村の魅力を参加者・観客に身体的な体験を通して伝えることができます。これをやらないのは、利賀村・ユニタメ両者の観点から見て宝の持ち腐れでしかありません。コロナ問題も、マスク着用、消毒徹底さえすれば解決できます。

さらにいえば、利賀村の方と、利賀村でアブウド採らずをやったのはこれまで一度だけ。利賀村の魅力が詰まったこの競技を、もっと村の方にも広めていきたいという考えもありました。

そうした想いを募らせた僕たちは、小池さんのいる東京都庁、、、ではなく、一緒にアブウド採らずを考案したトガプロのもとへ相談に向かいました。

「アブウド採らずのイベント、利賀村でできんかな?」

利賀村の人に確認するわーという返事をもらってから数日後、なんと「OK」が出ました。うおぅ!
さらに、多くの方のお計らいとご協力もあり、利賀村の一大イベント「SCOTサマー・シーズン(以下、サマフェス)」の会場にてイベントをやらせていただけることになりました。うおぅ!おぅ!やるしかないゼ!

ちなみに、サマフェスは世界的に有名な劇団「SCOT」による野外公演を核としたイベントです。今年で40回目の開催を迎えられたそうで、大変おめでたいですね。

イベント実施には、ユニタメならではの目標もありました。

それは「繋がりを生み出す」こと。我々が掲げる活動理念です。
参加者が自然と利賀村の魅力に触れ(=利賀村と繋がる)、また世代や性別を越えてさまざまな人と感情を共有できる(=人と繋がる)機会にしたい。そのような想いも胸に、イベントの準備に取り掛かりました。


イベント実施までの道のり

やれる!という状態になったはいいものの、準備は本当の「ゼロ」からのスタートでした。
イベント自体が初開催であったうえ、そもそもメンバーの誰1人としてアブウド採らずをプレーをしたこともないのです。上手い例えが見つかりませんが、相当ヤバい状況です。

どうしたものか、、、

メンバーで考えた末、とにかく当事者に話を聞かねばとインタビューに取り掛かりました。
はじめにお話を聞いたのが、考案者である19期の先輩、しおりさん&ともやさん。当時の裏話やアブウド採らずに込められた想い、ルールの詳しい説明などをしていただきました。
また、利賀村商工会の斉藤さんにもお話を伺い、利賀村やサマフェスに関する様子や課題などを詳しく知ることができました。

これで、ルールの理解や周辺知識の入手は完了です。

ただ「習うより慣れろ」ということで、その後、三田キャンパスで「アブウド採らず体験会」も実施しました。先輩や先生を交えて競技を行いながら、ルールや審判の動きなどに関して確認を進めます。

ちなみに、先生はダイナミックな動きでゼミ員たちを魅了。先生のお若さと負けず嫌い精神を垣間見ることができました😊(反則スレスレだったのはここだけの話)

自称「プロアブウド採らザー」の、めぐるめ出身の先輩もご参加くださいました。


また、これらと同時並行で、利賀村関係者との調整も進めました。
できる限り「利賀村らしさ」を演出したい!ということで、当日使用する衣装(法被)や山菜取りのカゴ、太鼓、提灯などは、実際に村で使用しているものをお借りすることにしました。快くお貸しくださった利賀村のみなさま、本当にありがとうございました。

他にも、イベントの詳細を詰めたり、利賀村で配布する用のビラを作ったりと着々と準備を行なっていきました。これでなんとかイベントは開催できそうです。しかし、どれだけ参加者が集まるのか、、、

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長くなってしまったので、今回はここまでにします。
(ブログを書くと毎回長文になってしまうのですが、どうしてですか?どなたか解消法を教えてください)

後編ではイベント当日のレポートをお届け!

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