Unispoが『ご当地ゆるスポ―ツアワード2019』に出場しました!
こんにちは!19期のみづきです!
2019年も残すところあと1日となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、ここでUnispoからビッグなご報告がございます!
この度、「Unispo」と「トガプロ」という牛島ゼミの2つのプロジェクトが協力し、12月22日開催の『ご当地ゆるスポ―ツアワード2019』に出場しました。
はたしてその結果は、、、、、?
なんと優勝!!!
Unispoの考案した『アブウド採らず』が正式にゆるスポ―ツとして認定されました!
公式サイトから引用したゆるスポーツの概要は、以下の通りです。
全国津々浦々、地域らしさを表現したゆるスポーツを募集します。「最も楽しく、地域に貢献する」ゆるスポーツとして選ばれた方には、最優秀賞として賞金30万円が贈呈され、考案したスポーツがゆるスポーツの正式競技として採用されます。観客もプレイヤーも楽しい、そして地域や社会の課題解決につながるアイデアをお待ちしております。ゆるスポ―ツとは、全国ゆるスポ―ツ協会が「最も楽しく、地域に貢献する」アイデアを募集しています。
私達は、富山県の限界集落”利賀村(とがむら)”で行われる春祭りの祭囃子に合わせ、しっぽ取りと玉入れを組み合わせた『アブウド採らず』というゆるスポーツを考案しました。
ルールを簡単に説明しますと、まず6人1チームで2チームに分かれ、さらにチーム内でも正方形のコートで外野3人と法被を着た内野3人に分かれます。
ゲーム開始の合図で、祭囃子に合わせてステップを踏みながら、内野はしっぽ取りの要領で、相手の山菜(ウド)に見立てたバンダナを取り合います。
その間、外野は玉入れの要領で、相手の内野の背負ったカゴめがけてオロロ(アブ)に見立てたボールを投げます。
内野は、カゴについている2つのバンダナが全て取られるか、相手の外野の投げたボールがカゴに3つたまると、退場しなければなりません。
最後まで内野に多く人が残ったチームが勝利となります。
中での戦いだけではなく、外にも気を付けなければいけないので、常に周囲に気を張り巡らすことが勝利へのコツです。
そして、この競技でもう一つ忘れてはいけない大事なポイントが、祭囃子の中での「そーれ!」の掛け声です。
聞いて頂くとわかるのですが、定期的に「そーれ!」という掛け声をするタイミングがくるので、その時には両手を挙げて叫んでください。
この時だけは、内野の敵味方に関わらない一体感とお祭りに参加している気分が味わえ、一種のカオスでゆる~い空間が生み出されます。
このたくさんの魅力がぎゅっとつまった『アブウド採らず』、誰でも気軽にできますし、私達がどこへでも飛んで行って説明いたしますので、ぜひ一度体験してみてください!
何事にも全力で挑戦する牛島ゼミのいいところが、今回の優勝で実際に成果として表れ、とても嬉しいです。
制作までの裏側を少しお伝えすると、約2か月前から他のプロジェクトも巻き込みながら、ゆるスポに特化した開発チームを組み、会議に会議を重ねて作りました。
最初は祭囃子もなく、全員で手をつなぐなど全然違った競技から試行錯誤を重ね、現在の形になりました。
あるゼミ員は、このスポーツの試作中にタイトスカートを破いてしまうほどの熱中ぶり。(笑)
賞金も頂いたので、彼女に新しいスカートをプレゼントしてあげたいと思います。
noteで谷口さんも紹介してくださったように、敵味方に関わらず、”そーれ!”の掛け声で一体となり楽しめるスポーツを作ることができました。
これは個人の主観なのですが、この「アブウド採らず」は‟競技“というより‟共技”という言葉で表す方がふさわしいのではないかと思います。
競い合って高める技というより、共に楽しみながらできる技、『アブウド採らず』はそんなスポ―ツです。
寒い都会の街が、朗らかな利賀村の祭囃子に合わせたこのスポーツによって春の陽気に包まれることでしょう。
この記事を最後まで読んでくれた皆さまも、誰でも楽しめるこのスポーツを通じて、伝統文化やスポーツの良さを改めて感じていただければ幸いです。
これからもさらなる改良を重ね、『アブウド採らず』とともにUnispoも成長してまいりたいと思います。
今年1年間‟Unispo”に関わってくださった多くの皆様、本当にありがとうございました。
来年もUnispoはワークショップなど様々な企画を考えておりますので、これからもよろしくお願い致します!